《名探偵の推理日記〜囚人たちの怨念〜》第4話『重要な証拠』
「へぇー、吉川さんの方が先にここにったんですか。」
「そうそう、俺は1ヶ月前からった新人なんだよ。」
田中さんがそう言った。
「田中さんは英語が喋れて俺よりも賢いんだ。俺の自慢の後輩だよ。」
「へぇー、そうなんですか。」
俺が清掃員のおじさんとたわいもない會話をしていると、小林刑事が息を切らしてこっちへ走って來た。
「ま、松本さん、ゴミ置き場の中から手錠と新品のドアプレートが出て來ました!!それから〜〜〜〜なんですけど、あの人でした。」
「やっぱりそうでしたか。よし、小林刑事、ここに事件當時現場周辺にいた人を集めてください。」
「という事は犯人が分かったんですか」
小林刑事は目を輝かせながら廊下を走っていった。
〜數分後〜
「お忙しい中お集まり頂きありがとうございます。これから私が事件の真相について話していきます。」
俺がそう言うと集まった人たちは真剣な面持ちで俺の方を向いた。
「はじめにこれだけは言っておきます。今回の事件の犯人はこの中にいます。」
その場にいた全員が驚きの表を示した。
「の狀況から犯人は被害者が時差ぼけで寢ている間にゴミ置き場から出てきた手錠をかけ、コードか紐のようなものを使って首をしめたものとみられます。他にもゴミ置き場からドアプレートも出てきましたが、これは恐らく、ある立場の人間が怪しまれずに部屋を出りするために廃棄したんだと思います。」
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