《地獄屋語》第17話 尚人side
尚人side
學校生活は楽しくも嬉しくも…よくわからない
でも最近はだいぶ楽しくなって來た
最近は前より子どものしつこいストーカーがなくなったから楽になった
あと、山野
最初は何言っても「超絶興味ない」「超絶どうでもいい」「超絶…」
で、最悪の場合頷くだけ
と會話にならなかったのだが
最近はかなりあいつの超絶グセが減り話しやすくなった
お晝の時もだいたい喋るのは俺だけどこの前はあいつが俺の弁當にっていたシュウマイについてなんか語ってた
どうやらシュウマイが好きらしい
まあとにかく喋るようになった
…けど
「あんたもっとしっかり食べなさいよね」
「たしかにちょっとないね」
山野の弁當を覗き込む田沼と盛岡
「…なんでお前らがいるんだよ」
「え?あら尚人くん別にいいでしょ?多い方が楽しいし、クラスにいると何かあったのかーとかヒソヒソとうるさいのよね。ゆっくりご飯も食べられないわ」
「山野さんはいいって言ってくれたよ」
田沼と盛岡は材を口に運びながらそう言った
昨日、今日とこの2人がなぜか俺らと弁當を食ってる
いきなりってきて驚いてたらこのざまだ
なんだってんだよ
山野は相変わらず表がない
俺はため息をついて弁當を片付ける
すると俺の隣の山野がボソッと呟いた
「賑やか…」
へ?
その時
俺はたしかに見た
俺は山野より背が高いから至近距離だとメガネの中の目が上から見え、顔全を確認することができる
間違いない…
笑ってる
ほんのしだけど山野の目はいつもよりらかくほころんでいる
表がないって言われてたあいつが笑ってた
…うわ…
俺は目が離せなかった
レアってこともあるけど…なんか…きれ
「尚人くん!」
「へ!?」
田沼の聲にビクッとする
なんだ?なんも聞いてなかった
「これからもくるから!って言ってるのよ!」
はー?
まじかよー
賑やかだな…ホントに
おれは二度目となるため息をこぼしその場を後にした
その日の放課後だった
「あの、榊葉くん…」
他クラスの子か?
よく知らん奴に呼び止められた
俺は山野を追っかけてたところだったからちょっと急いでたんだけど…
まあ仕方ない
「なに?てか誰?」
「あの、お話ししたいことがあるので今から育館裏に來てもらえますか?」
えー
ふと前を見るともう山野の後ろ姿はない
ハァ…早ぇ
育館裏
「ずっと前から好きでした!つ、付き合ってください!!」
…自慢じゃないけどよくあるんだよなこんなこと
「ごめん…君のことよく知らないし今そういうのは…」
大は斷る
今のところそういうごと?はやってる暇ないから
斷ると子は「だよねー」とか「噓だよー」とか「ごめんなさい忘れてください」
とかいろんなパターンがあったけど…
「なんで…」
…へ?
「なんでダメなの?」
なんで?え?
「私と付き合えない理由はなに?」
は?
「えっと…だからよく知らないし」
「これから知っていけばいいわ!」
「いや、そのね」
なんだ?なんなんだこいつ
どうすればいい?
「ねえ!本當は私のこと好きなんでしょ?」
いや、へ?あ、え?
どこにそんな要素がある?
「この前目があったじゃん!2回も!」
…は?それだけ?
「いや、その」
「ねえ、付き合ってよ!」
ど、どーすれば!だれか!へるぷー!!
「何やってんの?」
そう言っておれらの間にったのは
「や、山野!?」
なんで、もう行っちまったんじゃないのかよ
「何やってんの?」
「いや、何って…」
「行くよ、尚人」
は?へ?尚人…?
「は、はい!」
思わず返事をしてしまった
先を行く山野について行く
さっきの子は…呆然としておれらをみてた
…ハァ、助かった
「あ、山野…なんか用あった?」
しばらく行って校門を出たところで俺は聞いた
「は?」
山野が何行ってんのお前って顔でこっちみてくる
…?
「あんたが困ってたから助けてやったの」
え?
「モテる男はつらいねー」
…まじか、え?でも
「なんで?」
俺の問いに山野はちょっと間を置いてからうつむいてやっと聞き取れるような大きさの聲で言った
「たまたま見かけて…どーでもよかったけど…
一応友達?なんだし…糞悪くなるかな?みたいな?」
…友達、なぜ?マークがついてるのか謎だけど
そっか…
「フフッ笑」
「何笑ってんの?」
山野が俺を睨む
「いや、ありがとな!山野」
「貸し1だからね、尚人」
うっ!尚人って…
どうせ山野のことだから名字忘れたからとかだと思うけど
「帰らないの?」
「へ?」
「帰らないの?」
「いいの?」
いつも追いかけるけど見失うから…
「帰る!」
思わず聲を上げてしまう
「…フッ笑笑」
へ?
「子供か」
山野はスタスタと歩いて行く
今笑ってたよね?
俺は急いで山野を追い、隣に並んだ
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