デスゲーム 第2章

どこだ?こんな場所、俺は知らないぞ。

「クッソ!どこだよここ!?」

「いったい何なんだ!」

「なんでこんな目に・・・」

周りからはたくさんの困の聲が聞こえてくる。どうやらもれなく全員パニックらしい。俺も例外じゃない。

そこら中から聞こえるな。・・・そこら中から?

おいおい、一何人いるんだよ?俺たちのクラスは40人なのにそれ以上の人數の聲が聞こえてくる。

周りを見渡して驚愕した。

「なんで他の學校のやつらもここにいるんだよ!?」

しかもよく見たら同じ學年のやつばかりじゃないか。それに、各學校40人ぴったりだ。

にしても、同じ學年だけってのは不自然だよな。

「なぁ、どうなってんだと思う?」

「なんで俺に聞くんだよ?」

「いや、なんか妙に落ち著いてるから何となく」

「何だそりゃ。まぁ、推測でいいなら話してやるよ」

「頼む」

俺は推測したことを話した。

まず、近所の學校から同じ學年のやつらが40人ずつ選ばれている。これはおそらくその學校、その學年の代表みたいな扱いだろう。

次に、俺たち2年だけなのは他の學年も違う空間に同じように集められているから。

ついでに、話しながら気付いた靴を履いていることも、何かをさせられるからと推測した。

「「おぉ~~!すげぇ」」

どうやら他の學校も含めた克己以外の連中も俺の推測を聞いていたらしい。

それぞれが似たような反応を見せている。

こういうの、A校のやつらのが得意そうなのにな。

その時、

『はぁ~い、素晴らしい推測をありがとう』

測ったようなタイミングで聲が聞こえた。誰だ?聞くか。

「お前は誰だ?俺たちはどうすれば帰れる?」

これは俺ではない。いち早く理解したA校の委員長的な雰囲気を纏ったやつの質問だ。

『おぉ~、話が早くて助かるね~。ボクはJとでも名乗っておこうかな!何をするかだけどね、それの説明の前に君の推理の答え合わせをしようか』

”君”とは十中八九、俺のことだろう。

それから答え合わせ兼現狀の説明、そしてここに集められ何をするかも説明された。

結論から言うと俺の推理は大方あっていた。ほぼ正解と言って良いレベルだ。おかげで首謀者じゃないかと疑われた。

が、以外にもJが誤解を解いてくれた。

そして、俺たちがさせられることだが、デスゲームだそうだ。ルールは大きく2つ。

1つ目、ゲームをクリアするごとに現実世界に帰る。そして次のゲーム開始の時は今回のように突然ここに集められるらしい。

2つ目、この空間で死ねば現実でも死ぬ。

ついでに報酬があるそうだ。與えられる人はJの獨斷と偏見により毎回決められるらしい。

『さぁ!!説明が終わったところで、さっそく第1ゲームを始めるよ!準備はいいかい?第1ゲームは殺人ゲーム!名前の通り、殺人を行って貰います。自殺はダメ、クリア條件は殺す人が1人、殺される人が1人。越えたらアウト!制限時間はなし!じゃ、頑張ってね~。ゲームスタート!!』

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