《名探偵の推理日記〜雪の殺人〜》第5話『雪の解読法』

「どう言う事ですか?」

小林刑事が俺にそう言った。

「"雪"というのは雪を指すものではなく雨宮さんのことを指していたんです。」

俺がそこまで言うと雨宮さんが口を開いた。

「私は雨宮子よ!!里が殘すなら、"雨"の方が分かりやすいじゃない!!」

雨宮さんは興した様子でそう言い放った。

「分かりやすければあなたが気づいて消してしまう可能があると考えたんだと思いますよ。」

俺は雨宮さんの方を見ながら言った。

「じゃあこのダイイングメッセージが何で私のことだと思ったのよ!!」

雨宮さんは開き直った様子でそう言った。

「この"雪"というダイイングメッセージは単に雪を連想させるためのものではないんです。この"雪"というダイイングメッセージを解読するにはまず"雪"という漢字を上下に割る必要があります。」

俺は落ち著いた聲でそう言った。

「雨かんむりとカタカナのヨですかね。………あっ!!なるほど雨宮子さんの頭文字だったんですね!!」

小林刑事は小學生の様にはしゃぎながらそう言った。

「そうなんです。大野さんは雨宮さんに気づかれないようにわざとこんなダイイングメッセージを殘したんです。」

俺がそう言うと雨宮さんがおもむろに口を開いた。

    人が読んでいる<名探偵の推理日記〜雪女の殺人〜>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください