《魔力、、君、私》小さな傷

〜R 回想〜

「これは私が6歳...今から10年前の話だ。

その頃はもちろん、私にも家族はいたし、王國だって滅びてはいなかった。

私にはは繋がってなかったけど姉がいたんだ。優しくて...でもかっこいい...凜々しい姉が。剣がとても優れていて私も姉に剣を倣った。

の名前は『白き牙』の違名を持つ、

"エレナ=ルーン"...もう何処にいるか、わからないけどな…

ハルマも、知っているだろ...

アマツ族殺...その時に姉とは別れた...

でも、アマツ族殺...その裏側で起きていたことを知ってるか...?

私たちの母國、ヨーテ國王の暗殺計畫...私も姉も、國王を守るために生きていたようなものだった。結局國王は死んで國は滅びた...が國王を殺した、隣國王と...その兵士を、私は、殺した。だから追われている。姉を探しながら、隣國の兵士の目を避けて生きている。

いつから狂い出したんだろう。私の格は。隣國王と兵士を殺した時から?姉と別れた時?もっと前に起きた災厄か...?

ごめんなさい...もう、わからない。」

〜H side〜

再び泣き出したリルの背中を優しく叩きながらゆっくり話す。

「話してくれてありがとな、もういい。」

小さなで國王を守る役を任せられて姉と生き別れたら辛いに決まってる。ずっとごめんなさいと繰り返すリルに「大丈夫」としか言えない。

「大丈夫、お前は一人で耐えた。

   これからは俺らがいるから大丈夫。」

「...ありがとう...」

泣き疲れたのか々あったからか、リルは俺の腕の中で小さな寢息をたてはじめた。

でもその寢顔はとても安心したようで、すごく綺麗だった。

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