《シグナル・オブ・デッド》第1章 2話 染の脅威
各々晝メシを食べて、攜帯を弄る。SNSのニュースページに「急速報」とあり、開いてみた。見出しにはわかりやすく、「死のウイルス、米國研究所で拡散」の文字。文面はこうだった
「昨日3月24日未明、アメリカ・カールスモートン州のティノーラバイオ研究所で開発中の染型ウイルス、Dウイルスが流出。このウイルスには人間を半死、いわゆる『ゾンビ』にしてしまう染が含まれており、當日研究所に居た所長のティノーラ氏、他研究員4名、合計5名が行方不明。カールスモートン州を始めとし、アメリカ領土の約95%に染が確認された。『今後、我が國、日本にも被害が出る可能は否定できない』と、環境省房長の野村氏は本日早朝6時付けの會見で発表した
夕日新聞・速達報道部」
との事
湊音「映畫みてぇな話だな…」
思わず、俺が食事をしながららした
斗哉「ん?」
魁人「何が?」
2人はまだこのニュースを見ていないらしい
湊音「ほら、これ」
攜帯の晶を2人に見せる
斗哉「えっ…」
魁人「何だ、これ…新しい映畫の予告じゃねえよな…」
湊音「…まあ、今のところこれ以外『日本に影響が…』みたいなニュースは來てないし、大丈夫だろ」
し驚いたが、軽く流す事にした
時刻は正午ぴったり。し早いが、映畫館に向かう
3時間後………
魁人「ぅあーーー…楽しかった!」
腰をさすりながら魁人が言った
斗哉「お前はジジイかw」
腰をさする魁人に斗哉がツッコむ
斗哉「次は字幕の洋畫でも見に來たいなぁ…」
魁人「それはお前1人で行ってこい」
斗哉「ちぇっ、釣れねぇなー…」
湊音「さて、次は何しようかな…ん?え、おい…」
俺はショッピングモールの店を調べようと、マナーモードにしていた攜帯を開く。あるニュースの通知が來ていたのを見て、文字通り顔からの気が引いた
魁人「ん?」
斗哉「どうした?」
2人が俺の攜帯の晶を覗き込む
魁人「え………」
斗哉「ま、マジか………」
そこに書かれていたのはこんな文章
「【急事態】昨日未明にアメリカの研究所で拡散されたDウイルスの染者を、先ほど國で確認。1番始めの染確認地は翼田國際空港で、環境省はマスクの著用と不要な外出は控えるように呼びかけ%#*$€?#@✞♇✟♆☩⚮⚲♱………」
意味不明な絵文字の羅列を最後に、文面は途切れていた
斗哉「だ、大丈夫なのかよ?翼田國際空港って、ここからそう遠くないよな!?」
斗哉が焦り口調で言った
魁人「け、けど…こういう時ってだいたい、政府が【急避難発令】とかする、だろ?だ、大丈夫…だよ…」
魁人が震え聲で返した
と、その時…
キャーーー!
遠くから悲鳴が聞こえてきた
俺のハクスラ異世界冒険記は、ドタバタなのにスローライフ過ぎてストーリーに脈略が乏しいです。
ハクスラ異世界×ソロ冒険×ハーレム禁止×変態パラダイス×脫線大暴走ストーリー=前代未聞の地味な中毒性。 ⬛前書き⬛ この作品は、以前エブリスタのファンタジーカテゴリーで一年間ベスト10以內をうろちょろしていた完結作品を再投稿した作品です。 當時は一日一話以上を投稿するのが目標だったがために、ストーリーや設定に矛盾點が多かったので、それらを改変や改編して書き直した作品です。 完結した後に読者の方々から編集し直して新しく書き直してくれって聲や、続編を希望される聲が多かったので、もう一度新たに取り組もうと考えたわけです。 また、修整だけでは一度お読みになられた方々には詰まらないだろうからと思いまして、改変的な追加シナリオも入れています。 前作では完結するまで合計約166萬文字で601話ありましたが、今回は切りが良いところで區切り直して、単行本サイズの約10萬文字前後で第1章分と區切って編成しております。 そうなりますと、すべてを書き直しまして第17章分の改変改編となりますね。 まあ、それらの関係でだいぶ追筆が増えると考えられます。 おそらく改変改編が終わるころには166萬文字を遙かに越える更に長い作品になることでしょう。 あと、前作の完結部も改編を考えておりますし、もしかしたら更にアスランの冒険を続行させるかも知れません。 前回だとアスランのレベルが50で物語が終わりましたが、當初の目標であるレベル100まで私も目指して見たいと思っております。 とりあえず何故急に完結したかと言いますと、ご存知の方々も居ると思いますが、私が目を病んでしまったのが原因だったのです。 とりあえずは両目の手術も終わって、一年ぐらいの治療の末にだいぶ落ち著いたので、今回の企畫に取り掛かろうと思った次第です。 まあ、治療している間も、【ゴレてん】とか【箱庭の魔王様】などの作品をスローペースで書いては居たのですがねw なので、まだハクスラ異世界を読まれていない読者から、既に一度お読みになられた読者にも楽しんで頂けるように書き直して行きたいと思っております。 ですので是非にほど、再びハクスラ異世界をよろしくお願いいたします。 by、ヒィッツカラルド。
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