俺は四宮に裏路地の場所を教えながら歩いていく。

なぜか足がいつもよりも重くじた。

本當に行きたくない、加藤がいない確率の方が高いが、もしもあいつともう一度顔を合わせるとなれば、俺はどうしたらいいのだろう？

こればかりは加藤がいないことを願うばかりだ。

俺と四宮は気がつけば裏路地のり口の前に立っていた。

「ここでいいんだよね？」

「あぁ」

短くそう答える俺に四宮はこちらをチラッと見ると裏路地の方に歩いて行った。

俺も四宮の後を追いかける。

すこし歩くと今日加藤が絡まれていた場所が見えてきた。

見る限り誰もいない様子だった。

俺は心のどこがで誰もいなくてホッとした

「四宮ここが例の場所だ」

「ふーん誰もいないじゃん」

四宮はすこし退屈そうにしている。

長いは無用だと思った俺は四宮に早くここら出るように促す。

「もういいだろ、早く行こうぜ」

「うん、そうだね」

四宮も納得したところで路地から出ようと歩き出す。

「おい！ 待て！」

俺と四宮は後ろから聲をかけられたのか、聲のする方を向くと、怪しげな仮面をした男？ が立っていた。フードをしていて髪型はわからない。

仮面はあまりにも不気味な笑みを浮かべておりとても気味の悪いじだった。

「この人が例の人？」

四宮は仮面の男？を指差して俺に尋ねる。

「いや、多分加藤じゃない」

仮面は加藤よりも長が低かったため加藤じゃないと判斷した。 仮面が何のために俺たちに話をかけてきたのかは、知りたくもないが、なんだか気味が悪いので早く出よう

「おい！四宮もうほっとけ早く行くぞ」

俺が仮面を無視して歩き出すとのあたりに激痛がいきなり走り出す。

「う、ぅぅ」

いきなりを押さえ倒れる俺に四宮は何かを察したのか仮面を睨む。

「仙道に何をした！」

さっきまでの気な四宮とは違い、し俺から見ても怖いほどだった。

完全にこれはキレてる。

仮面は倒れている俺や四宮を見て楽しむかのように見ていると不気味な笑い聲で笑っている。

ボイスチェンジャーがかなり効いているのか男かの區別がつかない。

「ぅぅぅ」

を押さえながら這いつくばる

凄く痛い、ナイフか何かでを刺されたような痛みだ。 こいつはエスパーか？

いきなりこんな痛みが走るのはおかしい！

ただ気になる點はなぜ俺だけなんだ？

「とりあえず、お前たちはこれから地獄を見ることになる。 大人しくじっとしててくれ」

「地獄を見るのはアンタだよ！」

四宮は仮面に手のひらを向けると、仮面は一気に地面に膝をつく！

「なんだこれは？」

「どんどんが重くなっていく」

仮面は何が起きたのか分かってないのか必至に起き上がろうと試すもかなりの重力がかかっているらしく起き上がることができない。

四宮の能力はGRAVITY(グラビティ)重力をるといった能力で俺の火を出す能力とは違いかなり強烈な能力だ。

多分四宮が本気を出せば車なんてペチャンコになるだろう。

仮面は、ついに四宮の攻撃に耐えきれなくなったのか、パタリと仰向けになる。

仮面が倒れたことによってなぜか俺のの痛みもなくなっていた。

仮面が倒れたのを見て四宮は仮面に手を向けるのをやめ能力を解除した。

「仙道大丈夫？」

「あぁ、大丈夫だがさっきまでの痛みでけないしこのままにしといてくれ」

「わかった！ とりあえず警察を呼ぶね」

一応Banには、(能力を使う事)は無関係で敵意を人を傷つけるのを止しているので能力は自分を守るためなら行使していい。

しかし、能力を無意味なタイミングで使うことは止されている。

この仮面が襲ってきた件については、俺たちは罪に問われないだろう。

四宮のグラビティをけた仮面は、ぐったりとしている。

四宮が警察に電話しようと制服のポケットに手をれた時にタイミングを見計らったかのように仮面は起き上がる。

「はい！？」

四宮は困しているのは、倒れている俺から見ても気がついた。

「彼が君の能力か〜面白いね！」

仮面は四宮の方を覗き込むように見て笑っている

「バカな！かなりの重力をかけたはずだけど...」

「こんなの屁でもないよ！ 」

仮面は頭をぽりぽりと掻きながら四宮の方を見る

「君の能力はたしかに強い、そこの倒れている彼の能力も勿論ね！」

「なんで俺が能力者だとわかるんだ」

が張り裂けそうに痛いがまだ喋る元気はしあるので仮面に問いかける。

「ん？ そんなの襲う前から事前に調べてあるよ！」

「お前？ 加藤か？」

「誰それ！？ まぁ〜いいや」

仮面は話を続ける

「そこの彼の能力は強いだけど、能力を押さえすぎだよ！ 殺す気で來なきゃ」

「そんなのできるわけない！」

四宮が仮面に反発する

「まぁ〜初めはそうだよね！ だけど時期になれるしそうしないと君たちが危ない」

仮面はそういうと、四宮に何かを仕掛けたのか四宮は、俺と同じを押さえながら倒れる。

「おい！四宮や！？ 大丈夫か？」

「痛い痛い痛い！」

「こんなの序の口だよ！」

仮面は、痛がっている四宮に近づき、注のようなものを取り出した。

「おい！テメェーそれで四宮に何やるつもりだ？」

仮面は俺の言葉を無視して、四宮に近づき首に注の針を刺した。

さっきまで痛がっていた四宮は、幻かのように靜かになり倒れた。

「次はそこの君だよ！」

「おい！やめろ！」

俺はを力ませ全を火で覆わせた。

「おやおや！ これは綺麗な火だるまだね！」

仮面は火で覆われて防しているあ俺に関係なく注を刺そうとする。

「し熱いね、ただ人が死ぬ暑さじゃないし、針も溶ける熱さじゃない」

仮面は俺の首に注を刺して中のを注する。

すると、意識がだんだん遠くなっていく

「あ、ぁぁこれやばいな」