《シェアハウス【完】》

ファミレスでのバイトが終わった私は、パンパンになった腳を引きずるようにして歩くと、なんとか家の前へと著た。

今日は地獄のように混んでいた……。

腳は痛いしお腹も空いた。

そんな事を考えながら門を開いて敷地にると、一階の窓から燈りがれている事に気付いた。

もう夜中の二時だというのに。

靜香さんまだ起きてるのかな……?

玄関の扉を開けて中へると、私に気付いた靜香さんがリビングから顔を出した。

「おかえり真紀ちゃん。遅くまでお疲れ様」

「あっ……た、ただいま靜香さん」

何だかまだ慣れなくて、ぎこちない返事になってしまう。

ここに引っ越してきてから一週間とし、靜香さんは毎日こうして私の帰りを出迎えてくれる。

でも、今日は流石にないと思っていた。

いくら明日は土曜日で休みとはいえ、深夜二時をまわっているのだ。

寢ずに私の帰りを待っていたのだろうか……?

だとしたら、それは凄く申し訳ない。

引っ越し當日、靜香さんはシェアハウスの募集経緯を私に話してくれた。

念願だった持ち家を三年前に建てたものの、広すぎる家に一人で暮らすのもなんだか寂しい。

かといって男と暮らすのは抵抗があった為、今回限定で募集をかけたと。

たまには休日に一緒に過ごしたり食事を共にできる、そんな相手がしかった。靜香さんはそう説明してくれた。

「あの……靜香さん、もしかして私を待っててくれたんですか?」

「気にしないで、私が勝手に待ってただけだから」

そう言って優しく微笑む靜香さん。

その顔を見て、なんだかとても申し訳なく思う。

「それより真紀ちゃん、お腹空いてない?夜食作っておいたから、良かったら食べて」

そっと私の手を取った靜香さんは、そのまま私をリビングへと連れて行く。

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