《名探偵の推理日記〜囚人たちの怨念〜》第2話『報収集』
俺は事件の報を集めるため、事件當時フロントで付をしていたに話を聞いていた。
「なるほど、それじゃああなたがそこにいた時には何も聞こえなかったということですね?」
「はい。特に何か変わったこともありませんでした。」
はやや張した様子でそう答えた。
「ありがとうございます。よし、じゃあ次は清掃員の人に話を聞きに行くか。」
俺はそう言い、小林刑事を連れて清掃員のいる事務所へとむかった。
    清掃員は休憩中で、小さな機で2人がお茶を飲んでいた。
「こんにちは。私、探偵の松本と申します。よろしければ事件について何か知っている事を教えて下さいませんか?」
俺がそういうと、2人のおじさんが俺の方をみた。
「事件のことですか?いいですよ。私達でよければ。」
おじさんは意外と優しい聲をしていた。
「それでは、本題にりま」
俺がそこまで言うとおじさん達は急に喋りはじめた。
「そうそう事件の事って言ったら。死亡推定時刻がちょうど俺たちが客室の掃除をしていた8:00〜9:00頃で、そこで亡くなってたのが、ニューヨークから來たアメリカ人なんだよな?……」
その後も事件の事について語られたが、どれもすでに得ている報でこのおじさん達に多くの時間を無駄にしてしまったのは言うまでもなかった。
【書籍化&コミカライズ】私が大聖女ですが、本當に追い出しても後悔しませんか? 姉に全てを奪われたので第二の人生は隣國の王子と幸せになります(原題『追放された聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~』
☆2022/11/4 スターツ出版様 ベリーズファンタジーより発売予定です☆ 改題「私が大聖女ですが、本當に追い出しても後悔しませんか? 姉に全てを奪われたので第二の人生は隣國の王子と幸せになります」 ☆2022/6/12 白泉社マンガpark様にてコミカライズです☆ 原題「聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~今の生活が楽しいので、迎えに來られても帰りたくありません!~」でコミカライズ中です。 リアは九歳のとき、十二歳になる姉プリシラについて神殿に行く。そこで、姉妹ともども聖女と認定されてしまう。 この國ではひと家庭で二人以上聖女認定された場合、一人を差し出さなければならない。両親は聡明で美しく魔法を使えるプリシラを手放すのが嫌で、迷わず妹のリアを差し出した。 神殿に召し上げられたリアは聖女候補として厳しい修行を積み、六年後晴れて聖女となる。神殿の聖女の中でも、最も強い神聖力をもつリアは、神託により王太子の婚約者となった。 リアは金髪で美しく優しい王太子に淡い戀心を抱く。しかし、順風満帆に見えた將來に陰りが生じはじめた。 アリエデ王國の最北にある黒の森で魔物が大量発生したのだ。リアはこの國の聖女として討伐隊に參加しなければならない。王都と愛しい王太子に別れを告げ討伐隊とともに旅立った。 そして二年にわたる戦いののち、魔物の封印をなしとげ、王都に凱旋するはずだった。 だが王都に帰ったリアを待ち受けていたのは同僚聖女と戦友のうらぎり。 王太子との婚約もいつの間にか破棄されていて、新たに姉のプリシラが護國聖女の名を冠し、王太子の婚約者におさまっていた。 魔物討伐を長引かせた責をおわされ、役立たずの聖女として國を追放されたリアは、西側の隣國との緩衝地帯である惑い森へ捨てられる。そこにたくさんの魔物が巣食っていて……。 森をさまよううちに彼女は、魔獣に襲われた瀕死の金髪美青年を拾う。 ≪全51話予約投稿済み! 毎日18時ごろ更新予定≫ 流行りの追放聖女テンプレのつもり。聖女は無自覚でざまぁ(予定)します。題そのものがあらすじです。足の不自由な人が出てきます。タグ注意、地雷のある方はお逃げください。 誤字脫字報告ありがとうございます!!
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