《魔力、、君、私》R

〜side R〜

森の中を走っていた。

ここがどこなのか、一どれほどの距離を走っていたのかもわからない。

追う足音は消えそうにない。

ただ、10年も前からこんな生活を送っているのなら、そろそろ慣れてもいいかとも思うが、やっぱり慣れない。

「っ___」

傷だらけで何も口にしてないボロボロのはここで限界のようだ。転んだまま起き上がれずただ顔だけをあげて後ろを見る。

「れ...や...ぁつ......る....」

もう何を言っているのか聞き取れないほど意識は朦朧としていた。ただ『殺される』ということだけはわかった。

理解するとともによってくる數人の兵士。

切り裂かれると溢れ出る

そこで私の記憶は途切れた。

〜side H〜

ここの班長に拾われてから10年がたとうとしていた。今はただ、戦爭の兵士として生きるだけ。死んだところで、誰も気にしないのだから。

前線でも右翼でも左翼でもないスパイとしての役割をはたしている。

「...帰る...か」

別に何か報が得られた訳では無いがそんな日もある。と言い聞かせてアジトへの道を歩く。

「...」

いつも通る千年樹の前に小さな人が倒れていた。來る時はいなかったのに。

「...ぅ....っ」

生きてる.....

「おい、大丈夫か!?わかるか!?」

男の子の服を著てるが、の子だった。

「...ぃ...んめ......ご...」

母國語を話す、俺と同じアマツ族...

逃げてきた...のか。

目にはうっすら涙が浮かんでいる。

「ダ、ブウジョイダ...大丈夫だ

    ...ハ、レオ、ラカダ、タカミ、ノ...ミキ俺は君の味方だから」

「...ゥ...」

口はかすが聲が出ていない。

ここにいては危険だ...

「...班長アノス...俺だ、ハルマだ

   けが人を連れて帰る...後はよろしく....」

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