賢治主席が向かっている、NEO埼玉について説明しよう。　NEO埼玉とは、Camp Neo-Saitama（キャンプ-ネオサイタマ）の略。　本部は秩父である。

東京とグンマーの緩衝地域に作られた、日本最大の國連軍事基地。　國連平和維持部隊（PKO）で、各國から派遣されている。　日本中の在日米軍基地等が、纏められた地域でも有る。

北をグンマー、西と南にビーストに対抗する為作られた軍事都市。　首都圏校、グンマー校、南関東校から獨立した中立都市でもある。　定期的に會議が開かれている。

基地司令の名前は、ジョン司令。　彼は、戦闘指揮所でコーヒー片手に報告書を眺めている。

～～報告書～～

グンマー校首席のNE0埼玉へ移の報告有り。　到著時は0900ジャスト。

諜報部からは、副首席と庶務が何処かに出かけた様。　行き先は不明。

首都圏首席もNEO埼玉へ移中。　南関東首席もNEO埼玉へ移中

～～報告終了～～

「偵察衛星が有れば、楽なのだが」

報告書を見ながらジョンは呟く。

「閣下、世界中の人工衛星は10年前に、全て消滅しました」

返事をするのはオペレータ。

「群馬獨立戦爭グンマードクリツワーだっけ」

「ハイ、そうです」

「ロシア、大漢民國、日本、英國、フランス、我が米國は被害をけた」

「スプートニク以降、人類が150年の間打ち上げた衛星を全失しました」

「グンマーは否定しているのだろう？」

「ハイ！ですが各國に、衛星が不思議なチカラマジカルパワーで、壊されると警告しました」

「數日後、各國の軍事システムがハッキングをけ、全核が宇宙に発された」

「ハイ、常任理事國5カ國と保持國から発された核は、宇宙空間で起」

「國際宇宙ステーションと月基地は核で自。人工衛星は核で破壊」

「世界中の核が消滅し、人類は同時に宇宙の目を失った」

群馬獨立戦爭グンマードクリツワー開始時、世界は宇宙の目を消失。　同時に、日本政府はイージスシステムが、使えなく無った。

何故なら、全地球測位グローバル・ポジショニングシステムを失ったから。　通信による連攜、衛星畫像からの敵報の確認。　全てが、失われた。

ビーストの戦いで、報戦で戦う各國には致命的な大損害だった。　指揮系統は混し、多數の損害を生じた。　だが、誰もグンマーを非難出來ない。

人類負の産で有る核無き世界が誕生し、世界は幸運な時代を迎えた。　そして、自國が誇るセキュリティがハッキングされ、核を発された。　そんな事を言えるわけが、無かった。

「當時の日本の首相と東京の都知事は、グンマーを県として認めるべきだった」

「そうですね、おで、中東に割く兵力を関東に増強されました」

「各國は未だにビーストの戦いで、衛星を打ち上げられない」

「無人偵察機や高高度偵察機は、グンマー校の生徒に撃ち落とされる」

「知っているか？グンマーの野球部員のフルスイングは、層圏を抜ける」

司令は、先日不時著したSR-71ブラックバードのデータを見る。　機に大きなを開け、炎上している。　機の映像には、野球部らしき人がバットを振る様が寫っていた。

「で、首席から試合中のファールボールには、気をつける様にメールが來た」

「閣下、グンマーの適合者フィッターは、化ですかね」

「グンマー校のHPだと普通の生徒らしい」

「強肩で速度3000km/h出すのが可能、高度30000mの高高度フライまで対応」

「我が國の人造人間より、凄いですね」

「5年前から、適合者フィッターの可能が普及し始めたよ」

米國や各國は、適合者フィッターより外裝武ペルソナを使った改造へ、シフトしていた。　理由としては、適合者フィッターは規格化出來ず、戦的な力の部類にっていた。　戦という局地的には、役に立つが戦略的な力には外裝武ペルソナに劣ると評価された。

だが、10年前の群馬獨立戦爭グンマードクリツワーでは、適合者フィッターに躙された。

當時の戦中の有名なセリフを紹介しよう。

～～有名なセリフ～～

いいぜ、てめえが何でも、外裝武ペルソナで思い通りにできるってなら……。　まずはそのふざけた、神メンタルを叩き直す。

男平等パンチ、首ボキッツ。

～～終了～～

毆られた相手は、首が曲がり死んだ。

質より量と言われた近代戦爭。　それが、質が量に勝る時代に変わった。

全ての民生品が、軍事品に転用可能という、無限の可能が生まれた。　高高度撃機が適合者フィッターが撃った野球ボールで、撃墜される。　そんな時代が、幕を開けた。

「今日は、我が國の適合者フィッターと首席のお手合せ」

「無事に、終わると良いですね」

「だな、終わる気がしないがね」

そんな、事を言い合っているにジョン司令に連絡がる。

「グンマー首席、首都圏首席がもう直ぐ到著するようだ」

「全員、第1級戦闘配置と各國にデフコン1を通知ですか？」

「勿論、特定人的災害特S級のグンマーと首都圏首席が來るのだから」

オペレータが指示を出すと、基地に警報が鳴る。　不必要な建が、地下に格納され、武が展開を始める。

指揮所も地下に降下を始める。　まだ、NEO埼玉の長い1日は始まったばかり。