《名探偵の推理日記〜君が消えれば〜》エピローグ

「君が殘した、魚がった生臭い奴っていうのは……」

俺が話していると、彼は俺の話を遮るようにこう言った。

「これ以上の説明を誰がんでいるの?この語の主人公である私は敗北し、すでにバッドエンドを迎えたの。主人公が負ける語なんて面白くないでしょ?これ以上つまらない語をばす必要はない。さぁ、私を逮捕しなさいよ。」

そう言い終えると彼は両手を前に差し出した。

「結局機が分からないままだったんですけど、小林刑事取り調べはどうだったんですか?」

俺がそう聞くと小林刑事がこう言った。

「何でも完璧な人間がいると語がつまらなくなる、そう言ってましたよ。不思議ですよね、彼を見ていると吸い込まれていくように人を引き寄せる能力があるんですよね。」

「そうですか。それが聞けただけでも今回は良しとしましょうか。あまり深く掘り下げてはいけないような気がするので。」

俺はそう言って警視庁をあとにした。

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