《VRゲームでもかしたくない。》第4章23幕 銃<gun>

転がっている5人を手分けして引きずります。

私が両手に一人ずつ、エルマとステイシーとサツキで一人ずつですね。

マオはスカートの裾を引きずってます。

屋の方向ではなく、『水の湖 アクアンティア』の中心街の方向へと歩き、街並みを目視します。

門番が二人立っていたので、その人たちに事を説明し、5人を引き渡します。

「ご協力謝します!」

巻き込んでごめんなさい。

引き渡しを終え、武屋へと向かうと煌々と輝くネオンに包まれたお店が目印となり、迷うことなくたどり著けます。

「ネオンが目に痛いね。好きなもので囲みたい気持ちはわかるけどね」

「でもお店の名前どこにもないよね」

私はそう言いながらし目を細め、お店の名前を探そうとネオンを見ます。

目の奧がじんわりと痛くなってくる覚がします。

痛覚オフなんですけどね。二日酔いの頭痛とか、蟲歯の狀態異常の痛みとかは普通にするんですよね。

とりあえずネオンが重なりすぎて見えませんでした。あとで聞くことにしましょう。

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「もどりました」

「うぇるかむばっく。もう、ふぃにっしゅしてるよ。ふぁーすと、そこのれいでぃーからね」

「マオ?」

「いえすいえす。うぃんどえれめんとがえんちゃんとされてるけど、えれめんたるまじっくはのーのーね」

霊、魔法、は使えない、ということ、ね」

「いえすいえす。うぃんどのぱわーをあっぷあっぷよ」

「わかった、わ」

「うぃんどえれめんとのぎふとね。すこしらいとよ」

「助かる、わ」

け取った貓姫は合を確かめるようにぶんぶんと振り、服のポケットにしまいました。

「ねくすと、そこのれいでぃーね」

そう言って私を指さします。

「はい」

そう返事をして近くまで歩いていきます。

「さんだーとだーくのえんちゃんとね。すきるはふえて、のーだけど、えれめんとをこーるできるよ」

霊魔法というより、霊の召喚ができるっていうじですか」

「いえすいえす。みんな、にほんごぐっどね」

「らすとれいでぃー。すきる、もあーもあーよ」

「助かるね。うん。注文通りの品だ。流石いい腕だね」

「そんなにほめても、のーのーよ。またうぇるかむ」

「あっ。えっと銃が一つしいんですけど3階でいいですか?」

思い出したので私は聞きます。

「いえすいえす。すてっぷをあっぷしてれふとがわよ」

「ありがとうございます。あとお店の名前なんていうんですか?」

「まいすとー? いっつねおんよ」

「イッツネオン?」

「のーのー。ねおん、ね」

「なるほど」

ネオン自が店の看板だったわけですね。

階段を二階分上り、銃が置いてあるというフロアにやってきました。

大きいお店だけあって品數もモアーですね。

…………。

品數も多いですね!

ざっと棚を見ると魔銃の棚とは別に、銃の棚がありました。

小型の拳銃から大型のライフルまで並んでいますね。

マニアだったらこれでサバイバルゲームできちゃいますねー。

私は銃詳しくないのでわからないのですが。

うーん。説明が聞きたい。

ん?

『おこまりなら、このぼたん、ぷっしゅよー』

押してみましょうか。

ポチッとボタンを押すと、ダダダダっと階段を駆け下りてくる音がします。

「お困りですか!?」

はぁはぁと息を切らしながら現実で言う用のスーツを著た人がやってきました。

「あっ! 私はここの従業員のソウルって言います! 武をお探しですか!?」

NPCを雇用しているみたいですね。これだけ広くて質がよければ、いくら立地が悪くても人は來るでしょうし、當然ですね。

「チェリーです。んーと銃を買おうと思ったんですけど、どれがいいのかまったくわからなくて」

「ふむふむ。なるほど、なるほど。銃がどういうものだか、ご存じですか!?」

勢いがすごい。

「大は理解していると思います」

「なるほど、なるほど。では銃の種類によって特が違うのはご存じですかー!?」

今度は顔も近い。

「い、いえ。そこがわからないのでお呼びしました」

「ふむふむ。では銃の種類でどう違うか説明しますね!」

「お願いします」

「ではでは、まず種類どんなのがあるかですね。拳銃、小銃、狙撃銃の三種類です!」

「思ったよりもないんですね」

「ですねですね。魔銃は他に散弾銃と機関銃がありますけど、ただの銃ならその三種類です!」

「そうなんですか」

「じゃぁじゃぁ、拳銃についてですね!」

目が輝いてる。もしかしてこの子は銃擔當の従業員なのかもしれませんね。

「片手に裝備できる銃です!」

「そうですね」

まぁ形と現実からの知識でそれはわかります。

「おやおや。もっと詳しい説明がしそうな顔ですね! 詳しく説明すると、拳銃は片手の裝備枠しか使わない代わりに、クールタイムがそこそこ長いです! 程も結構短いですね! 鞭以上魔法以下のじです!」

「なるほど」

わかりやすい。

「んでんで、次は小銃ですね! これは両手の裝備枠を使用します! 詳しく説明すると、両手でしか使えない代わりに、一回分の魔力で3発ぶっ放せます! クールタイムは拳銃と同じくらいですね! だいたい魔法と同じ距離狙えます!」

「三発はすごいですね」

「でしょでしょ、最後は狙撃銃! これも両手の裝備枠を使用します! そして一発ぶっ放すのに、二回分の魔力を消費します!」

「二回分ですか。結構消費しますね」

「でもでも、その分メリットは大きいですよ! なんと超遠距離! 100m離れてても余裕に狙えちゃいますね! バーン!」

こちらに指を向けてそう言いました。

「そう考えるとなかなか優秀にじます」

「その分クールタイムも長いです! 拳銃の倍くらいですね!」

「なるほど。わかりました。拳銃にしておきます」

「ならなら、デザインはどうします!?」

「んー。どれでも特に差はないですよね?」

「ですねですね。し裝備効果とスキルが違うくらいでしょうか!」

「初めて使う人でも使いやすいのってありますか?」

「ふむふむ。でしたらこれですね! 【春野】!」

凄い日本っぽい名前。店主さんのイメージに合わなすぎますね。ですがしピンクっぽく塗裝されているのが可くて、これを購することに決めました。

「ではその【春野】を買います。ついでにホルスターもしいのですが」

ホルスターを持っていればすぐに取り出せますからね。でも魔法メインの時はリングかブレスレットどちらかを外さないといけないので現実的ではありませんね。

近接裝備の時に使うこと前提にしておきましょうか。

実際、魔法で戦っているときは、≪シェイプ≫で≪ガンシェイプ≫にすればいいので。

「ならなら、これが【春野】に合うと思います! チェリーさんが來ている服ともカラーリングばっちりです!」

白い革製のホルスターですね。とこどころに桜模様がっていてとても気にりました。

「ではこちらも購します」

「ありがとうございます! ではでは、お會計は一階のねおんさんのところでお願いします! またうぇるかむー」

あっ。それ従業員で共通化されてるんですかね。

あの人お名前ねおんさんというらしいですね。

「ねおんさん、こちらを購します」

「わっつ。よく、みーのねーむわかったね」

「上でソウルさんに聞きました」

そう言いながらお代を支払います。

「あいしー。ではおしなものね。またうぇるかむー」

「はい。また來ます」

「あっ。うぇいと!」

「はい?」

「さっき武を作っていた時、君たちを探している人がいたよ。理由はよくわからないけど、結構お怒り気味だった」

「ふぁ!?」

突然普通の口調で話しかけてきたねおんにびっくりします。

「あれはロールプレイだから。VR化前はずっとああやってしゃべってた。でもまじめな話の時寒いでしょ?」

「ま、まぁそうですが」

「ちなみにそこのエルマちゃんにもめっちゃ驚かれたよ。とりあえず君たちが來たことは言ってないし、言うつもりもないから安心して。幸運を」

そう言ってねおんは裏に消えていきました。

私はし放心狀態になりつつ、みんなのいる場所へ戻ります。

to be continued...

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