《ヤメロ【完】》3
家に帰っても暇なだけだし観てみるかーー。
それはほんの気紛れだった。
人混みが苦手な俺はいくら興味を惹かれたとはいえ、本來ならば映畫館になど足を踏みれることはしかっただろう。
レンタルが開始されるのを待ってから、酒を片手に自宅でゆっくりと鑑賞すればいいのだ。だが、目の前に建つ寂さびれた映畫館がそんな選択肢を薄れさせた。
きっと観客など殆どいないだろう。目前にあるビルは、そう思う程には荒廃して見えたのだ。
斯かくしてこの『スナッフフィルム』を偶然にも観ることとなったのだが、初めに予想していた通りのPOV方式で撮影されたこの映畫は、俺の想像を遙かに超えた臨場で極上のエンタメを與えてくれた。
期待以上の出來にすっかりとハマってしまった俺は、これがシリーズものの三作品目だったと知るとその足でレンタルショップへと急いだ。だが、何件まわってみても見つからない『スナッフフィルム』。
後日ネットで調べてみると、どうやら映畫館での上映のみでレンタルはされていないらしかった。それどころか、かなりマイナーな作品らしく上映されている映畫館も限られているみたいだ。
この作品に出會えたこと自が奇跡だったのだ。
だが、マイナーといってもコアなファンとはどこにでも一定數存在するわけで、主にネットを中心にちょっとした話題にもなっていた。
『実際の殺人映像』とのれ込みで毎回上映されるこの映畫。それは、ファン達の間ではこれは紛れもなく本の殺人映像なのだと、誰が言い始めたのか誰が信じるのか、そんな噂がまことしやかに囁かれていた。
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