《シグナル・オブ・デッド》第3章 11話 『脳筋怪』狩り
バイパー「グルァーーー!」
バイパーは雄びと共に俺らに巨大な拳を振り下ろしてきた。なんとか全員避けたが、床に振り下ろされた拳の威力で地面が揺れた
グラグラグラ………
斗哉「うぉっと…」
乃亜「なんちゅう馬鹿力なの…」
湊音「とにかく脳だ!あの剝き出しの脳を狙え!」
俺がみんなにんだ
パハァン!パハァン!パハァン!
ズダダダダダ………
全員で集中して脳を狙うが、どうやら脳部分も筋質のようでまるで効いていない。それどころか、ウェスキンスが使っていた機を余裕で持ち上げ、こちらに投げてくる
斗哉「くっそ、バケモノが…」
果萌「どうするの?」
魁人「(剝き出し狀態の脳…剝き出しという事は、常溫にれている…脳本は、本來は頭皮とその皮下組織に包まれているから、冷卻に弱いはず…ならば!)」
魁人が希を帯びた目で部屋の天井を仰ぐ。そしてソレを見つけた
魁人「(あった!火災報知!)
みんな、伏せろー!」
パハァン!
魁人が、ウェスキンスが落としていったであろう、そこら辺に落ちていたハンドガンで火災報知を撃った。たちまち火災報知がエラーを起こし、低溫消化剤が撒かれる
プシューーーーー!
低溫消化剤がバイパーの脳部分に直撃した
バイパー「ヴォン!?ギャウォーーーン!グギャアアァーーー………」
バイパーの脳部分が焼け、バイパーは氷のようにその場に解け失せた
魁人「よっしゃあ!」
乃亜「やったぁ!………けど、なんで?」
斗哉「あれだけ銃弾撃ち込んで倒せなかったのに、なんで消化剤なんかで倒せたんだ?」
「?」しか頭に浮かばない俺ら4人に、解説者のように魁人が説明した
魁人「本來、脳部分っていうのは頭皮とその皮下組織と骸骨の3つで包まれているから、その本表面は極端な熱変化に弱いんだ。だから、急激に冷卻したり加熱したりすればスグに狀態変化を起こしてしまう。その脳部分の質を利用したんだよ」
魁人が笑顔でそう締めた。と、斗哉が思い出したように
斗哉「………あ!そうだ、奴は!?ウェスキンスはどこに!?」
乃亜「あ!」
果萌「そう言えば…」
魁人「どこ行ったんだろ…」
湊音「多分、俺らがバイパーと戦っている間に逃げたな」
と、その時…
ピーピッピッピー、ピーピッピッピー…
5人の小型通信機が聲を上げた。俺が通信をけ取る
デッドプリンセス「みんな、大丈夫!?」
斗哉「大丈夫だぜー」
魁人「なんか訳わかんねぇバケモノが出たけど、なんとか倒したぞー」
デッドプリンセス「よかったわ…あ!ウェスキンスは?」
果萌「それが…」
乃亜「そのバケモノの相手をしてる間に、逃げられちゃった」
デッドプリンセス「やっぱり…ウェスキンスの生命反応座標が、高速で移しているわ。これは…ロシアはルアーム州、ゼダノフスクの研究施設ね」
果萌「えー…」
斗哉「アメリカの次はロシアかよ…」
全員で力する
デッドプリンセス「頑張って。とりあえず、今日はまだアメリカに居てちょうだい。そろそろ日が沈むから。そうね…あなた達が昨晩を過ごした、ロクノーマ州の一軒家まで移して、今夜はその一軒家で過ごしてちょうだい。また明日の朝、連絡するわ」
魁人「一軒家…あの家か」
湊音「分かった。じゃあ、あの一軒家に向かうよ」
通信を切って、昨日の晩を過ごした一軒家に向かった
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