《異世界転生の能力者(スキルテイマー)》第9話 王都
「どうしよう…。泊まる場所が無い。」
俺、荒瀬 達也は泊まる場所が無いという危機に直面している。この街には大きい宿泊施設があるらしいのだが、宿泊客も沢山で部屋、予約もほぼ埋まっているらしい。先程倒した闇の連合軍の幹部の1人オズルーン討伐の賞金として500萬ゴールドを貰った。ここの世界の共通通貨はGゴールドらしい。ありきたりなじがするが気にしないでおこう。500萬Gを持っているというだけあり、お金には當分困ることは無い。泊まるところのない俺はさっきの飲み會的なイベントの時、冒険者達に々な報を聞いた。何やらここから5日ほどかけて歩いたところに「王都」があるらしい。
ラノベやRPGゲーム、アニメでありきたりの場所で、産業、工業、農業が発展しており、人口がこの街が約10萬人で王都は2000萬人いるらしい。それに流も良くの行きいが盛んに行われていて、しかも周りにダンジョンが沢山あるのでレベル上げもできてとにかく最高の場所らしい。
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俺なら多分飛行魔法くらいは使えるかな…?だとしたら3日くらいで著くかもな…
なんて事を考えながら夜の街をぶらついていると、
「あ、あの…」
聞き覚えのある聲がした。聲のする方を見ると案の定、さっき助けたがそこにはいた。と言っても子高生くらいだろうか。紛れもなくだ。
「ん…あ、キミはあの時の。」
「はい!先程は本當にありがとうございました!この、ご恩はとても返しきれません…!そうだ。私に出來る事なら何でもします!」
何でもしますの臺詞キタコレ。鬼畜主人公なら『俺の奴隷になれ』的なこと言いそう。普通なら報収集とか王都まで一緒に行こう!的なやつだろうけど俺は既に決まっていた。
「なら……俺の仲間パートナーになってしい。」
「…え…?」
「あっ、別に嫌ならいいんだ。無理に…とは言わないよ。」
「いえ、全然。というかむしろなりたいくらいです!私も一人なので心細かったので。」
「ほんと!?じゃあ改めて、俺の名前はタツヤだ。今後ともどうぞよろしく。」
「わ、私の名前はリーラっていいます。こちらこそよろしくね!」
こうして2人はパートナー同士となったのだった。
この行が後に運命的な再會になった事を今、2人は知る由もない。
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「…という訳で王都に行きたいんだけど…
どう?」
「いいと思うよ!タツヤは転移魔法とか飛行魔法使えそうだけど…」
多分使えるだろう。なんせ覚醒者オールラウンダーって神職でありながらこの魔法を覚えてないほうが可笑しい。
「もちろんだよ。そういやステータスを見せてなかったな。ちょっと待ってて…」
見せるつもりだったんだけど……
見 せ 方 が わ か ら ん 。
どうしようかと思い達也はパッと思いついたものを唱えてみた。
『ステータスシェア』
するとステータス畫面がリーラの畫面にも映し出された。
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【名前】タツヤ     【年齢】17歳
【別】男            【種族】人間
【役職】覚醒者 (神職)  
【稱號】冒険者 転生者  神の力を得し者  
闇を討ちし者#1 
〜ステータス~
Lv.30
ランクB
HP  2100
SP   ∞
攻撃力  720
魔力   1200
回避力  340
察力  460
知力  600
運  2600
【追加効果】
全能神の加護Lv.7(10)
絶対的な力Lv.1(5)
《蘇再生》
・HPが20%以下になった時、攻撃力が上昇。8秒間の治癒効果が付與される。
《神の咆哮》
魔力を50000消費し、神の咆哮を放つ。威力は絶大。連しすぎるとに大きな負擔がかかる。
《覇気》
自よりレベルが低いモンスターまたはマーキングした対象に威圧を與える。
なんかまたさらに強くなってるし…
俺のステータス恐るべし。
「ッ!?すっ、凄いステータス…」
「まぁ驚くのも無理はないよ。チートだなんて呼ばれているからね…あ、ごめんチートっていうのは…」
「その言葉、知ってるよ。」
「え…」
驚きが隠せなかった。チートだなんて言葉この世界では誰も使わないし通じなかった。なのにリーラには何故か通じたのだ。
その答えは唐突に來た。
「だって私、タツヤと同じように転生者だから。」
衝撃だった。転生者は俺だけだと思っていた。しかも、呼ばれた名前がどこか懐かしくじた。
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