《フェンリル》憲法無視の武裝集団
2034年、群馬県立〇〇高校。
この高校ではとあるしきたりがあった。
それは転校生を1ヶ月に渡ったてリンチする『新人いびり』である。
そしてその新人いびりをけていたのが『雪風志禮』だった。
高校生「なんとか言ってみろよ!!」
志禮「……」
高校生「喋らねえなら口はいらねえな!!」
普段けているめ、しかしこの日だけは何時もよりも激しかった。
志禮をいじめる高校生の手にはバタフライナイフが握られている。
高校生「安心しろよ、葬式には顔を出してやる。」
そう言うと高校生はナイフを振り上げて志禮に切りかかろうとした。
志禮「……やめろよ。」
高校生「なに?」
志禮は咄嗟にやめるように口を開いた。
しかし、その時の志禮はこれまでとは雰囲気が全く違っていた。
目の奧から闇が広がってくるような深い目をしていた。
高校生「な、何だてめえ!!」
その異様な雰囲気に高校生は怯えることしか出來なかった。
志禮「新人いびりがなんだか知らないが、お前のようなヘタレが俺を殺せるのか?」
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挑発気味に言葉を発する志禮に対して高校生は恐ろしいほどに怒りだした。
高校生「そんなに死にてぇなら殺してやるよ!!」
思いっきり振り上げられた手は、一直線に志禮に振り下ろされた。
ドスッ!!
子高生「あ、雪風死んだんじゃないの?」
近くで楽しそうに見ていたも遂に笑いはじめた。
著した志禮といじめ屋のの間からはがボタボタと垂れていた。
子高生「いつまでそんなにくっ付いてんの?そんなにくっ付いゲイみたいだよ?」
志禮「そうか、なら離れよう。」
子高生「え?」
元にナイフをぶっ刺されたはずの雪風は相変わらず深い目で子高生を睨んだ。
子高生「なんで、じゃああのは?」
狀況が理解出來ずに、さっきまで笑っていた子高生は焦っている。
志禮「……お前のは喧しいな、いい加減にこっちを向け。」
さっきまで向こうを向いていたいじめ屋の方を持って無理矢理に子高生の方に向けた。
子高生「きゃぁぁぁ!!」
いじめ屋の腹部にバタフライナイフの刃が完全に刺さっていた。
志禮「お前は俺がこうなっていてもばなかっただろう…な!!」
志禮はいじめ屋の髪のを思いっきり摑んで地面に顔を叩きつけた。
高校生「ウガッ!!」
子高生「や、やめて!!死んじゃうわ!!」
志禮「喜べ、お前も後を追わせてやる。」
志禮はそう言うと足元にあった大きな石を持ち上げて倒れているいじめ屋の高校生の頭に叩きつけた。
何度も何度も叩きつけ、もはや原型をとどめていなかった。
子高生「オエッ」
志禮「ふぅ、次は……お前だ!!」
志禮は高校生からナイフを抜いて子高生に切りかかろうとした。
子高生「やめて!!きゃぁぁぁ!!」
志禮「!!」
気が付くと志禮は狹い部屋のような所で座っていた。
部屋の窓からは空と海が見える。
志禮の他に何人もが銃を裝備してその部屋で座っていた。
窓の外には海と空の他にヘリコプターが並んで飛んでいるのが見えた。
黒崎「また居眠りですか先輩、もうすぐ目標地點上空ですよ?」
志禮の橫には後輩の黒崎が座っていた。
黒崎「通信解除でほかの隊の聲が聞こえないからって寢ないでください。それで死んでも知りませんよ?」
パイロット「目標上空まで2分。降下準備開始してください。」
窓の外には小さく海に浮く影が見えた。
その影は徐々に近づき、気がつけば巨大な貨船とそれを護衛するイージス艦になっていた。
志禮「ハッチ開け。今回の目標は敵の輸送システム、ホワールウィンドつむじかぜを鹵獲することだ。余裕のない場合は破壊して構わん。」
隊員「了解。」
隊員の威勢のいい返事とともにヘリコプターのハッチが開き、武裝した集団が一斉に飛び降りた。
パイロット「ジャミング解除まで30秒。」
志禮も武であるM1911とM92Fを両手に握ってヘリコプターから飛び降りた。
気がつけば船団では警報サイレンが鳴り響いていた。
しかしもう遅かった。
ジャミングで対空システムに異常をきたしたイージス艦は一時的に使用不可になり、警報サイレンを鳴らしても対応出來なかったのだ。
志禮「抵抗するものは殺して構わん!!」
志禮の聲とともにかわいた銃聲が海上に響き渡った。
敵が救難信號を出そうとしてもそれを出す前に艦橋を制圧され、30分もたたないうちに船団は無力化された。
倉須「イージス艦の制圧完了致しました。」
黒崎「貨船、武裝を解除して投降します。」
大和「こちらもイージス2制圧完了。」
犬神「……………」
無線越しに仲間の聲(1人を除く)が聞こえてきた。
志禮「総員、帰投。長居は無用だ、早急に帰宅するぞ。」
貨船の艦首で1人で夕を眺める志禮。
夕焼けでその志禮の戦闘服の右腕に輝く金の狼の紋章が見えた。
彼らはフェンリルフォース、國防軍最強の攻撃部隊だった。
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