《名探偵の推理日記〜君が消えれば〜》第1話『生臭い犯人』

「あぁ、それは犯人が書いたものです。被害者の筆跡と一致しないことから鑑識さんがそう言っていました。」

小林刑事が言った。

「魚のった生臭い奴……ですか。」

俺がそう言うと、小林刑事がこう言った。

「魚がった、って魚へんがついた名前の人ってことですかね。」

「まぁ、高校生が考えることなんてたかが知れていますからね。そういう単純なことだと思いますよ。」

俺がそう言うと小林刑事はやけに嬉しそうな顔をした。

「まぁ、ここにいるだけでは、捜査が進みませんから一応、聞き込みに行ってみましょうか。」

小林刑事がそう言うので俺は仕方なく外に出ることにした。(外は暑いから出たくないなぁ〜)

「なるほど、じゃあ君は事件當時は部活であの教室まで行く事は出來なかったんですね?」

俺がそう言うと年は答えた。

「はい。顧問の先生も見ているはずです。」

「ありがとうございました。」

俺はそう言って、年の家を後にした。「一応顧問の先生に確認してみましたが、あの年は一度も活場所から離れていないそうです。」

小林刑事が言った。

「そうですか。じゃあ、あの年はこの事件とは関係ないようですね。」

俺はそう言って、また歩き始めた。

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