事務所(作戦本部)に戻ると、怒號が飛びい慌ただしくいていた。

「武田捜査、大変です！」

「何事だ？！」

「國會議事堂が武裝グループと例の化けに襲撃されています！」

「なに？！」

巨大スクリーンにライヴ映像が寫し出されている。

武裝グループに混じって化けまで建になだれ込んでいる。

警や自衛隊員も応戦してはいるが化けの姿が見えていないせいもあって次々と吹き飛ばされていく。

「まずいだろ、これ！今すぐ行かないと！」

徹は今にも外に飛び出しそうな勢いだ。

「徹、落ち著け！」

こちらには5人そこそこの捜査しかいないし、まずは警察や自衛隊と連攜を取らないと。

ザッザッザッザッ…

？？

突然、事務所の扉が開いて20人程の武裝した捜査？達と、黒い上下のスーツを著た男が現れた。

「注目！」

突然現れたスーツの男が號令をかけた。

「私は新たに參事の任を拝した城田だ。たった今から私がこの特別対策チームを率いることとなった。」

なるほど、前の參事がああなってしまっては放っておくわけにいかないよな。

「今から特別戦チームを編する。だが、困ったことに部外者が４名もいるようだな。」

全く…コイツ等は！

「ばかな！そんなこと言っている場合か！」

俺の言葉に城井の鋭い眼が向く。

「口を慎め！私はこれから貴様の上となる男だぞ！」

…何？

「私のチームに部外者が混ざるなど言語道斷だ。そこで、君達部外者４人を臨時捜査に任命する！」

『は？』

見事に俺達４人の聲がハモった。

「…我々には本來君達へ強制できる立場には無いが、この國をテロリストから救うためだ。我々だけでは人外の勢力に対抗できるがない。頼む、力を貸してほしい。」

…そういうことなら最初からそう言え！

「クレア、徹、林さん、もう迷う余地なんてないよな？」

「ええ、もちろん。」

「しゃあないよな。」

「今は我々にできることをしないと。」

よし。

「參事、全會一致だ。」

「そうか、ありがとう。では君達４人と、田辺、桐山、山西、轟の４人を現場対応チームとする！」

『は！』

捜査４人はビシィッと敬禮をした。

…俺達もした方がいいのか？

クレア達も俺と同じ考えなのか、慌てて敬禮した。

「君達にも戦闘服と、ヘルメット、イヤモニターが支給されている。著替えておくように！」

『了解！！』

今度こそ俺達の敬禮が揃った。

…気分は悪くない。

「加藤、黒部…」

城田…さんは各チーム編を行った後、俺を呼び止めた。

「何ですか？」

「我々の武にも君の力を分けてもらうことはできないかな？」

「構いませんよ。」

「ただ、無限に力があるわけではないので、限定はしますが。」

「あぁ、それで構わない。」

「了解です。出はいつですか？」

「すぐにでもと言いたいんだが、我々にも準備が必要だ。

ろくな作戦もなしに突っ込んだとあれば、多くの部下が死んでしまうからな。」

この男ならしくらい信用しても良さそうだな。

「でも、俺達が行くまで持ち堪えられるんですか？」

「あぁ、君達が戻るし前に瀬戸さんが危険を承知で化けの封じ込めを自ら買って出てくれた。」

…瀬戸さんも無茶をする。

「敵戦闘員へは同行した捜査や警察、自衛隊員が応戦しているから多の時間は稼げるはずだ。」

「なるほど。急いだ方がいいのは間違いなさそうですね。」

「そうだ。早速部隊の弾丸を強化してもらえるかな？」

「わかりました。」

早速俺は準備にかかった。

「大変なことになっちゃったね…」

「あぁ、そうだな。」

ガチャ…

よし、これで最後だ。

俺は武擔當を呼んだ。

「でも、俺達しかこの事件を解決できないのも間違いないしな。」

「…そうだね。ちょっと來て。」

俺はクレアに手を引かれ、応接室にった。

扉を閉めると、カギを掛けブラインドを締めた。

…なるほど。

「これが最後になるかも知れないから！」

そう言ってクレアと、俺は服をいだ。

死ぬかも知れない作戦の前だ、これくらい許してもらえるはずだ。

…そもそもここは俺達の事務所だしな！

事が済み、応接室を出ると、

「…終わったかよ。」

徹が応接室の扉の前で両腕を組んで待っていた。

「えぇ、最高なお祈りの時間だったよ♡」

クレアはそう言って徹にウィンクを送った。

「…よかったな。それより後15分くらいで出発だぞ、早く著替えてこい。」

「わかった。」

クレアと俺は著替えを済ませると城田參事が歩いてきた。

「君達にはモデルガンしか持たせてなかったと聞いたが、もう立派は捜査だ。裝備を整えていけ。」

「それは、俺達に人も殺せと言うことですよね？」

「超法規的措置ではあるが、あくまで自衛の為だと思っていてくれ。だが、いざというときは…躊躇うなよ。」

「…了解。」

「それと、彼と仲良くしてたみたいだが、力は殘っている？だろうな？」

…バレてたか。

「大丈夫です。」

「…ならいい。武を選んでおいてくれ。」

俺はアサルトライフル、ハンドガン、コンバットナイフを選んだ。

クレアはアサルトライフル、マシンピストルのみをけ取った。刃は持ちたくないそうだ。

向こう側では徹と、林さんが武を選んでいた。

そろそろ出だな。

俺とクレア、田辺、桐山捜査がアルファチーム。リーダーはなぜか素人の俺になった。反対して理由を求めたが瀬戸さんからの指示だというだけで、リーダー辭退は卻下された。

瀬戸さんの指示って、あの人は一何者なんだよ。

徹、林、山西、轟捜査がブラボーチームだ。山西捜査がブラボーリーダーだ。

「黒さん、現地で會おう！」

武田さんか、支援部隊だったな。

「あぁ、お互い絶対生きて帰ろう！」

俺と武田捜査は固く握手をした。

「アルファ、ブラボー出だ！支援部隊は後に続け！」

『イェッサー！』

気持ちいい、一度言ってみたかったんだ！

俺達は裝甲車に乗り込んだ。

現地に付くと、一般人や捜査達の死が橫たわり、などもあちこちに飛び散っており、かなり悲慘な狀況だった。

「各員、腰を低くして慎重に進め！」

『了解！』

俺の指示に４人が答える。

…悪くない、悪くないぞ！

(ダメだ、舞い上がっている場合じゃない、冷靜に行かないと！)

正門に到著したが、誰も居ない。

…瀬戸さんは無事なのか？

正門を進むと突然銃聲が鳴った。

ピキューン！！！

？！

「スナイパーだ！」

俺はチームに注意を促し、安全なカバーポイント(を隠せる場所)に移し、周囲を確認した。

議事堂の監視塔がって見えた。

そこか！

「10時方向、スナイパーだ！！」

桐山捜査が腰程の高さのコンクリート壁にライフルのバレルを置く。

バァァァン！！

「スナイパーダウン！」

ス、スゲー！！

「よくやった！先へ進むぞ。」

議事堂正面玄関に到著した。徹達は西棟から侵する手筈となっている。

俺は扉にブリーチングチャージ(扉を破壊する為のリモコン式薬)をセットした。

「離れろ！」

ピッ

…ドゴォォン！

鍵が吹き飛び扉が開いた。

思っていたりよりすごい衝撃だな。

「突だ！」

俺達は中に突し、それぞれがカバーポイントについた。隣にはクレアがいる。

ここまでは銃を使わずに済んだが、この先は敵の本拠地になっているはず。

いざというときは俺が…

バババババババ…！！

來た！

「クレア顔を出すなよ！」

俺は顔をしだけ出し応戦する。

ババ！

バババババ！

「うぐぁ！」

よし、一人倒れた。

…死んでないよな？

田辺捜査達も応戦している。

…おかしい、なぜ化けがいない？

『公安部の諸君、ようこそ。』

例の黒幕か！

『これを聞きたまえ。』

『黒さん、皆さん。ここへ來てはいけません！すぐ帰りなさ…ぐっ！』

『失禮した。瀬戸さんはこちらで預かっている。これ以上邪魔立てする気ならただでは済まないと思いたまえ。』

ブチッ

通信が切れたようだ。

…くそっどうする！

俺は本部に連絡を取った。

「こちら黒。本部どうぞ！」

『こちら本部。』

「瀬戸さんが人質になっているようです。どうぞ！」

『それは確かか？マズいな。

彼は國家レベルの要人だ。何かあってからじゃ遅い。一旦下がれ！どうぞ。』

「了解。」

そんな要人ならなぜ前線に出したんだよ！仕方ない、戻るか。

俺達は一旦退き、車両まで戻ることにした。

ブチンッ！！

？！

正面玄関を出ようとした瞬間、全ての照明が落ちた。

「みんな気を付けろ！」

俺達はライフルのフラッシュライトを付け周囲を確認する。

くっ、奇襲でも掛けるつもりか…

「ぅわ！なんだ？！」

田辺捜査の聲だ。

バババババババ…！！！

銃をしている、マズい！

どこだ？！

俺は意識を研ぎ澄ませる。

…このじは、化けだ！

「各員一ヶ所に集まれ！こっちだ！」

ダッダッダッダ！！

「桐山です。どうなってるんです？！」

「化けだ！奴等が來た！」

周囲を暗闇にすれば、瀬戸さんの力で化けが視認できても意味がなくなる。

「來るなぁぁぁ！」

バババババババ…！！

「田辺落ち著け！」

「んぐっや、やめ…」

？！

俺がライトで田辺を見つけた時には、化けはそのに腕を突き刺し、心臓ごと貫いていた。

「ひっ！」

クレアの悲鳴が聞こえた。

「くそったれが！！」

バンッババッバババババババ…ッ！！！

俺は田辺を殺した化けに弾丸を何発も打ち込んだ。

{ぴぎゃぁぁぁぁ！！！}

斷末魔の悲鳴を殘し化けは々に散った。

「今だ！扉を蹴破るぞ！」

『イェッサー！！』

バゴォン！！

俺達３人は議事堂からの出に功した。