《首吊り死が呪う村、痣のスミレの狂い咲き》神はどこに
揺しながらも、僕は木々の隙間にり込んでいく縄垂らしを追いかけた。
と言うか、あれが縄垂らしなのかもよく分からない。そうなんだろうけど……。
いつでも木の後ろに隠れられるように半を隠しながら追いかける。
それでも普通に付いていけると言うことは、かなりゆっくり歩いているんだろう。
ふと後ろを振り返って気づく。緩やかな下り坂になっていた。木で隠れていて分からなかったけど、高くなっているのはお墓だけで、そこから橫は高くなっていないのか。
一人で納得する。でもふとした瞬間木れ日がほとんどってこない暗い道を、縄垂らしと言う得の知れない存在と二人きりで歩いているんだと思い出すととても怖い。
本當はい込まれていて、罠なんじゃないかと思ってしまう。
縄垂らしが左に方向転換した。
小走りに木々の間をって、隠れて覗くと、祠のようながあった。
その前に縄垂らしが立っている。
青白い顔が、振り替えっ——
「はっ」
とっさに隠れた。息の音が口かられる。
バレた? バレたか?
追ってきている? 向かってきている?
背中を幹にべったり押し付けて、手で口を押さえる。握った鍵が鼻に當たって臭いが気持ち悪い。心臓がうるさい。塞いだ口の隙間からはあっ、はあっ、と荒い息がれていて、更に更に揺する。
……今にもあの顔が僕を覗き込むんじゃないか。そして殺される。
僕は恐怖でぎゅっと目を瞑った。
耳からはなぜか自分の心臓の音しか聞こえない。
……しばらく経った。
恐る恐る目を開くが、縄垂らしはいない。
……いなくなった?
そーっと、さっき縄垂らしがいた場所を覗き込んでみる。
……いない。
実は僕のことをどこからか見ているんじゃと思ったけど、どちらにせよできるのは今日だけなんだ。スミレさんにも迷はかけられない。
いないのなら、祠を確認しよう。
そーっと木の影からを出す。
バッ——! と出てくるのではと思ったが、そんなことは無かった。
そのままそろそろと祠のようなに向かって歩いた。
小さいながらも屋があり、小さな注連縄しめなわのようなものが付けられている。そして格子狀の扉のようながあり、隙間から覗くと中には石が置いてあった。
そしてその橫に花瓶が置いてある。中は無い。
格子狀の扉に手をかけると、軋みながらも呆気なく開いた。
中の石は何の変哲も無く見える。
これが神……なのか。
扉を閉めて、もう一度祠を観察する。
特徴……。特徴はあるか。
そうだ! 隨分と高い。四角い石の上に木でできた祠が乗っているが、そこから扉までの長さが長い気がする。
何かをれられるくらいの隙間はあるんじゃないか。そう思いしゃがんでみると、小さな鍵を見つけた。
やった——!
すかさず持ってきた鍵を當てがってみる。
見ただけで明らかに大きさが違うのがいくつかで、それを除くだけで三つに絞られた。
ここまで我慢してきたかいがある。
一つ目……。上手くらない。違うようだ。
二つ目……。なんとかったが違和があり回らない。違う。
三つ目……。
ガチャリ。
開いた!
今までの苦労が報われた気がした。謎の高揚に包まれながら、外開きらしい扉を開ける。
しずつ見える暗い中には……またしても、石があった。
そしてスミレの花が沢山周りに置いてある。上と違うことは、短い蝋燭ろうそくと線香が置いてあることだ。
手をばして朽ちた石のようなそれをる。
どうやらかないようだ。顔を橫にしてよーく見ると、石に縦書きで名前が彫ってあるのが分かった。
松 竹
園 園
菫 高
壽
と。
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