《シグナル・オブ・デッド》第3章 4話 大統領達の墓
再びトルメールを目指し、北北東に進む事1時間。何やら靜かな場所に出た。脆もろそうな門に何か英語で書かれた鉄製の板が付けられている
乃亜「え、ここは………?」
魁人「んー………?」
斗哉「『Tombs Of Presidents and Secretaries』………『大統領達とその書達の墓』、か…」
果萌「お墓………」
湊音「なんか、薄気味悪いな…」
恐る恐る中にってみると、威厳ありげな墓石が並んでいた
斗哉「初代のショージ・ワシントンにジョン・アタムス…ケイブラハム・ロンカーンにウィリアム・タプト…レナウド・ローガンまである」
斗哉が英語表記に刻印された墓石を大雑把に読み上げた
乃亜「本當に『歴代のアメリカ大統領達』のお墓なんだ」
5人で歴代大統領の墓々を見て回っていると………
ドスン!
何か重たいが倒れる音が響いた
5人で音のした方向を振り返ると…
乃亜「え…」
魁人「は、墓石が…」
斗哉「あれは…確か、レナウド・ローガンの墓石…ローガン…『悪の帝國演説』…まさか…」
斗哉が何やら1人でブツブツ言った
果萌「その、レナウド・ローガンて大統領が何かあるの?斗哉」
果萌が聞くと
斗哉「何かあるなんてもんじゃない。ローガン大統領…1983年3月に開催された年次総會の『悪の帝國演説』だよ…」
震えた聲で斗哉が答えた
湊音「『悪の帝國演説』?何だそれ?」
俺が聞くと
斗哉「當時の民衆からは『対立する事と好戦的で狂気じみた反共主義によってしか思考できない』と猛批判を喰らった有名な演説さ。その演説以來、ローガン大統領には悪いイメージしかつかなくなって、失腳したんだ」
斗哉が震えた聲で続ける
斗哉「そして、ローガンの死に際は実に慘むごいものだったらしい。數人の民衆に拉致された挙句に、口を鎌で引き裂かれて毒薬を注され、アメリカの山中に生き埋めにされた、っていう新聞記事を世界史の資料で見た。は見つかったけど、発見された時は『人間』なんて言えるモノじゃなかった。1番近いモノと言えば…そう、まるでミイラのように骨だけだった………と」
斗哉が言い終えて、5人揃って背筋が寒くなった
ガシャッ………カラカラカラカラカラカラ………
次の瞬間、何やら軽い音が鳴りだした
5人で靜かに音の方向を見ると、ソレはこっちに向かってきた
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