《學生騎士と語《パンドラボックス》》第31話おいコラ!
「おい待て、何処に行くつもりだ」
亜紀斗も急いで立ち上がり蛍の腕を摑む。
まさかこいつ…逃げるつもりか?
「この場から逃げ…トイレに行くだけよ」
「お前今逃げるって言わなかったか?」
マシな事を言うかと思ったら案の定、そんな事を言うか。前はあんなにクールだったのに今ではすんげぇ卑怯者になっていやがる。
蛍は亜紀斗の腕を必死に剝がそうとするが、中々取れない。諦めたのか真顔で、
「言ってない」
「噓つけ。言っただろ」
蛍は頑なに首を縦に振らない。なるほど。今度はイタズラした悪ガキか!!
そんな事をしていると、突然試合終了の鐘の音が鳴る。
(試合が終わったようじゃな)
え、試合が終わった?
亜紀斗は蛍の腕を離し、急いで確認する。
勝者はシンで、攻撃を一切食らっていないパーフェクトゲームだった。
瞳と蛍の絡みのせいで試合が知らない間に始まっており気付いた時にはすでに試合は終わっていた。
み、見逃した〜!!!あの生徒會長と月野に構っている間に終わってる!!
(主よ…こればかりは殘念としか言えんのう)
キュウも試合の様子を見ておらず、キュウも殘念そうにため息を吐く。
キュウのため息の後に亜紀斗もため息を吐く。
「私もため息をつきたいものだ」
肩を叩かれ赤月がそう呟く。
後ろを見ると赤月が立っており、蛍はいつの間にか姿を消していた。
あの野郎…逃げやがったな!!こんな事になると思って逃げたのか。今度會ったら一発ぶん毆ってやる。
「どうして私がここにいるか…分かるよなぁ?」
「はい、イヤってほど分かります」
これ絶対生徒會長の件だろうなぁ〜どう考えてもそれしかない。
その後、亜紀斗は生徒指導室(拷問部屋と周りからは呼ばれているらしい)へ連れて行かれ正座をさせられる。
今度は長い一時間。プラスゲンコツ五発。
普通なら蛍も同じくらいやられても良いはずだが、お咎めなしだった。
これまた納得がいかない。
キュウもひたすらどんまいと言い続けるが10分したら聲すらかけられなくなった。
これで一つ思った事がある。俺の扱い酷くない!?
正座中はずっとその考えが亜紀斗の頭から離れなかった。
「これは……り、理不盡だぁぁ!!!」
「うるさいぞ月影。30分追加だ」
そう言って上から10キロもする重りを落とされる。
膝の上にはすでに三個ほど乗っており、その上にさらに一個プラスされる。
ちなみに下には洗濯板的なものが敷かれており、その上に亜紀斗は正座をしている。
こ、これは昔の拷問か!?
「ん?何か不満のあるような顔をしているな。よし、さらにもう30分追加してやろう」
「く、クソ〜!!!!!」
計二時間も正座をされられ立った時には産まれたての子鹿のように足をプルプルとさせながら教室に戻った。
【書籍化】外れスキル『目覚まし』、実は封印解除の能力でした。落ちこぼれの少年は、眠りからさめた女神達と優しい最強を目指す。【コミカライズ企畫進行中】
サーガフォレスト様より、1巻が6月15日(水)に発売しました! コミカライズ企畫も進行中です! 書籍版タイトルは『神の目覚めのギャラルホルン 〜外れスキル《目覚まし》は、封印解除の能力でした〜』に改めております。 ほか、詳細はページ下から。 14歳のリオンは駆け出しの冒険者。 だが手にしたスキルは、人を起こすしか能がない『目覚まし』という外れスキル。 リオンはギルドでのけ者にされ、いじめを受ける。 妹の病気を治すため、スキルを活かし朝に人を起こす『起こし屋』としてなんとか生計を立てていた。 ある日『目覚まし』の使用回數が10000回を達成する。 するとスキルが進化し、神も精霊も古代遺物も、眠っているものならなんでも目覚めさせる『封印解除』が可能になった。 ――起こしてくれてありがとう! 復活した女神は言う。 ――信徒になるなら、妹さんの病気を治してあげよう。 女神の出した條件は、信徒としての誓いをたてること。 勢いで『優しい最強を目指す』と答えたリオンは、女神の信徒となり、亡き父のような『優しく』『強い』冒険者を目指す。 目覚めた女神、その加護で能力向上。武具に秘められた力を開放。精霊も封印解除する。 さらに一生につき1つだけ與えられると思われていたスキルは、実は神様につき1つ。 つまり神様を何人も目覚めさせれば、無數のスキルを手にできる。 神話の時代から數千年が過ぎ、多くの神々や遺物が眠りについている世界。 ユニークな神様や道具に囲まれて、王都の起こし屋に過ぎなかった少年は彼が思う最強――『優しい最強』を目指す。 ※第3章まで終了しました。 第4章は、8月9日(火)から再開いたします。
8 98俺の高校生活がラブコメ的な狀況になっている件
カクヨムコンテスト4參加作品! カクヨムの方でも感想やレビューお願いします! カクヨムで80000PV突破した作品の改稿版です 高校入學を前に両親は長期海外出張。 一人暮らしになるかと思いきや、出発當日の朝、父からとんでもないことを言われた。 それは…… 同い年の子と同居?!しかも女の子! ただえさえ、俺は中學の頃はぼっちで人と話す事も苦手なのだが。 とにかく、同居することになった子はとてつもなく美少女だった。 これから俺はどうなる?この先の生活は?ラブコメ的な展開とかあるのか?!
8 99無能魔術師の武器 ~Weapon Construction~
10年前、突如誰にも予測されなかった彗星が世界を覆 った。その後、彗星の影響か、人々は魔法を使えるよ うになった。しかし黒宮優は魔法を使うことができな かった。そして、無能と蔑まれるようになった。 そして、彼はある日、命の危機に襲われる。 その時彼はある魔法を使えるようになった……。
8 77極限まで進化した頂點者の異世界生活
主人公の黒羽海斗は他の人間とは違うものを持っていた。完全記憶能力、そして、絶対なる力・・・破壊と創造の力を・・・ これは人間が進化をした先にもつ頂點の能力だった・・・ 力を使い、大切な物を守り抜く。 これはそんな主人公の異世界生活の物語。 注意無雙はしません。 応援お願いします。 更新は進みしだい更新します。 不定期の更新だと思います。
8 174自殺を繰り返した俺は異世界転生をした〜最強の俺は異世界で無雙する〜
【祝・PV30000突破!】 自殺を繰り返した俺は神に呆れられとうとう異世界へ転生することとなった。 そこでの俺のステータスおかしいほど高い數値へとなっていく。 その後、主人公リューイはとある事情より殺されかけたり、お嬢様達に追いかけ回されたり......。 主人公最強の異世界転生物語。 最近頑張って更新しております...。 どうかよろしくお願いしますm(_ _)m
8 70俺が過保護な姉の前から姿を消すまでの話
過保護を超えた姉から俺が姿を消すまでの物語。 ”俺”と”姉”の他人には到底理解し得ない関係性。 結局理解出來るのは俺と姉だけだった。
8 159