《クラス転移キターっと思ったらクラス転生だったし転生を繰り返していたのでステータスがチートだった》第14話「訓練とお出掛け〜その1〜

  部屋の窓からしの燈りが指す。どうやら、太が昇って來たようだ。

  俺はそのによって目が覚め、ボーっとする頭で起き上がろうとした。しかし、起き上がることはなかった。俺は、いつも通り姉ちゃんだろうと思い、布団をめくる。

「寒、い。布団、ない」

「う〜、寒いけど、ルルがあったかい」

  俺の右側には、いつも通り姉が居た。しかし、今日は左側に金髪の獣人、リアが居た。

  この時期だと、明け方は寒いので布団がしくなる。そして、その布団がなくなり次なる暖を求め、やって來るのは俺のである。

  卑猥な意味ではなく、布団がなくなった後布団によって暖かくなった俺の溫という事だ。

「さっさと、起きる!」

「「おはよ〜、ルル」」

「うん、おはよう。って、そうじゃなくて。なんで、姉ちゃんとリアがいるんだよ。2人で部屋で寢てたはずだろ」

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「セリアお姉ちゃんが、ルルは、暖かいから、ルルを枕に、しようって」

「姉ちゃん、、、」

「だって、ルルが暖かいのは本當だし、リアちゃんも暖かいから2人を抱き枕にしたら、暖かそうだなって思ったのよ」

「まぁ、俺も暖かいから良いけど。って、そうじゃなくて、なんでお姉ちゃんって呼ばしてるの」

「私は呼ばしてないよ。セリアさんって堅苦しかったから、楽に呼んでいいよっていったらお姉ちゃん、がついたの」

「そうか。まぁ、リアが堅くならないならいいけど。それより、リア。昨日は寢れた?」

「セリアお姉ちゃんが、寢さして、くれなかった」

「ちょっ!リアちゃん、誤解をうむような言い方はやめて」

「本當の、事」

「とりあえず、リアと姉ちゃんは離してくれないかな。起きれないんだけど」

  この2人が両腕に抱きついて、に手を回して反対側の脇の辺りまで手をばして、抱きつかれているので解放されなければ、起き上がる事が出來ない。

「後10分だけ〜」

「ダメ、早く起きなさい」

「じゃあ、ルル。多數決で決めるわよ。後10分、ルルに抱きついて居たい人〜」

  両サイドから手が上がった。

「2対1で後10分に決定〜!」

「あの〜リアさん?ちゃっかりお姉ちゃんの方に手をあげてるの!もうそろそろ、朝ごはんだから」

「ルル、暖かい。離れない」

「いや、離れないじゃなくて、って寢るな〜」

  ハァ、まぁいいか。大10分ぐらいしたら朝ごはんだろうし、なんか忘れているような気がするけどまぁいいか。

「さて、ルルもリアちゃんも寢たし私も寢ようかな。そういえば、今日は平日?  平日って事は今日は學校?今何時」

  時計は5時半を指している。學校は8時から始まり、馬車で行くなら2時間かかる。

  この世界の時間の流れは、日本と変わらないようで1時間は60分、1分は60秒の1日24時間だ。

「ハァ、、、、遅刻するーー!」

  俺は姉ちゃんの大聲でビクッとしながら起きる。リアも驚いたのか半泣きになりながら、後ろから俺にぎゅっと抱きついてくる。抱きついて寢ていたから仕方ないか。

「今日は平日だから學校じゃない。急がないと遅刻する〜」

  そう言って、著替え始める。

「姉ちゃん、著替えるなら自分の部屋で著替えてよ。というより、先週も遅刻するって騒いでたんだから毎週毎週帰ってこなくていいのに」

「そんな事したら、ルルとリアちゃんに會えないストレスで死んじゃうから。それと、自分の部屋に言ってる時間がないのよ」

  そういい、姉ちゃんは制服に著替えていく。

  王國と帝國が運営しているので制服が決められている。制服といっても、きやすい黒を基調とした軽い服である。

  姉ちゃんが著替え始めたのと同時ぐらいに、俺はリアを連れて部屋を出て、1階のリビングに降りる。

  リビングに降りると、レナさんが料理を作っていて母さんが料理を並べていた。

「おはようルル、リア」

「おはよう、母さん」

「おは、よう、、エミーさん、と、、、?」

「そういえば、私は自己紹介忘れてたな、レナートだ。気軽にレナって呼んでくれや。よろしくな、リア。それと、おはようルル」

「よろしく、レナ、さん」

「ところで、セリアはどうしたの?  學校があると思うのだけど」

「姉ちゃんなら後數十秒で降りてくると思うよ、母さん」

「それならいいのだけど」

「皆さん、おはようございます」

「あっ、セラさん。おはよう」

「セラ、さん、おはよう」

「ルルも、リアちゃんもおはようございます。ところで、セリアは?」

「後數十秒で降りてくると思うよ」

「わかりましたわ」

  俺達が挨拶や自己紹介をしていると、ドタドタという音と共にセリア姉ちゃんが走って來た。

「皆、おはよう。レナさん、朝ごはんだけど」

「分かってるよ。おにぎりにしておいたからから」

「ありがとう、レナさん」

「セリア、今日もルルを抱き枕にして朝ルルに布団を捲られ、寒くてさらにルルに抱きついて二度寢しようとして、平日という事に気付いて今焦っているなら、ルルを抱き枕にしないの」

「なんで、母さんはそんなわかるのよって言いたいけど、し外れよ。リアちゃんもルルに抱きついてたし、リアちゃんを抱き枕にもしてたよ。それじゃあ、行って來ま〜す。じゃあね、リアちゃん。また一週間後ね」

「なんでリアより姉ちゃんの方が泣きそうなんだよ」

  半泣きになりながらも、姉ちゃんは學校の方に走って行った。そう、走って行ったのだ。馬車なら2時間だが、姉ちゃん曰く森を走って抜ければ1時間で著くのだとか。

  姉ちゃんが出て數分後に父さんと兄さんが降りて來た。そして、最後にハルマが降りて來て姉ちゃん以外は揃ったので、朝ごはんを食べる事にした。

  朝ごはんを食べ終わり、剣の訓練があるので俺は自分の部屋に著替えに來た。後ろにリアがいるが。

「って、リア。なんでいるの?」

「わたしも、訓練、やるから」

「それは、知ってるけど俺は今から著替えるんだけど」

「私、気にしない」

「俺は気にするんだけど」

 

  この通り、リアも訓練に參加する事になったのだ。昨日の親父の質問にリアは、強くなりたいけど才能がないから、と悩んでいる様子だった。

  しかし、親父から二つの事を言われたのだ。

  まず、リアは魔力がほぼれない質だという事。この世界の生は絶対に自分のやそれに當たる部分から魔力がれだすのだ。しかし、リアはそれがほぼれない特殊な質のようで、人の魔力を知して魔力からステータスを表すのが、あの水晶の役割のようだが、そもそも魔力がれだしにくいリアは、水晶にステータスは寫るがスキルなんかは、魔力の量が足りず寫せなかったのだけど。

  次に、リアの元家族は姉はステータスが高かって神クラスだったが、神には屆かない。何故なら、神、もとい神子はリアだったのだから。男からしか神と呼ばれるような人材は産まれて來ないとされていた。だから、神と呼ばれる。さらに、普通は神は一つの家系に一人産まれる事はあっても、二人目は絶対に神にはなれない。

  リアはの子だったので、神にはならない事が確定し、ステータスも低かったから捨てられたのだろう。

   親父はリアのステータスを全て見かした訳ではないが、誰よりも早く、リアのステータスの高さをじ、見つけたのだ。

  だから、親父はリアの訓練に參加させるようにしたのだ。そして、今日から訓練をリアも含めた、俺、ハルマ、リアの3人ですることになった。

  なんとか説明して、リアを姉ちゃんの部屋で著替えさして、外に出た。そして、ハルマと別れて親父の所に行こうとしたとき、家の前にかなり大きい馬車が止まった。とりあえず、俺はリアを連れて玄関のドアの前に來た。そこには、親父に泣きながら土下座して謝り続けている小太りのおっさんと、苦蟲を噛み潰した顔の昨日の領主の息子がいた。

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