《デスゲーム》第2ゲーム
あれから存分に膝枕を楽しんだ俺は、進高の連中にさまざまな目を向けられながら進高を後にした。
今は自分の學校に戻ってきている。
教室にると全員の視線がこっちに集まった。
怖い、怖いから。
「な、何だよ?」
「いや、べつに何もない」
「明らかになんか有り気な目でこっち見るなよ。気になるだろ」
しばらく、他ない會話をした。デスゲームが始まる前のような、いつものやり取りだった。
しかしまあ、気が付けばあの空間だ。
全く、やめてくれよ。今回急すぎない?もうちょっとここに來るまで目の前真っ白になるとか、そういうのあったじゃん?今回なかったじゃん。統一しろよ。
『皆さん、こんにちは。私は今回のゲームマスター、Gです。皆さんに今回行っていただくゲームは、自殺ゲーム。ルールは簡単。1人、自殺して下さい。先ほどの殺人ゲームでナイフが配られたでしょう?それを使えば楽に死ねますよ。ただし、殺人をした場合、殺人をした者も死にますのでご注意を。では、スタート』
今回のゲームは楽だな。ゲーム自は、だけどな。
このゲームも、俺がやらないとな。さっきの報酬を選んだ意味がない。
「きゃあ!」
「お前、噓だろ!?おい!」
は?誰か知らないけど何やってくれてんの?バカなの?
いや、今から同じことやろうとしてた俺が言えることじゃないけどさ。
「こんなのが、何度も、続く、なら、早く、死んだ方が、マシだ。ぼくは、苦しみたく、な、い」
完全な沈黙が訪れた。死んだのは確実だ。
見る立場ってこんなじなのかよ。
それにあいつの最後の言葉。あれは魔だ。狙ってやったんなら、とんだ殺人鬼だぞ。
「おい!今お前、何しようとした!?」
「何って、決まってるだろ?自殺だよ」
ほら、こうなる。やめろ、やめてくれ。
俺がもっと早くやってりゃ、こんなことにはならなかったのに。
こうならないために、俺がやろうとしてたのに。
『そこまでです。正式に死んでいることが確認できましたので、ゲーム終了となります。お疲れ様でした」
みんなは元の世界に返された。
また、俺だけ殘された。
「大丈夫、次で使うから。今回は、想定外の事が起こって、間に合わなかっただけだ」
何か言われる前にそれだけ伝えた。
そうだ、大丈夫。次で使えばいい。次だ。
今度は暗転して、元の世界に戻された。
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