《シグナル・オブ・デッド》第5章 4話 ウェスキンスの右腕

通路を進んでいくと、木製の扉に突き當たった。表札には日本語で『ズミールの部屋』との文字

果萌「『ズミール』…誰?」

魁人「知るかよ」

乃亜「『ズミール』…ズミール…ズミー…ロシア語…ヘビ?」

湊音「え?」

乃亜「『ズミール』…ズミー、だとロシア語で『ヘビ』の意味になるの…」

斗哉「まさか、ヘビでも居るってか?こんな半廃工場に?」

果萌「待って、何か聞こえない?鳴き聲みたいな…」

『シュルルルル…シャーーー…』

魁人「ま、まさかホントに…ヘビが?」

湊音「とりあえず…開けるぞ」

ガチャッと扉を開けると、そこに居たのは………

5人「!?」

ウェスキンス「やっと來たか。待ちくたびれたぞ」

ウェスキンスが仁王立ちして待っていた。その右には…見覚えのあるヘビが居る

魁人「このヘビが…『ズミール』…?」

乃亜「え?ちょっと待ってよ…このヘビって…」

ウェスキンス「ああ、そうさ。アメリカでお前達が戦って追い払ったヘビだ」

斗哉「コイツ、ウェスキンスのペットだったのか…」

ウェスキンス「まあ…『ペット』の一言では収まらんな。『右腕』と言った所か」

ウェスキンスが口角を上げて言った

湊音「じゃあ、あんたを倒すにはまずそこの『右腕』を倒してから、か」

ウェスキンス「その通り。俺は奧の部屋に行くから、せいぜい頑張るんだな。ここで殺されないように」

ウェスキンスはフッと鼻で笑って奧の扉に消えた

斗哉「『せいぜい頑張れ』って言われても…」

乃亜「もう弱點は知ってるんだけど…」

湊音「まあ、いいじゃん。さっさと殺って、扉の向こうに行こうぜ」

ズミール「シャーーー!」

ズミールが威嚇の聲を上げている

魁人「よし、『0ゼロ』で一斉銃撃だ。いくぞ。3…2…1………0ゼロ!」

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