《俺と彼と小宇宙とが織りす宇宙人とのラブコメ》僕が宇宙人に攫われた時の験談 改訂版
「うん・・・ココはぁ?」
僕は辺りを見回す。
なんだか得の知れない機械に繋がれていて、傍らにの子が立っている。
「何でこんな事になったんだっけぇ?」
確か今日は今まで居た學校から転校して・・・
そうだ、思い出した。
思えば今日は朝からなんか変だった。
と言うのも俺にはある「呪い」がある。
「はぁ?何言ってんだオメェ。お前あれか?廚二病か?」なんて思うかもしれないけど事実だからしょうがないねぇ。
まぁ「呪い」と言うのは自分で言ってるだけでそれがなんなんなのかは解らないんだけどね。
で、その「呪い」だが、これは周りの人に認識されないという奇妙な現象が起こる。
その範囲は広く、友達から親まで。
それが今日無かった。
先生にはいつも「お前誰?」と言われる場面でもちゃんと名前で呼ばれていた。
それに、自己紹介の時、僕が話題の中心になっているのもおかしい。
ちなみに僕が「呪い」をけていないと狐の面を被ったおかしい奴らしい。
僕の見た目は黒いボサボサの髪に、病気と見紛うほどの痩。
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それなりにある長。
そして何よりも目に付く、
お祭りで買った狐の面。
何故僕が狐の面を被っているかと言うと、
周りの目を遮斷する為だ。
コレなら周りがどんな目で自分を見ているか気にならなくからねぇ。
で、なんやかんやで學校が終わり、帰ろうと下駄箱を見ると・・・
「ラブレター?」
ふふふ。せっかちさんですねぇ。
1日目なんですけどねぇ。
しかし、以外に貰うとうれしいもの。
取り敢えず中を見て見ましょう。
(あなたの事が連れ去りたいくらい好きです。付き合ってください。答えは裏山で聞きます。)
やはり嬉しいですねぇ。ですが、なんでしょう?連れ去りたいとか。
中々に愉快な子みたいだねぇ。
裏山に行け、との事だからドキドキしながら
裏山に行くと、の子が立っていた。
確か隣の席のの子だったかなぁ。
髪がソーダみたいなジト目の小柄な子。
「コレをくれたのは君かなぁ?」
ビクゥと肩を揺らしたと思うと、凄い勢いで木の影に隠れた。
ちょっとショックだねぇ。
「おろろ・・・。あのー?」
「答え・・・」
「え?」
「告白の答え」
気が早いねぇ。
まぁ張しているのかなぁ?
ここは僕がリードしましょう。
「此方こそよろしくねぇ」
告白をけたその時、世界がった。
いやいやぁ、脳フィルターとか比喩とかではなくて理的に。
そして今に戻る。
「あ、あのー」
「何?」
「コレは一?」
「コレって?」
「を繋いでいる機械の事。出來れば外してしいんだけどぉ・・・
それよりココは何処かなぁ?」
「この機械は貴方が暴れない様にする為のもの。ココは私の宇宙船の中だよ」
「なるほどぉ、宇宙船かぁ」
なんてこともなさげに無表に告げる。
ん?何だかとても違和をじるねぇ。なんか通常の會話には出てこないようなパワーワードがあった気がするんだけど。
「宇宙船!?」
「ひゃんっ!」
「ななななナニヲイッテイラッシャルノデスカ」
普段あまり揺しない僕でもコレばかりは驚くしかない。
「きゅ・・・急に大聲を出さないで!」
「あぁごめんねぇ。それにしても宇宙船?
アノUFOとかそんなじのぉ?」
「だからさっきから言ってるでしょ」
「でも何故そんな急にぃ?」
「手紙ホントにちゃんと見た?」
「まさかホントに連れ去るとは誰だって思いよぉ、普通」
「貴方は『 普通』じゃないでしょ?」
「ふふふ。僕には一般常識が無いって言うつもりなのかなぁ?」
「違うもん!あなたはほかの人が持ってないものを持ってるでしょ?」
「ほかの人が持ってないものぉ?」
「そう」
に覚えがありすぎるねぇ。
1回ボケて見てようかな?
「機戦士ガン〇ムの限定プラモデルのことかなぁ?」
「違うでしょ!もっと質的なもの!に覚えは無いの?」
「呪いの事だね?」
「そう、それ」
「呪いについて何か知ってるのかなぁ?」
「まぁね」
「なら、教えてしいなぁ」
「まだ教えない」
「ふふふ。それはどうしてかなぁ?」
「話してる途中で故郷に著いて話が切られるというパターンがあるから」
「メタイ話だねぇ」
「うるさい!地球の言葉はニガテなの!」
「言語能力とは関係ないような・・・ていうかホントに宇宙人だったんだねぇ」
「何よ信じてなかったの?」
「まぁ正直に言っちゃうとねぇ」
「何よ馬鹿にしてくれちゃって、良いわ証拠を見せてあげる」
そう言うとの子は立ち上がり銃のようなものを取り出した。
「何かなぁ?それ」
「見ての通りビームガンよ」
もしこれが本なら大変だねぇ。
「わかったぁ!信じるよぉ!信じるからそれしまってぇ!」
「そう、なら良いわ」
「そう言えばまだ名前を聞いてなかったねぇ僕は菅原月兎(すがはらつきと)だよぉ」
「私はマリス。一応フルネームよ」
「そうか、よろしくねぇ。
っていうかこの船はどこに向かってるのぉ?」
「私の星、星スナタメ」
「あとどれ位で著くかな?出來ることならトイレに行かせてしいんだけど・・・」
「ココでしちゃえば」
「ふふふ。やっぱり君は愉快だねぇ。
普通はの子の前でトイレはしないよ?」
「え?付き合うってことなんだからあんなことやこんなことは當たり前じゃないの?」
「そんな事ないよぉ。
本當は長い期間をかけて手順を踏むんだからぁ」
「その手順というのは?」
「結婚とかかなぁ?」
「じゃあ今すぐ結婚しよう!」
「ふふふ。
思い立ったらすぐ行。
そういうの好きだよぉ僕。
シンプルでいいねぇ」
「ほらほら早く早くー!」
「でも長い期間をかけて手順を踏むって言ったんだけどねぇ」
「さぁ早くいでいでー」
「なんでこんな時に限って積極的なのかなぁ?」
その時を繋いでいた機械が緩んだ。
「ふふ。チャンスが來たねぇ」
「アンッ待ってー」
真っ直ぐ、真っ直ぐ、時々曲がる。
それにしてもこの宇宙船は広いなと思う。走っても走っても行き止まりが來ない。と、唐突に人が現れた。
止まれずにぶつかってしまう。
「おろろ、ごめんねぇ」
「アレ?マリスの彼氏じゃん」
「おろろっ?マリスじゃないみたいだねぇ?
誰かなぁ?」
確かにマリスに似ている。だが、マリスが型なのに対し、目の前に居るの子は巨のナイスバディで気も全然違う。
「私はマリスの妹、マミリスじゃん」
「妹ぉ?姉じゃなくてぇ?」
「確かに背はマリスより上だけど生まれたのはマリスの方がさきじゃんよー」
「ふーん。そうだマミリス、トイレはどこかなぁ?」
「トイレなら真っ直ぐ行って左じゃんよー」
「ありがとう。助かったよぉ」
「そうそう一つだけ」
「何かなぁ?」
「なんでマリスから逃げてるじゃんよー?」
「マリスが僕の貞を奪おうとしてきたんだよぉ。
ふふふ。愉快な子だよねぇ」
「なっ!」
マミリスは顔を真っ赤にして倒れてしまった思ったよりエロに耐が無いようだ。
「まぁいいやトイレトイレぇ。
トイレ行くのにこんなに苦労したのは初めてかもねぇ」
外からはマリスの悔しそうな聲が聞こえるが気にしないことにした。
用を足してトイレから出ると、同時に船放送が聞こえた。どうやら(スナタメ)に著いたらしい。真っ白に燃え盡きたマリスと真っ赤に茹で上がったマミリスが同時に元気になり、姉妹の息の合った聲が聞こえた。
『ようこそ!我が故郷(スナタメ)へ!!』
6/15発売【書籍化】番外編2本完結「わたしと隣の和菓子さま」(舊「和菓子さま 剣士さま」)
「わたしと隣の和菓子さま」は、アルファポリスさま主催、第三回青春小説大賞の読者賞受賞作品「和菓子さま 剣士さま」を改題した作品です。 2022年6月15日(偶然にも6/16の「和菓子の日」の前日)に、KADOKAWA富士見L文庫さまより刊行されました。書籍版は、戀愛風味を足して大幅に加筆修正を行いました。 書籍発行記念で番外編を2本掲載します。 1本目「青い柿、青い心」(3話完結) 2本目「嵐を呼ぶ水無月」(全7話完結) ♢♢♢ 高三でようやく青春することができた慶子さんと和菓子屋の若旦那(?)との未知との遭遇な物語。 物語は三月から始まり、ひと月ごとの読み切りで進んで行きます。 和菓子に魅せられた女の子の目を通して、季節の和菓子(上生菓子)も出てきます。 また、剣道部での様子や、そこでの仲間とのあれこれも展開していきます。 番外編の主人公は、慶子とその周りの人たちです。 ※2021年4月 「前に進む、鈴木學君の三月」(鈴木學) ※2021年5月 「ハザクラ、ハザクラ、桜餅」(柏木伸二郎 慶子父) ※2021年5月 「餡子嫌いの若鮎」(田中那美 學の実母) ※2021年6月 「青い柿 青い心」(呉田充 學と因縁のある剣道部の先輩) ※2021年6月「嵐を呼ぶ水無月」(慶子の大學生編& 學のミニミニ京都レポート)
8 193人類最後の発明品は超知能AGIでした
「世界最初の超知能マシンが、人類最後の発明品になるだろう。ただしそのマシンは従順で、自らの制御方法を我々に教えてくれるものでなければならない」アーヴィング・J・グッド(1965年) 日本有數のとある大企業に、人工知能(AI)システムを開発する研究所があった。 ここの研究員たちには、ある重要な任務が課せられていた。 それは「人類を凌駕する汎用人工知能(AGI)を作る」こと。 進化したAIは人類にとって救世主となるのか、破壊神となるのか。 その答えは、まだ誰にもわからない。 ※本作品はアイザック・アシモフによる「ロボット工學ハンドブック」第56版『われはロボット(I, Robot )』內の、「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を目的とする3つの原則「ロボット工學三原則」を引用しています。 ※『暗殺一家のギフテッド』スピンオフ作品です。単體でも読めますが、ラストが物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。 本作品のあとの世界を描いたものが本編です。ローファンタジージャンルで、SFに加え、魔法世界が出てきます。 ※この作品は、ノベプラにもほとんど同じ內容で投稿しています。
8 81【WEB版】王都の外れの錬金術師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~【書籍化、コミカライズ】
【カドカワBOOKS様から4巻まで発売中。コミックスは2巻まで発売中です】 私はデイジー・フォン・プレスラリア。優秀な魔導師を輩出する子爵家生まれなのに、家族の中で唯一、不遇職とされる「錬金術師」の職業を與えられてしまった。 こうなったら、コツコツ勉強して立派に錬金術師として獨り立ちしてみせましょう! そう決心した五歳の少女が、試行錯誤して作りはじめたポーションは、密かに持っていた【鑑定】スキルのおかげで、不遇どころか、他にはない高品質なものに仕上がるのだった……! 薬草栽培したり、研究に耽ったり、採取をしに行ったり、お店を開いたり。 色んな人(人以外も)に助けられながら、ひとりの錬金術師がのんびりたまに激しく生きていく物語です。 【追記】タイトル通り、アトリエも開店しました!広い世界にも飛び出します!新たな仲間も加わって、ますます盛り上がっていきます!応援よろしくお願いします! ✳︎本編完結済み✳︎ © 2020 yocco ※無斷転載・無斷翻訳を禁止します。 The author, yocco, reserves all rights, both national and international. The translation, publication or distribution of any work or partial work is expressly prohibited without the written consent of the author.
8 119見える
愛貓を亡くして、生き甲斐をなくした由月。ひょんなことから、霊が見える玲衣と知り合う。愛貓に逢いたくて、玲衣に見えるようになるようにお願いする由月だか、、玲衣には秘密が、、
8 198ヤメロ【完】
他人との不必要な関わりや人混みが苦手ということもあり、俺はアウトドア全般が昔から好きではなかった。 そんな俺の唯一の趣味といえば、自宅でのんびりとホラー映畫を鑑賞すること。 いくら趣味だとはいえ、やはり人が密集する映畫館には行きたくはない。それぐらい、外に出るのが好きではなかったりする。 だが、ある映畫と偶然出會ったことでそんな日常にも変化が訪れた。 その映畫の魅力にすっかりとハマッてしまった俺は、今では新作が出る度に映畫館へと足繁く通っている。 その名も『スナッフフィルム』 一部では、【本當の殺人映像】だなんて噂もある。 そんな噂をされる程に上手く出來たPOV方式のこの映畫は、これまで観てきたホラー映畫の中でも一番臨場感があり、俺に最高の刺激とエンタメを與えてくれるのだ。 そして今日も俺は、『スナッフフィルム』を観る為に映畫館の扉を開くーー。 ↓YouTubeにて、朗読中 https://m.youtube.com/channel/UCWypoBYNIICXZdBmfZHNe6Q/playlists ※ 表紙はフリーアイコンを使用しています 2020年4月27日 執筆完結作品
8 97異世界戦國記
主人公は赤子になっていた。死んだ記憶もなければ生前の記憶すら曖昧であったが働きづめだったということは覚えておりこの世界では好きに生きようと決める。しかし、彼の立場がそうはさせてはくれなかった。父は織田信定、母はいぬゐの方。その間に生まれた主人公、戦國時代を終焉に導く織田信長の父織田信秀となった彼はは自身の思惑とは外れて下剋上の亂世を駆け抜ける。歴史の知識なし、鬼才なし、武力なしの主人公が全く別世界の日本で奮闘する話です。不定期になります。一部知識が偏っている場合があります。
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