《クラス転移キターっと思ったらクラス転生だったし転生を繰り返していたのでステータスがチートだった》第13話「紹介&説明+α」
    俺は、リアを紹介する為に家の前まで連れて來たのだが、どう切り出すべきか迷っている。一緒にるべきか、待っといて貰うべきか。迷っているとリアから聲が掛かる。
「ルル、らないの?」
「あ、うん。るんだけど、どう説明しようかなって思って」
「そうな、の?じゃあ、呼べばいい」
「それだ!リアちゃん」
  この時の俺は、すっかり忘れていた。親父を呼んだとしても、親父より先に來るであろう1人の事を。
   そして、なにも考えず親父を呼んだ。
「父さ〜ん、ちょっと外來て〜」
「ん?分かった」
  俺は、リアと2人で外で待つことにした。
  俺が親父を呼んで30秒程してからだろう。俺の名前を呼ぶ聲と、走って來る足音を聞いた。
  そして、俺は思い出した。姉の存在を。
そして、玄関のドアが開いた。
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「ルル〜、おかえ、、、り」
「、、、、、、」
「、、、エ」
「エ?」
「エミーさーん、ルルがー」
「セリア、ルルがどうし、、た、、の」
「え〜と、その〜」
「「ルルが可いの子連れて來た〜」」
「?  ルル、お姉ちゃん、2人?」
「姉ちゃんは片方だけで、、、」
「やだー、お姉ちゃんって言われたの初めて。なんか、こう、くるものがあるわね」
「母さん、いい歳して妹も、、好きにならないで」
  危ねぇ、妹萌えっていいかけた。恐らく通じないだろうから、言葉変えたけど意味あってるのか?
  この2人の聲がかなり大きかったせいか、親父が走って來た。
「セリア、エミー、それは本當かー」
  それに、続くようにしてハルマ達がやって來た。全員ドアの前に。
「本當にルルが可いの子連れて帰って來たよ」
「本當ですわね。この歳でもう、お持ち帰りなんて」
「待ってセラさん! すごい盛大な勘違いしてるから」
「えっと、ルル。今は君、一応今は5歳だからね。まぁでも、人の趣味は僕にはなにも言えないよ」
「待てや、ハルマ。一応ってなんだよ」
「「「「「「えっ!」」」」」」
「えっ、てなんだよ!どっからどう見ても俺は5歳だろ。あっ」
  あっ、素が出て一人稱が俺になってしまった。どうしようか、恐らく引かれるだろうな。
「やっと、ルルが素で話してくれた。ルルって、『俺』って自分の事を言うんだ」
「そうだな、いつも他人行儀だったからね」
「えっ、、なんで」
「私がルルの事、引くと思った? 私のルルが素で話してくれたんだから、引くわけ無いじゃない。それどころか、私は嬉しいよ。だって、ルルが気を使わずに普通に喋ってくれたってことは、本當の意味で気を許してくれたって事なんだから」
「姉、、、ちゃん」
「ルルは、忘れているようだけど、ルルが前世の記憶を持っている事は知っているんだよ」
「そう、だったな」
  俺は1人で何を考えてたんだろうな。こんな家族に恵まれて、なんで引かれると思ったんだろうか。絶対に引かれることなんてないのに。なんだかスッキリしたから、俺は返してなかった言葉を言うことにする。
「皆、ただいま」
「「「「「「おかえりルル。そして、いらっしゃい彼さん」」」」」」」
「えっ、私?」
「はっ?」
「さーて、今日から家族が増えるな〜」
「ルルの彼で後の、お嫁さんなら私の義妹だね。可い妹は、大歓迎だよ」
「、、、、、、」
「どうした、ルル。新しい家族が増えるのだから、今日は晩飯が豪華になるぞ」
「お前らー、人の話しをきけーー!」
  というやりとりをえて、只今本日二度目のテーブルを囲んだ、家族會議である。
  えっ? 8人しか座れないのにリアはどうしたのかって? 決まっているだろう。
「リアちゃん、可いよ〜」
  姉ちゃんに捕まってます。
  俺の時みたいに、膝に座らせて後ろから抱きついている。リアもまんざらではないようで、自分から尾を橫にして、邪魔にならないようにしている。
「さて、本日2回目の家族會議を始める。今回はリアについてだ。まずは、知ってる人もいるが改めて自己紹介をしてもらえるか?」
「私の、名前は、アーリア・ソルテット。ソルテット家の、次、だった」
「ソルテット家といえば、神に並ぶ強さを誇る娘のいる家だな。リアはその娘の妹だったと。それで、過去形って事は、訳ありなのか。その訳を話して貰えるか?」
「恐らく、私は、捨てられた、か、売られたか」
「どうしてそう思う?」
「父さん、口を挾むようだけど、そのことは俺が説明するよ」
  俺は、家を出た後のことは軽くれた。リアと會った後、街を見て周り別れる時に、領主の息子で神でもある、ジルなんとかって奴とのやりとりを正確に、會話などのやりとりを説明した。その途中で、領主の息子の口から出た言葉によって、捨てられたら事が判明した、と伝えた。
「なるほど。説明の通りだと、心當たりがあるようだが、言えるか?」
「多分、才能が、無いからだと、思う」
「そうか。後2つ質問する。リアはこれから、どうしたい?」
「私は、、、」
リアは俺の方をチラッと見た。なので、微笑んで頷いておく。それを見たリアは、深呼吸をしてし力強く、ハッキリと言い放った。
「私に帰る家はない。けど、私は此処に居たい」
「そうか」
  親父はいつものし気の抜けた狀態から、真面目モードになる。顔はし引き締まり、厳つくなる。周りの空気が締まり、全員肩がビクッ、となる。
  が、直ぐにらかな顔になり、空気が緩む。
「合格だ、流石ルルだな。すごい奴を見つけてきた」
「どういう事?」
「しだけ、魔力を解放してリアに向けた。したじろいだが、ただの大人なら立ってはいられない。だが、リアは耐えたのだ。決意が強かったのだろう」
「ハァ、リアちゃん大丈夫?」
  俺が聲を掛けると、リアは姉ちゃんのところから降りて、俺の所に來ると手を繋いだ。かなり、怖かったのだろう。
  しの間繋いでいると落ち著いたのか、俺に尋ねる。
「ルルの、お父さん、何者?」
「おっと失禮、名乗り忘れていたよ。俺の名前は、ハゾメ・レビュートだ」
「レビュート、ってあの最強の?」
「そうだ。そしてリア、、、アーリア、君は此処に住めばいい。そして、レビュートと名乗っても構わない」
「えっ、、、いいの?」
「構わない。それと、もう一つ聞く」
「な、に、、」
「強くなりたいか?」
「私は強くーーー」
  さて、明日も訓練だし、早く寢るか。
  俺は家族會議の後夕食を取り、風呂にった後部屋に向かっている。部屋にり、俺は布団にって眠りについた。
  リアの部屋は姉ちゃんの強い希により姉ちゃんの部屋で共有となった。これで、朝俺を抱きに來る事はなくなるだろう。リアを抱いてそうだし。
  そして、俺の意識は暗闇の中に沈んでいった。
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一方領主邸では
「親父、調子に乗った雑魚がいるんだが、そいつに毆られた」
「なんと!それは何処の何奴だ」
「そいつは、あの丘の家に住んでてルルって言われていたんだ」
「どの丘だ?」
「あそこだよ。あの丘」
「あの丘っていったら、、、レビュート家がある所!」
「おい、ジルバ。お前はそのルルってやつに何かしたか?」
「ファイヤーボールを打ったけど、服がし燃えた程度で無傷だった」
「なんという事を。よりにもよってレビュート家の子供に手を出すなんて。どうする。ただ謝りに行くだけじゃダメだろう。本當にどうすれば」
「兵隊を向かわせればいいだろ」
「金を積んだ所で、兵隊がレビュート家に攻める訳が無い。クソ息子が、なんて事をしてくれたんだ。明日謝りに行くからお前も來い」
「はぁ?なんで俺が、」
「もういい、お前は部屋に戻ってレビュート家について勉強しろ」
明日も休めなさそうな、レビュート家でした。
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