《俺と彼と小宇宙とが織りす宇宙人とのラブコメ》未知の會合
さァて、どうしようかねぇー。
コアをさっさと破壊して帰りたいんだけどぉ、
流石にこれ(・・)破壊する訳にはなぁー。
まぁ何故破壊できないかと言いますとぉー・・・
コア、人だったんですねー。
VRゴーグルみたいな何かを頭に裝著して、鉄の鎖に繋がれている背の小さいの子なんですよー。見た目僕と同い年位のの白いワンピースを著て、綺麗な銀髪がスゴくびているの子。
開けてビックリってヤツっすねぇ。
どースっかなァ。
「・・・そこ」
「おろ?」
喋った!
「誰かいるの?」
「いますよぉー」
「どうやってったの?」
「破壊神マリスと連攜して」
「貴方も神なの?」
「あぁ僕は創造神だよぉ。
君は機械仕掛けの神デウス・エクス・マキナのコアで合ってるのかなぁ?」
「違う。機械仕掛けの神はワタシ自。あれは外裝」
「へぇー」
「貴方は何故ここに來たの?」
「コアを壊すためだよぉ」
「ワタシを殺すの?」
震えた聲で彼は聞く。
「そうだと言ったらぁ?」
「お願い、殺さないで!ワタシは利用されてるだけなの。ワタシはまだ生きたい!」
おろ、気になる発言が。
「どういう事ぉ?」
「ワタシはここの王に利用されてるだけなの!だからお願い、ワタシを殺さないで!」
そりゃ可哀想だねぇ。
「まぁ良いよ。コアが人間だった時點で殺す予定は無かったしぃ」
「ホント?」
「ホントだよぉ」
「前にそうやって王はワタシを利用した」
「僕を王なんかと同じにしないでしいなぁ」
不名譽極まりない。
「じゃあ助けてくれる?」
「あぁ」
「うぅ・・・ヒック・・・う、」
「おろ?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!!!!
怖かった、怖かったよぉ!」
號泣だった。
よほど怖い思いをしたんだねぇ。 
「よしよし、今ソレ外してあげるねぇ、創造クリエイト」
今回創ったのは、鍵だ。
しかし、ただの鍵ではない。
自分の長ほどある鍵だ。
イメージ的には夏戦爭の機械が使ってたヤツだ。
大きく振りかぶって、
「そぉれっ!」
ガギンッ!
とい音がして、鍵の出っ張りに鎖が引っかかる。
そして鍵を回す様にすると・・・
バキッと音がして鎖が切れた。
次にVRゴーグル(仮)を取ってやる。
綺麗なオッドアイだった。
右が青、左が黃。
「あ、あぁぁ」
と機械仕掛けの神は自分の顔をぺたぺたとる。
「自由、自由だ」
「うん、そうだよぉ」
機械仕掛けの神は涙を流しながら、
「ありがとう・・・ありがとう」
とずっと言っていた。
それから10分。
「ごめんなさい、ずっと泣いてしまって」
「気にしない、気にしない、これから笑えば良いさぁ」
「ありがとう」
「それより、早くここ出ようよぉ。
帰りたい」
そう言うと、彼の顔が曇ってしまった。
「どうしたのぉ?」
「帰るおうちが無いの」
「なるほどぉ」
「どうしよう」
そういう彼の顔は今にも泣きそうだった。
「じゃあうちに來るぅ?」
「え?」
「行くとこないんでしょ?
じゃあうちに來れば良いさぁ」
「良いの?」
「うん」
「創造神様」
「僕は月兎で良いよぉ」
「月兎様」
「様付けは止めてよぉ」
苦笑しながら言う。
「月兎君?」
小首を傾げて彼は言う。
「それで良い」
「じゃあ月兎君」
「何ぃ?」
「大好き」
「っ!?」
「月兎君は見ず知らずのワタシを助けてくれた。
自由にしてくれた。
ワタシに優しくしてくれた。だから好き。
破壊神と創造神が対にならないと行けないのも知ってる。でも好き
お願い、この告白けて」
そう言う彼の目は真剣そのもの。
そこには並ならぬ覚悟がとって見れた。
せっかく見つけた頼れる人だ、決して逃がしてはならない。
そういう縋るような気持ちもあったのかもしれない。
マリスには悪いけど・・・。
「僕は良いけど、あの子マリスに相談してからだねぇ」
「うん!」
「よし!じゃあ出るかぁ!」 
と言う事で再びワイヤーガンの出番です。
ビュッ                             グサッ
機械仕掛けの神を肩車して、
でわでわレッツらGO!!!
しかし彼は忘れていた。
ワイヤーガンの恐怖を。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!怖いィィィィィィ怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!」
これが月兎君。
では、デウス・エクス・マキナはと言うと、
「キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
大笑。
閑話休題
空間の裂け目に著きました。
例によって人の形をしたを開けて。
「・・・ふぅ
じゃあ外に出ようかぁ」
「ウン!」
彼は満面の笑みである。
「じゃあ手を繋いで」
「ふぇ?」
「いや、一緒に行こうよぉ」
「良いの?」
「當たり前でしょぉ?」
「じゃ、じゃあ」
恐る恐る手をとる彼。
微笑ましい。
「はわぁぁぁぁぁ手、手ェェェェ」
顔を真っ赤にする彼。
可い。
「ん、行くよぉ、せーの」
「「ジャーンプ」」
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