《學生騎士と語《パンドラボックス》》第24話 怨み
「目が覚めたな月野」
蛍を見て赤月は立ち上がり頭をでる。
「全く、奧義を避けられたぐらいで揺するとはな。まあ無理もない」
「はい、あの試合は自分でもけない試合でした」
「まあいいさ、なんせ相手が月影だからな。どうせ汚い手でも使っただろう」
「使ってねえよ!!」
本當は使った。周りが遅くなる反則的な事をしたよ。
そんな事を思いつつ亜紀斗は否定する。
「てか話を戻しますよ」
「ああ」
「月野、正直に答えろよ」
「良いですよ。貴方が勝ったのですからある程度の事は答えます」
「じゃあ聞くぞ?お前は何でこの學園に學した?姉を背中を追って來たのか?それとも偶然か?」
「そうですね、その前に何故私の姉の事を知ってるんですか?」
蛍は質問を答える前に亜紀斗にそう尋ねる。
やっぱり聞いてくるか。
「それは…」
「私が教えた」
赤月は亜紀斗が告げる前に言う。それを聞くなり蛍はため息をつく。
「やはりそうでしたか」
「すまんな」
「良いですよ。それに月影さんなら知られても何故か大丈夫そうな気がするので」
気がするのかよ。
「では質問に答えます。私は姉の背中を追ってこの學園に來ました」
「追って來た理由は?」
「姉、いや月野燐を超えるためにこの學園に學しました」
姉を超える?超える為にこの學園にわざわざ學したのか?
「家で姉とは組手とかしないのか?」
その質問をすると蛍は急に口を閉ざし、さっきまでの明るい表から一気に暗い顔をする。
「それが出來れば苦労はしません」
あ、そう言えばこいつの姉は確か行方不明だったな。これは悪い事を言ってしまったな。
「すまん、今のは忘れてくれ」
「大丈夫です。気にしないで下さい」
そう言って笑うもし顔が引きつっていた。多分無理をして笑っている。
しかしこいつは何でこんなにも姉にこだわってるんだ?いくら姉が強くても上には上がいる。それこそこの學園の中にもなくともいるかも知れない。それなのにどうして姉なんだ?
「月野、これを聞いて気分を悪くしたなら謝る。お前は何でこんなにも姉にこだわる?」
「……」
それを聞くなり蛍は急に口を閉ざし、窓の方へと近づく。
「そうですね。簡潔に言うと…私が姉を殺したいほど憎いって事ですよ!」
そう言って蛍は自分の腹を亜紀斗に見せる。そこには刺し傷や斬られた跡の傷が數カ所あり、最近出來たような傷では無かった。
「それって姉にやられたのか?」
「ええそうですよ。姉は姿を消す前に父さんや母さんを斬りつけ、そして私の兄みたいな存在だった人を殺してそのまま逃亡しました」
そう言うことか。だからこいつは殺したいほど姉を憎んでいるのか。
「その時の事を聞かせてくれるか?別に嫌なら話さなくても良いが」
「良いですよ。けどその代わり、この話を聞いたら私に協力をして貰いますよ」
「姉を探すのをか?」
「話が早くて助かります」
それを聞くなり亜紀斗はし考え込む。
どうしたもんかな?姉を探す…と言っても月野姉なんか見た事ないし、顔すら分からん。
「月野、お前姉の寫真とか持ってないか?」
「ありますよ、ちょっと待っててください」
そう言って蛍は自分のポケットの中から一枚の寫真を取り出す。
「はい、これです」
「この人か。ん?この人…」
化け物になろうオンライン~暴食吸血姫の食レポ日記~
何でもおいしくいただきましょう! それを信條にしている主人公はVRの世界に突撃する。 その名も化け物になろうオンライン。 文字通りプレイヤーは怪物となり、數多くのデメリットを抱えながらも冒険を楽しむゲーム……のはずが、主人公フィリアはひたすら食い倒れする。 キャラメイクも食事に全振り、何をするにも食事、リアルでもしっかり食べるけどバーチャルではもっと食べる! 時にはNPCもPCも食べる! 食べられないはずの物體も食べてデスペナを受ける! さぁ、食い倒れの始まりだ。
8 189キチかわいい猟奇的少女とダンジョンを攻略する日々
ある日、世界中の各所に突如として謎のダンジョンが出現した。 ダンジョンから次々と湧き出るモンスターを鎮圧するため、政府は犯罪者を刑務所の代わりにダンジョンへ放り込むことを決定する。 そんな非人道的な法律が制定されてから五年。とある事件から殺人の罪を負った平凡な高校生、日比野天地はダンジョンで一人の女の子と出會った。 とびきり頭のイカれた猟奇的かつ殘虐的なキチ少女、凩マユ。 成り行きにより二人でダンジョンを放浪することになった日比野は、徐々に彼女のキチかわいさに心惹かれて戀に落ち、暴走と迷走を繰り広げる。
8 180アサシン
俺の名は加藤真司、表向きはどこにでもいる普通のサラリーマンだが裏の顔は腕利きの殺し屋だった。
8 168加護とスキルでチートな異世界生活
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が學校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!? 目を覚ますと真っ白い世界にいた! そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する! そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる 初めての作品なので誤字脫字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです ※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません 2018/11/8(木)から投稿を始めました。
8 126超迷宮奇譚伝 『このアイテムは裝備できません!』
これは、剣と魔法―――― そして『ダンジョン』のある世界の話 初めてのダンジョン探索の日。予想にもしていなかったアクシデントで、僕――――トーア・サクラはダンジョンの縦穴へ落下してしまう。 そこで手に入れた武器は、人類史上、誰も手に入れた事のない最強の武器。 しかし――――當然ながら―――― そんな武器を僕が裝備する事はできなかった!
8 127手違いダンジョンマスター~虐げられた魔物達の楽園を作りたいと思います~
神がくしゃみで手元が滑り、手違い、と言うか完全なミスによって転移させられ、ダンジョンマスターとなってしまう。 手違いだというのにアフターケア無しの放置プレイ、使命も何もない死と隣り合わせのダンジョン運営の末、導き出された答えとは!? 「DPないなら外からもってこれば良いのでは? あれ? 魔物の楽園? 何言ってるんだお前ら!?」
8 182