《シグナル・オブ・デッド》第3章 3話 『大蛇』狩り
魁人「それ!」
魁人が威嚇返しに、獨自で作った閃弾を投げる
ドォン!カアァァァァ…
小さくも眩いが大蛇の視界を奪う
大蛇「キュルルル………」
大蛇は目を開けたり閉じたりしながら首を上手く振り回し、周りの廃車を飛ばしてくる
魁人「おっと!」
乃亜「あっぶな!」
湊音「し距離を取ろう!危険だ!」
5人とも距離を取り、ひたすら各々の銃に火を噴かせる。が、一向に大蛇が弱る様子は無い………
と、その時。斗哉の目にあるモノが映った。それは…
斗哉「(あれは…キズ?)」
そう、大蛇が暴れた拍子に斗哉に見せたのは背中にできた比較的新しい切り傷だった
斗哉「(あそこを狙えば…よし!)おーい!みんな!」
湊音「ん?」
果萌「はいはーい?」
魁人「なんだ、こんな時に?」
乃亜「どうしたの?」
斗哉「あれ!」
と、斗哉が指指す。すると、4人は斗哉が何か言う前に行に出た
パン!パン!パン!
ズドォン!パハァン!
ズダダダダ…
全員で大蛇の背の傷を集中して狙う
大蛇「クギャアアァァァァ!」
と、大蛇は咆哮を放ってドオォン!という音と共に橫転した
全員がやったと思った、次の瞬間
大蛇「グルルルルル………」
大蛇はまだ生きていた
乃亜「噓でしょ…」
斗哉「この化け…」
湊音「みんな、油斷するなよ…」
果萌「分かってる」
魁人「手榴弾もいつでもいいぜ…」
各々で靜かに銃口マズルを向ける。が、
大蛇「グルルルルル…グルァッ」
大蛇は一唸りすると、俺達に背を向けて猛速でを掘り、逃げていった
5人「へ?」
全員で拍子抜けした聲を上げてしまった
斗哉「何だよ…もう…」
乃亜「よかったぁ…」
全員で力する
湊音「………よし、先に進もう」
俺が提案した
魁人「そうだな、行こう」
【書籍化・コミカライズ】誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで〜嫁ぎ先は暴虐公爵と聞いていたのですが、実は優しく誠実なお方で気がつくと溺愛されていました〜【二章完】
『醜穢令嬢』『傍若無人の人でなし』『ハグル家の疫病神』『骨』──それらは、伯爵家の娘であるアメリアへの蔑稱だ。 その名の通り、アメリアの容姿は目を覆うものがあった。 骨まで見えそうなほど痩せ細った體軀に、不健康な肌色、ドレスは薄汚れている。 義母と腹違いの妹に虐げられ、食事もロクに與えられず、離れに隔離され続けたためだ。 陞爵を目指すハグル家にとって、侍女との不貞によって生まれたアメリアはお荷物でしかなかった。 誰からも愛されず必要とされず、あとは朽ち果てるだけの日々。 今日も一日一回の貧相な食事の足しになればと、庭園の雑草を採取していたある日、アメリアに婚約の話が舞い込む。 お相手は、社交會で『暴虐公爵』と悪名高いローガン公爵。 「この結婚に愛はない」と、當初はドライに接してくるローガンだったが……。 「なんだそのボロボロのドレスは。この金で新しいドレスを買え」「なぜ一食しか食べようとしない。しっかりと三食摂れ」 蓋を開けてみれば、ローガンはちょっぴり口は悪いものの根は優しく誠実な貴公子だった。 幸薄くも健気で前向きなアメリアを、ローガンは無自覚に溺愛していく。 そんな中ローガンは、絶望的な人生の中で培ったアメリアの”ある能力”にも気づき……。 「ハグル家はこんな逸材を押し込めていたのか……國家レベルの損失だ……」「あの……旦那様?」 一方アメリアがいなくなった実家では、ひたひたと崩壊の足音が近づいていて──。 これは、愛されなかった令嬢がちょっぴり言葉はきついけれど優しい公爵に不器用ながらも溺愛され、無自覚に持っていた能力を認められ、幸せになっていく話。 ※書籍化・コミカライズ決定致しました。皆様本當にありがとうございます。 ※ほっこり度&糖分度高めですが、ざまぁ要素もあります。 ※カクヨム、アルファポリス、ノベルアップにも掲載中。 6/3 第一章完結しました。 6/3-6/4日間総合1位 6/3- 6/12 週間総合1位 6/20-7/8 月間総合1位
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