《學生騎士と語《パンドラボックス》》第25話 思い出
「どうしたんですか。もしかして知ってますか?」
「あ、いや。見た事がある気がするだけだ。気にしないでくれ」
亜紀斗はそう言って笑って誤魔化す。
それにしても何処かで見た様な気がするな。この人の顔は一度見た事がある。何処で見たかな?
キュウ…ちょっと良いか?
(何じゃ主?學校の時に呼ぶとは珍しい)
々有ってな。呼んでおいて悪いけどこの人を探してくれないか?
(人探しか?)
ああ。右が月野蛍で左が月野燐だ。探すのは左の月野燐って奴だ。頼めるか?
(此奴は我は一度見かけた事があるぞ)
本當か!?早くも報をゲット。
(行方は知らんがそいつに似た奴なら主の持っている寫真に寫っていたぞ)
…ん?俺が持っている寫真にこの人が寫ってる!?それは初耳だぞ!?
まさかの見た事があると思ったのはそのせいか。でも待て、それが何で俺の手元にあるんだ?
し疑問に思い、亜紀斗はキュウにさらなる頼み事をする。
キュウ、ついでにその寫真も探してくれないか?
(良いぞ。見つけたら聲をかける)
すまないな。
「ありがとう月野」
そう言って亜紀斗は蛍に寫真を返す。
「どういたしまして。それで協力してくれますか?」
おっと、急に來たか。
本題を聞いてから探すかを決めようと思っていたが、先に協力するかを聞かれてしまう。
協力か。まあここで借りを作っておくのも悪く無いし、それに月野流に起きた悲劇。それが一番気になるな。よし、
「イイぜ、協力してやる」
「そう言って貰えるとありがたいです」
蛍は亜紀斗に深々とお辭儀をする。
「まあお互いに協力する事だし、俺の事は亜紀斗でイイぜ」
「分かりました。では私も蛍でいいですよ」
「ああ、よろしくな」
そう言って二人は共に握手をする。この辺でいいだろう。
「で、聞かせてくれ。あの日、月野流に起きた悲劇を」
亜紀斗は蛍にそう言うと蛍は黙って近くにある椅子に座る。
「じゃあ話します。月野流に起きた悲劇を…」
♪
今から一年前の出來事。その日は丁度卒業式が始まる1時間前。
「お姉ちゃんももうすぐ卒業だね!」
鏡を見ながら制服の襟を正している燐に話し掛ける。
「そうね。私が卒業したら蛍も高校生になれるわね。進路は…何処に行くかは決めてるの?」
「ん〜まだはっきりとは決めてないんだよね」
その時の蛍は中學三年生であり、燐は高校三年だった。験生でもあった蛍はまだはっきりとは進路は決めていなかった。
「そうね、蛍は剣の才能があるからお父さんと同じ騎士の道に進むのはどうかしら?」
「ん〜それも考えたんだけど…でもたまに保育士も良いなぁ〜って思ってるんだ」
「そう言えば蛍は面倒見が良いし子供が好きだから向いてるじゃない?」
「そうかな?じゃあ保育士もありかな」
「でもね蛍」
「何?」
燐に呼ばれ、蛍は燐の方を見ると急にハグされる。
「…?」
急にハグをされ、し戸っていると燐は蛍の頭をそっとでる。
「蛍の人生は蛍が決めるのよ。私がこれが良いとか言っても、それが必ずしも良いとは限らないの。だからねこれだけは約束してしいの。何があっても自分の人生を棒に振るう事はしないでね。わかった?」
そう言うと蛍は大きく頷く。
「うん、約束する!!」
「良かった。じゃあ私はそろそろ行くね。こんな日に遅刻したら怒られちゃう」
「行ってらっしゃい!」
「はい、行ってきます」
燐は蛍のおデコにキスをすると、鞄を手に持ち、急いで學校へと向かう。
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