《異世界転生の能力者(スキルテイマー)》第8話 助けるべき人

剣で刺された。

痛い…熱い…苦しい…いろんな気分がこみあげてきて吐き気がする。

HPが減っていくのが確認できる。そして死にそうになった時、

『蘇再生ッ!』

そう唱えると刺されたが和らいでくる。そしてHPも凄い速度で回復していく。

の中で何かがこみあげてくる。これなら行ける!

「ちっ!こうなったら一気に畳み掛ける!を喰らい盡くせ!忌魔

ダークマター!」

すると、なにかの紋章の形を作っていたのであろうオズルーンの手から魔法陣が出現し、5m程の巨大な怪がでてきた。

「これで終わりだ!消え去れぇぇぇえ!」

「させねぇ!はぁぁぁぁ!」

そうぶと、にエネルギーが溜まっていくのをじる。格段とステータスが上がった気がした。

___闇を捌け。ホーリージャッジメント。___

人差し指を怪に向けてスライドさせる。

…だが怪を呑み、巨大になる。効かない。

「終わりだぁぁあ!!」

「終わってたまるか!聖剣革撃ホーリースラッシュ!」

「グゥァァァ!」

の聖なる剣が怪を切り裂く。そして、

「俺はここでお前に勝つ!」

「ぐぁぁぁあ!」

一閃。聖剣が鋭い音と共にオズルーンを貫く。

「レベル…1…ごと…きに…俺…が負けるなど…

あり…えな…い…」

そう言い殘してオズルーンはその場に倒れた。

最初にしてだいぶ鬼畜な戦闘。だけど人を救えて良かった。そう思った達也だった。

周りから歓聲が上がった。

「はぁ…っ…はぁっ…」

疲れて息が上がっていて水分がしい気分だ。だが…そんなことしてる場合じゃない。そう思い、俺は縛られていたを解き解放した。

「だ、大丈夫ですか…?」

そう言うと彼の目から涙が零れ落ちた。

數分背中をってあげた。そうすると落ち著いてきたのか、彼は口を開いた。

「…あ、あの先程は…ありがとう…ございました」

「あぁ、大丈夫ですよ。無事そうなら良かった。」

「はい…。あ、あの私はここで失禮させてもらいます…行くべき場所があるので。」

「あ、了解です。」

「さっきは本當に助かりました。貴方、強いんですね。フフッ。また今度どこかでお會いしましょう!きっといつか!」

「はい!きっといつか!」

そういって2人は一旦別れた。人を助けるのは気分が良くなるなぁ。そう思い、ギルドに戻ると…

ギルドにいた人全員の視線が俺の方に向く。

「えっ…あのー…俺って此処で何かし

ましたっけ…」

俺はここのギルドで何かやらかしたことが思い當たらなかった。オズルーンをさっき倒したとはいえ、流石にそんなに早く報が出回ってるわけ…

「タツヤさん!あなたは偉業をし遂げました!闇の連合軍の1人オズルーンを倒してくださりありがとうございます。よって、貴方の冒険者ランクがE→Bまで上がります!おめでとう!」

出回ってたーーーーー!周りから拍手や喝采が巻き起こる。そしてその事よりも目の前にいる茶い帽子を被り、髭を生やし剣を背負っている男の人が気になった。

「あの、貴方は…?」

「あぁ、私はここの街のギルドマスターを務めている、オリバー・ウィルスです。初めまして。あ、私のことはオリバーと呼んでくれたまえ。どうぞよろしく!」

「あ、こちらこそよろしくお願いします。」

ギルドマスターさんだったのか…だから道理で風格がし違うと思った訳だ。

「冒険者カードを渡してくれたまえ。ランクと今回の件に応じたEXP経験値をやろう。」

「じゃあお願いします。」

そう言って冒険者カードを差し出した。

案の定、付嬢さんと反応が同じだった。

「えっ…!これは凄い。これは凄いぞみんな!1000萬人に1人だと言われてる神職だ!しかも覚醒者オールラウンダー。」

「え!」「すげぇ!」「神現る。だな!」なんて周りから言われる。

やっぱり凄い役職なんだな…

「あぁ、そういや渡してなかったものがある。ほい、これをあげよう。」

そう言って渡されたのは現代でいうiPh〇ne的な?その端末を手渡された俺は超ハイテクな機能の説明を1時間ほど聞かされさらに表彰やら飲食やらで4時間弱。気がつけば夕方の17時だった。

ここである危機に直面した。

「どうしよう。泊まる場所がない…」

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