《終末語》第13話「ホームセンター探索(開始)」
・車を走らせること10分、春人が運転する車は二階建ての大型のホームセンターの駐車場に停まっていた。
「一旦ここでを漁るぞ。」
「OK。何を探せばいいの?」
「うーん…罠になりそうなものを探してほしいかな。俺は自分の武になりそうなものがあるか探したいし。」
「りょーかい。…にしてもおどろおどろしいホームセンターね…。」
春人達の目の前にあるホームセンターは二階建ての大型の建だが、その壁には赤黒いの跡がいたるところに付いており、り口と思われる場所にはトタン板や木材で作られたバリケードがはられていたようだが、バラバラに壊されていた。周りにはゾンビが徘徊しており、すすんでろうとするような場所ではないことは容易に理解できた。
「…遊園地のおばけ屋敷でもここまでじゃないわよ…。」
「まぁ、二ヶ月前はたくさん人間がいたようだけどな。今はもう生きた人間はいないよ。多分。」
「いや、多分じゃなくて絶対いないでしょこれ。」
そんなことを話しながら二人はホームセンターに向かって行った。
・ホームセンターの中は電気こそ付いていたが、辺りはまみれでいたるところに死が転がっており、それを數匹のゾンビがかじっていた。ひさぎはその景を見て青ざめていた。
「うわぁー…ねぇ、春人。本當にこの中漁るの?」
「うん…でも、こんなに荒れてたっけ…?」
「私はこのあたりは來たことないからわからないけどまだマシだったの?」
「うん。ここは二ヶ月前ぐらいはまだ人がを漁りに來てたのを見たことがあるけど、二ヶ月でここまで荒れるとは…まぁ、とにかく漁ろう。俺は二階のスポーツ用品のコーナーでバット探してくるから、ひさぎは罠の材料になりそうな探しといてよ。」
「わかった。じゃあまた後でね。」
そして二人のホームセンター探索が始まった。
銀河戦國記ノヴァルナ 第2章:運命の星、摑む者
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【書籍化決定!】BKブックス様より『自宅にダンジョンが出來た。』が2019年11月5日から書籍化され発売中です。 西暦2018年、世界中に空想上の産物と思われていたダンジョンが突如出現した。各國は、その対応に追われることになり多くの法が制定されることになる。それから5年後の西暦2023年、コールセンターで勤めていた山岸(やまぎし)直人(なおと)41歳は、派遣元企業の業務停止命令の煽りを受けて無職になる。中年で再就職が中々決まらない山岸は、自宅の仕事機の引き出しを開けたところで、異変に気が付く。なんと仕事機の引き出しの中はミニチュアダンジョンと化していたのだ! 人差し指で押すだけで! ミニチュアの魔物を倒すだけでレベルが上がる! だが、そのダンジョンには欠點が存在していた。それは何のドロップもなかったのだ! 失望する山岸であったが、レベルが上がるならレベルを最大限まで上げてから他のダンジョンで稼げばいいじゃないか! と考え行動を移していく。 ※この作品はフィクションです。実在の人物・団體・事件などにはいっさい関係ありません 小説家になろう 日間ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 週間ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 月間ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 四半期ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 年間ジャンル別 ローファンタジー部門 7位獲得! 小説家になろう 総合日間 1位獲得! 小説家になろう 総合週間 3位獲得!
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