《意味がわかると怖い話(自作)》空き巣被害にご注意を
夕刻になり空が暮れ泥なずんできた頃、ようやくアパートまでやって來た。この辺りで空き巣の被害が深刻化しているという話を耳にした。それを聞いて気を付けなければ、と思ったのはつい先日のことだ。
部屋の玄関扉の前で立ち止まると、ふと周囲を見渡した。誰かに見られているような気がしたからだ。しかし近くには誰もいない。気のせいか。
空き巣の話を聞いてし神経が過敏になっているのかもしれない。そう思うと気を取り直し、そっと扉を開けた。
玄関から上がって、そのまま正面には小さなリビングがある。そのリビングへ続く扉のノブを捻ひねった。
しかし、鍵が掛かっているようで扉は開かなかった。
ああ、そう言えば今朝、鍵掛けたっけ。あまり覚えていないが今思えば掛けたかもしれない。
どちらにせよちょうどいい。昨日、合鍵屋に依頼していたスペアキーを今日け取ったばかりなのだ。私の管理はきちんとしなよ、と合鍵屋に念を押されたのを思い出した。
鞄かばんから新品のスペアキーを取り出すと、それをノブの鍵に挿し込んだ。そしてそれを捻ると、ガチャリと鍵が外れる音がした。
扉を開けて、リビングにる。ずっと締め切っていたせいか、室は蒸し暑かった。すぐに部屋中の窓の鍵を開けて全開にした。
そして部屋の照明を點けると扇風機の電源をれてその正面に座り込んだ。
そろそろクーラーでも買おうかな、と思った。まだ春なのに、溫暖化のせいかやたら暑苦しい。
どうせ一人暮らしで呼ぶ人もいないのだから、電気代もそれほど掛からないだろう。
窓から見えるどっぷり日の暮れた空を眺めながら、悪くない考えだと思った。
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