部屋を出た俺は腕時計のモニターをタップする。

午前5時20分

もう夜が明けたか。

山田は6位と3位の火種役になったらしい。

確かに3位のやっている事は殘非道だかそれを阻止するために6位が宮崎を殺してそれを阻止する。

これではやっている事はどちらも同じとしか思えない。

おそらく山田が火種役に選ばれたのはいきなり奇襲するのもおかしな話。 

何かしらのきっかけを作らなければ恐らく6位の名に泥を塗ることになるからだろう

「はぁ〜もう訳がわからん」

奇襲予定は今日の夜だと言っていたが明確な時間はわからん。

俺はとりあえず晝のうちに逃げるとしよう

こんなめんどいことに巻き込まれるのはゴメンだ。

そんな事を思い家売り場に向かう。

家売り場のベットにいないと怪しまれるからだ。

もう俺がいないとなると怪しまれ殺されてもおかしくない。

今宮崎は疑心暗鬼狀態だ。 

昨日の電話で頭にが上っている。

もうイライラが冷めて通常通りに戻っていれば幸いだがイライラするからと言って平気で人を殺しそうなやばい奴には代わりはないだろう。

俺はまだ死にたくない。 

裏切り者のレッテルをられれば終了だ。 俺もエスパーだかあいつには勝てる気がしない。 第1あいつの能力がまださっぱりわからない。 俺の能力は見ればわかる分あいつは見てもわからない。

圧倒的に宮崎の方が有利だと考えるのが妥當だろう。

家売り場についた俺は恐る恐る周りを見渡す。

幸いにも宮崎の仲間たちはグッスリと眠りについている事を確認する。

今逃げ出すのもアリだろうがここのフロアにいる以上必至に探し出されて俺は殺されるだろう。 なら今日の朝何か外に出ると言っていたがその時にこっそりと抜け出して俺は死んだことにすれば良い。

後は何とかポイントを貯め上のフロアに行くのが妥當だ。

俺はベットに靜かに腰を下ろす。

まだ３時間ほど寢られるな。

を倒すと俺は死んだように眠りについた

し時間が経つと俺のが誰かに揺さぶられている覚がした。

「おい！ 起きろよ」

微かにそう聞こえた。 

「うぅぅぅぅ」

全く起きない俺に腹を立てたのか聲はどんどんと大きくなり自然と揺さぶる強さも増していった。

ゆっくりとを起こし眠い目をこすり俺のを揺さぶっていた奴の方を見つめる。

「おう！ やっと起きたか！早く支度しろよ」

俺のを揺さぶっていた犯人は岡本だった。

岡本の顔からはしイラつきをじる。

「支度？ どこに行くんだよ」

俺はまだ眠い目をこすりながらダラダラと腕時計の畫面を軽くタップするモニターの時間には8時30分と表示された。

なくとも３時間弱は寢ていたのか、俺はゆっくりとベットから起き上がると岡本の前に立つ。

夜中に岡本と話した時のキャラとは違い岡本からはしイラつきと張、後は興しているようにもじる事ができる。

「狩だよ狩！ なくともお前は昨日來たばかりだから分からないかもしれねぇーが今から楽しい事が始まるぜぇ」

岡本は家売り場の出口に向かい歩き出す

昨日も宮崎が狩とか言っていたのは聞き間違いじゃなかったのか...

一何のことか分からないがどうにも嫌な予がする。

俺は岡本の後をゆっくりと追いかける。