《シグナル・オブ・デッド》第5章 5話 『右腕』狩り

魁人の合図で、一斉に銃撃を開始した。弾幕の様に銃弾が飛びう。しかし…

ズミール「キュルルルル…シャーーー!」

アメリカの時と変わらず、ズミールは銃弾をもろともしていない。しかし、ここまでは想定。本當の的まとは背中にあるのだから。そう思って、斗哉が隙をついてズミールの後ろに回り込み、スナイパーライフルを構えた。が、しかし………

斗哉「えっ………うわあぁ!」

ズミールは後ろに回り込んだ斗哉を確認すると、尾で弾き飛ばした

乃亜「斗哉!大丈夫!?」

斗哉「ああ…俺は大丈夫だけど…ヤバい事が分かった」

湊音「何だ?」

斗哉「キズが…アメリカの時に弱點として狙ったキズが無い。さっぱり無くなってる」

果萌「え!?」

乃亜「じゃあ、どうすれば…」

5人でズミールの攻撃を避けながら思考を巡らせていると…

魁人「そうだ!ヘビはあんな形だけど、分類は『両生類爬蟲はちゅう科昆蟲種』のヘビ屬に屬するもの!だったら、弱點は蟲と同じはず!」

魁人がそうんだ

乃亜「む、蟲!?」

斗哉「あんなのが、蟲と同じなのか?」

果萌「噓でしょ…」

湊音「む、蟲…」

俺達4人が目を丸くして確認する

魁人「ああ、間違いない。特に大型のヘビは、嗅覚の弱點が蟲とそっくりなんだ」

魁人はそう言いながら、部屋にぶら下がっていた電球を、電線ごと千切って取った

魁人「よし…一か八か…乃亜、ハンドガン貸して」

乃亜「か、魁人?何するの…?」

魁人「こうするんだ!」

魁人は電球にワルサーをぶっ放した

パリーン!と電球が割れて、ショートを起こしたのかモクモクと煙が出る。魁人がそれをズミールの目の前に投げた。すると

ズミール「ギャン!?キュルルルル………」

ズミールは鼻をヒクつかせて、その場に倒れた。そこに他の4人で銃弾を撃ち込む

ズダダダダダ………

パハァン!パハァン!パハァン!

ズミール「グルァ!キュルーン………」

ズミールは跳ねて、そのまま溶けていった

魁人「良かったぁ…生専攻してて…」

湊音「よぉし…進むぞ。いよいよ、ウェスキンスと勝負だ」

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