《名探偵の推理日記〜雪の殺人〜》第5話『雪の解読法』
「どう言う事ですか?」
小林刑事が俺にそう言った。
「"雪"というのは雪を指すものではなく雨宮さんのことを指していたんです。」
俺がそこまで言うと雨宮さんが口を開いた。
「私は雨宮子よ!!里が殘すなら、"雨"の方が分かりやすいじゃない!!」
雨宮さんは興した様子でそう言い放った。
「分かりやすければあなたが気づいて消してしまう可能があると考えたんだと思いますよ。」
俺は雨宮さんの方を見ながら言った。
「じゃあこのダイイングメッセージが何で私のことだと思ったのよ!!」
雨宮さんは開き直った様子でそう言った。
「この"雪"というダイイングメッセージは単に雪を連想させるためのものではないんです。この"雪"というダイイングメッセージを解読するにはまず"雪"という漢字を上下に割る必要があります。」
俺は落ち著いた聲でそう言った。
「雨かんむりとカタカナのヨですかね。………あっ!!なるほど雨宮子さんの頭文字だったんですね!!」
小林刑事は小學生の様にはしゃぎながらそう言った。
「そうなんです。大野さんは雨宮さんに気づかれないようにわざとこんなダイイングメッセージを殘したんです。」
俺がそう言うと雨宮さんがおもむろに口を開いた。
12ハロンのチクショー道【書籍化】
【オーバーラップ様より12/25日書籍発売します】 12/12 立ち読みも公開されているのでよかったらご覧になってみてください。 ついでに予約もして僕に馬券代恵んでください! ---- 『何を望む?』 超常の存在の問いに男はバカ正直な欲望を答えてしまう。 あまりの色欲から、男は競走馬にされてしまった。 それは人間以上の厳しい競爭社會。速くなければ生き殘れない。 生き殘るためにもがき、やがて摑んだ栄光と破滅。 だが、まだ彼の畜生道は終わっていなかった。 これは、競走馬にされてしまった男と、そんなでたらめな馬に出會ってしまった男達の熱い競馬物語。 ※この物語はフィクションです。 実在の人物・団體・國などと一切関係がありません。 2018/7/15 番外編開始につき連載中へ狀態を変更しました。 2018/10/9 番外編完結につき狀態を完結に変更しました。 2019/11/04 今更ながらフィクションです表記を追加。 2021/07/05 書籍化決定しました。詳細は追ってご報告いたします。 2021/12/12 書籍化情報を追記
8 63【書籍化】宮廷魔導師、追放される ~無能だと追い出された最巧の魔導師は、部下を引き連れて冒険者クランを始めるようです~【コミカライズ】
東部天領であるバルクスで魔物の討伐に明け暮れ、防衛任務を粛々とこなしていた宮廷魔導師アルノード。 彼の地味な功績はデザント王國では認められず、最強の魔導師である『七師』としての責務を果たしていないと、國外追放を言い渡されてしまう。 アルノードは同じく不遇を強いられてきた部下を引き連れ、冒険者でも始めようかと隣國リンブルへ向かうことにした。 だがどうやらリンブルでは、アルノードは超がつくほどの有名人だったらしく……? そしてアルノードが抜けた穴は大きく、デザント王國はその空いた穴を埋めるために徐々に疲弊していく……。 4/27日間ハイファンタジー1位、日間総合4位! 4/28日間総合3位! 4/30日間総合2位! 5/1週間ハイファンタジー1位!週間総合3位! 5/2週間総合2位! 5/9月間ハイファンタジー3位!月間総合8位! 5/10月間総合6位! 5/11月間総合5位! 5/14月間ハイファンタジー2位!月間総合4位! 5/15月間ハイファンタジー1位!月間総合3位! 5/17四半期ハイファンタジー3位!月間総合2位! 皆様の応援のおかげで、書籍化&コミカライズが決定しました! 本當にありがとうございます!
8 87【書籍化】追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで。
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