《フェンリル》世界の行

火虎「隊長ってのは本當に辛いな…俺の命令ひとつで部下が死にも生きもするんだ。」

九十九「何ぼやいてるんですか?タバコの吸いすぎで脳みそが溶けましたか?」

火虎「馬鹿言え、とっくに溶けてるよ。」

九十九「あ、手遅れですか…」

2人は馬鹿みたいな話をしながらテーブルに向かって書類を書いたり銃を分解したりしていた。

火虎「あれ、スライドどこいった?」

九十九「さっき錆止めスプレーかけてたでしょう。」

火虎「おっと、そうだったそうだった。」

火虎が銃を組み直していると、突然部屋の中央モニターに映像が映し出された。

火虎「ん?お前何か見たい番組でもあるのか?」

九十九「いいえ?てっきり隊長が映畫見るためにつけたのだと…」

???「やあ、諸君。」

モニターに突然人影が映し出された。

九十九「ゆ、幽霊!?」

???「生憎君たちがそこで何をしているのかは我々にはわからない。しかし、この放送は我々から諸君、國防軍攻撃部隊フェンリルフォースへのものだということをまず伝えておく。」

Advertisement

火虎「なんだと?」

???「我々は世界にあるべき形をさせる為に二度目の大戦後から活を始めたものだ。」

九十九と火虎はすぐにわかった。

これがあの『主者』によるだと。

???「世界はひとつにはならず、無駄な國境にとらえられている。我々はその思想を本的に変えるためにひとつの計畫を打ち立てた。」

モニターに映し出されている畫面が切り替わり、巨大なドーナツのような裝置の寫真に変わった。

火虎「こいつは…ホワールウィンド!?」

???「諸君らなら既に分かっているはずだ、アメリカの護衛艦を含む輸送船団が突然姿を消した。その船団が運んでいたものこそがこれだ。これはアメリカンAA社の獨自開発ではない。我々の思想設計の応用品なのだ。」

九十九は火虎の表を確認するが、火虎はなに一つ表を変えなかった。

???「我々は諸君らを撃滅する。」

火虎「できるものならやってみろ。」

火虎の口元には一瞬だけ笑が浮かんだ。

???「我々はそちらのある程度の戦力を把握している。特に、我々がエースと呼んでいる卓越した戦闘能力を持つ者達のことをだ。」

Advertisement

???「まずは火虎忠影、かつて暴走族のリーダーで、人を殺されたことにより、その犯人を殺すために従軍する。元戦車隊所屬、現在はフェンリルフォースの実質的指導者。」

???「そして雪風志禮、16歳の頃に殺人を犯して収容施設で暮らす。後にその腕を買われて國防軍に隊、最年鋭フェンリルフォースに所屬することになる。武はピストルの二丁拳銃、格は冷徹で、命乞いをする敵も躊躇いなく殺す。」

この報を聞いて火虎の顔も若干強ばり始めた。

火虎「報の流出は防いでいるはずだが?」

九十九「外部から侵された形跡もありません。」

???「桜木剣、日本刀のみで現代戦を生き抜いてきた産まれの遅いサムライ。過去に歌舞伎町で因縁をつけてきたチンピラを所持していたバタフライナイフで切りつけて皮を全て削ぎ落とした後に被害者の攜帯で謝罪とされる畫を撮って被害者の右目にナイフを突き立ててその場を去る。それ以前にヤクザの事務所を燃やしたりして警察から指名手配をけていた。」

Advertisement

火虎「こいつの通信源は?」

九十九「ダメです、アクセスできません。」

火虎「くそ、せめて発信先さえ摑めれば…」

???「他にも大和君や九十九君のように優れたソルジャーがいるが今回は時間的都合で割させてもらう。しかし、これだけは覚えておくといい。」

火虎「?」

???「我々は、諸君らを地獄へ歓迎しよう。」

ピー!!ピー!!

突然警報が鳴り始めた。

火虎「なんだ!!」

九十九「領空圏に飛翔あり。これは…自衛隊です!!」

火虎はすぐにメンテナンスしていた武を組み立ててマイクのスイッチをれた。

火虎「急事態発生、たった今基地上空に自衛隊のヘリを発見した。これを我々に対する宣戦の布告と理解し、これを直ちに撃滅する!!」

フェンリルフォースの隊員は直ちに準備を始めた。

急時の準備はだいたい5分くらいで終わる。

???「ではでは、諸君らの健闘を祈る。」

モニターの畫面は再び真っ黒になった。

火虎「現在の狀況は?」

九十九「ヘリは旋回し、この基地から離れています。」

火虎「空か、奴らが本気で俺らを殺しに來ているとすれば第一空団か。また厄介な刺客が來たもんだ。」

九十九「そんなに厄介なんですか?」

火虎「バカ言うなよ!!自衛隊で一番狂ってる部隊だぞ。」

せっせと準備をする火虎を九十九が眺めていると火虎が九十九に何か長いを投げて渡した。

九十九「え、なにこれは。」

火虎「M4だ、いざとなったらお前もから牽制撃でもして自衛的に使え。」

九十九「え、でも私撃った経験が…」

火虎「ここがセーフティ、ここがチャージングハンドル、ここがマガジンリリースボタン。以上!!」

簡単な説明を終えると火虎は部屋から飛び出していった。

時雨「そんなので戦うなんて無茶よ!!」

志禮「黙ってろ!!敵が來てるんだ!!俺が行かねえとみんな死んじまうぞ!!」

志禮と時雨は自室で喧嘩していた。

出撃するかしないかで喧嘩していたのだ。

志禮「目なんて見えなくても立地くらいはわかる!!」

時雨「それでも敵がいるのよ!!」

志禮「分かってるよ!!」

2人の怒號が飛びう中、部屋のドアが開き、ベルナルドが姿を現した。

ベルナルド「何してるんだ。」

時雨「ベルナルドさん!!志禮が出撃するって!!」

志禮「馬鹿野郎俺は行くぞお前!!」

ベルナルドはいつになく困り果てた表をした。

何か別のことで困っているようだった。

ベルナルド「志禮、お前はここで時雨ちゃんを守ってろ。」

そう言い殘すとベルナルドは部屋から出ていった。

相変わらず部屋の中からは怒鳴り聲が聞こえるがベルナルドはそれを気にもとめずに自分の部屋に戻った。

ベルナルド「生きてるか?」

レイ「……うん。」

ベルナルド「いいか?よく聞くんだぞ?今俺たちはとても忙しいんだ。変に部屋の外に出たりしちゃいけないぞ。」

レイ「……敵が…來てるんでしょ?私も戦う。」

ベルナルド「何言ってるんだ。戦爭なんてしくあるべきがするものではない。らしく戦爭とは無縁な生活を送るべきだ。」

レイ「私は……しくない。」

ベルナルド「はぁ、」

ベルナルドは深くため息をついた。

そしてレイの気を紛らわすため口を開いた。

ベルナルド「君は十分しいぞ。」

レイ「え?」

ベルナルド「いい子にして待ってるんだぞ?」

そしてベルナルドは部屋のドアを閉めて鍵をかけた。

暫くすると全員が準備を終えて雑木林にっていった。

通常ならば敵の侵に対抗して部隊を展開することはあまり無い。

しかし、フェンリルフォースは雑木林に対人用のレーザー網を張っているためその侵に気がつけるのだ。

大亜「敵位置は分かるか?」

隊員「明確にはわかりませんが、確実にポイントαにいますね。」

大亜「ああ、それと木の上に1人、茂みの中に1人だ。」

大亜が指さす方向には赤くくらいが見えた。

隊員「タバコですか?」

大亜「そうだ、夜のタバコは隠の邪魔だ。100メートル先からも見える。それを理解せずにタバコを吸っているとすればやはりただの素人集団だ。」

火虎「奴等は俺と大和のタバコを見てど素人扱いしてるだろう。そうなれば先にくべきは俺よりも倉須と黒崎だ。」

黒崎「了解。」

火虎「だが敵の位置、規模、裝備を見なければきづらいのも事実だ。」

両軍の指揮は同じ考えだった。

先にくとどうしても最低限の報が相手にバレるため先にきたくないのだ。

ベルナルド「火虎隊長、武裝の件であれば問題はありません、空は重量を必要最低限にするために小銃でさえストックをスケルトン仕様にしたものを使っています。基本的には軽裝です。」

火虎「そうか、なら桜木、お前の好きな開幕初首を貰ってこい。」

桜木「了解ぃ!!」

威勢のいい返事をすると桜木はその場に立ちあがった。

桜木「漢桜木!!戦の先陣、取らせていただきます!!」

このきを見て第一空が黙っているはずもなかった。

大亜「敵ひとりが姿を現した、単発撃、撃て。」

ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!

隊員たちは無駄な力をれることなく引き金を引いて桜木を狙い撃った。

しかし、桜木は倒れなかった。

それどころか凄まじい勢いで弾丸の飛んできた方に走り出したのだ。

桜木「そぉこぉかぁぁぁ!!!」

大亜「フルオートに切り替え!!制圧撃撃てぇ!!」

ズダダダダダダダダダダッ!!!

一斉に飛んでくる弾丸に怯むことなく桜木は日本刀を振り回しながら近づいてくる。

隊員「何なんだこいつは!!」

隊員は微かに甲高い金屬音を聞いた。

金屬と金屬が高速でぶつかりあったような音を小さくしたじの音だ。

微かにキィーンキィーンと聞こえる。

そして1人が切られる寸前で理解した。

桜木が倒れなかったのは當たらなかったからではない。むしろ當たっていたのだ。

しかし桜木のに當たったのではなく、桜木の日本刀に當たったのだ。

隊員「ぐは!!」

桜木「1人目!!」

隊員たちが桜木に気を取られているうちにフェンリルフォース部隊が一斉にき始めた。

大和「全隊、前進。茂みの先に敵の本隊の可能あり、気ぃつけて行けよ。」

フェンリルフォース「了解!!」

フェンリルフォースのきはぞろぞろとなんの俊敏もない怠惰なきだったが、何故か隙らしい隙がなかった。

そして自衛隊サイドはというと襲撃で一人が死亡したことにより切羽詰まっていた。

隊員「どうします。」

隊員「あの野郎時期に襲ってきます。」

大亜「焦るな、奴は一人だけ殺して我々のきを観察している。ここでガヤガヤしているとそれこそ奴の思う壺だ。ここは慎重に三手に別れる。βは南から、γは我々の反対からゆっくりと進め。」

隊員は命令通りにき出した。

しかし、その直後にフェンリルフォースの隊員が空部隊員達を発見した。

フェンリルフォース「敵を発見!!撃ち…」

ズドーン

遠くから聞こえた銃聲、それは通常の狙撃銃であれば有効程距離ギリギリから放たれただった。

はるか遠くに硝煙の中にり輝くシルバーの髪を見た。

      クローズメッセージ
      つづく...
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください