俺は一何をしていたんだろ。

あんな人気のない裏路地に1時間も座り込んで。

一何を考えていたんだ。クソ！

學校には遅刻。遅刻なんて今まで一回もした事なかったのに...

加藤から攻撃をけて考えこんでいたまでの記憶はある。でも、その後學校にたどり著くまでの記憶が一切ない。

気づいたら機に頭を伏せた狀態で晝休みになっていた。

周りでは、友達とおしゃべりをしながら弁當を食べている中俺は機から頭を上げることができなかった。

そんなに負けたのがショックだったのか？

負けたことは今まで何度もあるのに、今までとは何かが違う。 

人助けを俺はしたはずなのにあんな手のひら返しをけた。 こんな屈辱初めてだ。

そんな事を考えている。俺に構い無しに周りはガヤガヤうるさく、俺はなんだか孤獨をじた。

ここにいてもおかしくなる。し靜かな場所で考えよう。伏せていた顔を上げるとカバンから菓子パンを取り出し俺は屋上に向かうことにした。

教室を出ると、し廊下を歩き、右にある通路を曲がると階段を登り屋上に向かう。

屋上のり口にある扉は風が向かい風でとても重くじた。

風が心地よい。一人で何か考えるのにはちょうどいい。

扉を閉めるとすぐにを床につけた。

「はぁ〜本當になんだろうな」

菓子パンの袋を上げると、菓子パンをむしゃむしゃと食べ始めた。食はあるしかし、なんだか味しくない。

すると屋上のドアが開く音がした。 

俺はドアが開いた方をチラリと見るとそこには、馴染の四ノ宮優が、いた。

四ノ宮は、黒髪ロングのヘアー 顔はとても小さく長は170センチにしてはとても高い。俺の2センチ小さいく、はそこそこある。 

こいつはいつもお晝は3人組で、つるんで食べてるのにどうして今日は一人なんだ？

困している顔が四ノ宮にバレたのか

四ノ宮はこちらを見て笑い。 俺の橫に座り

「今日なんかあったの？」

「いや、何も...」

「あんたがいつも何もっていう時ってなんかあるんだよねー」

そういい、紙パックのコーヒー牛を飲みこちらをチラチラと見て來る。

「何があったのかいいなよ！ 私は他の誰かにも言ったりしないし、第1馴染でしょー」

「でも...」

「でも、じゃない！ 早く言いなさい！」

肩を四ノ宮に叩かれた俺はしぶしぶ四ノ宮にさっきまでの事を打ち解けた。

「今日ケンカで負けた」

かなりざっくりとした説明になってしまったがあまり思い出したくない俺はこんな小學生みたいなせつめいのしかたしかできなかった。

四ノ宮は俺の返答を聞きクスクスと笑い始める。

「ケンカに負けた？ それで遅刻したのー？ あんた今まで一回もした事なかったのに。」

腹を抱えて笑う四ノ宮に俺は何だかんだモヤモヤした気持ちになった。

「今まであんた中學の時ケンカもいっぱい負けてきたし何がそんなに辛いのよ！ わたしにもたくさん負けてるし」

「でも、今回はカツアゲされてるやつを助けようとしたんだ、そいつを助けた後、助けた奴にボコボコにされた」

「ノーマルに？」

四ノ宮からは、笑いが消えていてまじめに聞き返してきた。

「多分エスパー」

「多分かよ！」

「ノーマルに俺の攻撃をもろにけて何事もなかったように立っているなんて無理だろ」

「確かにねー」

四ノ宮はそうゆうと空を見上げ、目にかかっていた髪をなでおろす。

「なんで男ってそんな小さな事をいちいち気にするのかわからないなー」

「だって俺はいい事をしようと...」

「そんなの知らない！」

四ノ宮は俺の言葉を遮る

「たしかにあんたは強くない。でも人を助けようとしてたしかに負けた。でも今回は負けたことよりも人を助けようとしたことがすごくいいことだと思うんだー」

「なかなかエスパーでも、人助けをすることはない。ノーマルなんかに構ってる時間はないからね！ でも、あんたは違う！ 今回は助けた相手がヤンキー達とグルだったって事でいいんだよね？」

「あぁ」

「だったらそいつすごい嫌な奴だね！ 困ってるフリをして恩を仇で返すなんて」

「そんな奴きっとバチが當たるわ！ 神様は見てるもの」

四ノ宮はそうゆうと俺の方を見つめ出し

「気にするなよ！ そんなこと気にしてたら男らしくないよ！」

そういい立ち上がると

「今日はパーと盛り上がって忘れよ！ カラオケでも行こうよ！」

「お前今日バイトじゃ...」

「ん？合悪かったから晝休みになった瞬間に店長に電話しといた！」

四宮は俺にガッツポーズを見せるようにしてきた。

「仮病使ったのかよ！？」

「さっきまで合悪かったけどもう治ったからいいの！」

腰に手を當て言い返す四ノ宮

俺はその姿を見てなんだが気持ちが軽くなった。

「本當かよ！ さっきまで合悪かった奴のセルフじゃないと思うかど...神様は見てるんじゃないかよ」

し笑みを浮かべて俺も立ち上がる。

「小さいことうじうじする男は嫌いだよ！」

四ノ宮がそうゆうとお晝の終了のチャイムが鳴り響く。

「ほら！あんたただでさえ今日遅刻してきたんだから早く行くよ！」

ルンルンと四ノ宮は屋上を後にする。

俺はそんな四ノ宮の姿を見て、俺も屋上を後にした。

「やれやれ」