《シャドウアクティビティ》第26話 殺意
「ずいぶんと素直じゃないか。どうせ行くあてもないんだろ?」
「そんな事はないさ。俺はまだきたばかりで頭が混してる。セーフティゾーンに向かってそこで整理するつもりでいるが」
岡本に言われた通り俺には當てがない。
セーフティゾーンに行く途中にどんな危険があるか分からないからだ。
とりあえずあのショッピングモールは安全とは言えないが食料や水もまだあった。
6位が今日の夜に奇襲をかけなければ3日はまだ考える時間ができたのに
「まぁ〜いい。これを見ろよ」
岡本は俺の前に寫真をおく。
俺は警戒しつつ岡本の置いた寫真を上から見下ろす。
「おい。そんなんじゃよく見れねぇーだろ」
「お前のことを信用したわけではない。 だから能力を解除することもできねぇな」
俺は未だに火を纏わせている。
これでは寫真に手をつける事はできず寫真は燃えてしまう。
「ククク、わかった。 わかったって俺がし離れればいいだろ? 多分お前に関係するものだ。」
岡本は俺をなだめるようにそういうと俺からし距離を取る。
俺は岡本の方を見ながら寫真を撮ると裏返しになっていた寫真を表に向ける。
「おい....これって...」
「ああ? 知り合い?」
岡本の方に走り出すように近づきぐらを摑む。
「テメェ!! 四ノ宮を殺したのか?」
そこにはだらけになって倒れる四ノ宮の姿が寫っていた。
俺は再び火を纏わせる。
「おいおい!熱いだろ。とりあえず話を聞け」
岡本は俺を突き飛ばすと手のひらを仰ぐ。
「クソ!これだからエスパーはめんどくせぇ。手火傷しちまったじゃねぇか」
手を仰ぐと再び床に座り出す
四ノ宮が殺された? あの顔は間違いなく四ノ宮だ。 服も切られ半分の四ノ宮が寫っていた。
まさか四ノ宮はそんな簡単にやられる奴じゃない。あいつの能力はとても協力で重力をる能力だ。 なんで...こんなことに...
俺は顔を伏せながら崩れるように座り込む
「やっぱり知り合いだったか」
「お前が...殺したのか?」
かすれるような聲で岡本に問い詰める。
「いいや、俺じゃないこれは宮崎が殺したんだ。」
「じゃーなんでお前がこの寫真を持ってるんだ?」
「俺はお前と別れた後見回りの報告を宮崎にしに言ったんだ。 報告の最中カメラに見知らぬ人影が寫ってな。 2人で向かうところを宮崎に殺されたよ」
岡本は話し続ける。
「ずっとお前の名前を呼んでたぜ。きっと探してたんだろうな。 そこから半殺しにされ、宮崎にレイ...」
「うるせぇ!」
俺は岡本に向かいぶ。
「それ以上喋ると殺すぞ」
岡本の話を聞いてから憎悪と憎しみ殺意が俺の中にどんどんと湧いてくる。
宮崎に四ノ宮は殺された。 
俺はあいつと一昨日まで普通に生活をしていたんだぞ! なんで俺たちがこんなことに巻き込まれなきゃいけないんだ。
俺があの裏路地に行くことをもっと必死に止めていればこんなことにはならなかっただろう。
四ノ宮は俺のせいで死んだんだ。
「クソが!」
床を思いっきり毆りつける
「ずっとお前の名前を呼んでいたからな。お前の知り合いかと思って寫真に殘した。お前は俺の言葉だけじゃ信用しねぇーからな」
岡本は笑いながらそういう。
「なんで笑ってんだよ。」
「ククク、怒る気持ちもよくわかる。だが、俺はお前が死のうがお前の知り合いが死のうが知ったことはねぇ。関係ないからな」
俺は再び岡本のそばによる
「ククク、おいおい。俺を殺すのか?俺を殺しても何も解決しねぇぞ」
「黙れ! 本當に殺すぞ!」
岡本は俺の顔を見つめる。
「ククク、そうだ。ようやくまともになったじゃねぇーか。 その殺意で宮崎を殺せ。俺を殺してもいいが何も解決はしねぇぞ。四ノ宮の仇を取るんだ」
俺はその言葉を聞き岡本とは反対の方に背を向け歩き出す。
「ククク、どこ行くんだよ」
「決まってるだろ。宮崎を倒す」
「そうか。まぁ〜頑張れや」
岡本の言葉を聞き流すように無視するとショッピングモールを目指して歩き出す。
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