《クラス転移キターっと思ったらクラス転生だったし転生を繰り返していたのでステータスがチートだった》第16話「訓練とお出掛け〜その3〜」

  俺とリアは今、訓練を終えて家の中で休んでいる。俺達が休んでいると母さんから汗をシャワーで流してくるように言われた。なので、リアが先に行ってから俺が行くように伝える。

「リア、母さんが風呂で汗を流したらって言ってるから、先に行って來たらいいよ」

「ルルの方が、汗掻いてた。先に行って、いい」

「いや、リアが先でいいよ。汗を掻いたまま冷やすと風邪を引いちゃうから」

「それは、ルルも、一緒」

「それはそうだけど」

「だったら、一緒にろ」

「えっ?」

「一緒に、はいろ」

「いやいやいや、ダメでしょ」

「一緒にれば、どっちも風邪を引かないし。昨日見た時、狹くなかった。問題、ない」

  どうしようかな。理的には問題ないけど、神的にはやばい。普通のなら何も思わないけど、リアは可いしからな。いろいろとね。

  まぁ、とりあえず分かれてるように持っていかなければ。

「広さとかじゃなくて、訓練で疲れているから1人でりたいだろ。だから、先に1人でりなよ」

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「ルルは、一緒はいや?」

  リアは慎重的にいつもはあまり変わらないのだが、どういう理屈か下から目線でリアが俺を見上げる形になっている。こういう風に見られると、斷れなくなってしまう。仕方がない、今は5歳の子供だ。馴染と小さい時は一緒にってたって人は、100人に聞けば1人はいるだろう。その1人に俺がなるなだけの事だ。

「わかったよ。じゃあ、さっさと行こうか」

「うん」

  リアの顔は満面の笑みになった。そんなに嬉しいのか。この時俺は、リアがコソッとガッツポーズしている事は見えなかった。

  リアと一緒に風呂に行く為に1階に降り風呂に向かって行った。向かってる最中に、母さんに會いニコニコされた。

  所についてドアを開けようとすると、ドアは開きハルマが出て來た。どうやら先にハルマが使っていたようだ。

「ルルと、、、リアちゃんだっけ」

「、、、えっと、誰?」

「そういえば、挨拶ぐらいしかして無かったか。僕はオガ・ハルマ、異世界人だよ。で、ハゾメさんに拾われて、ここに住んでいるよ」

「私は、アーリア、、、よろしく」

「よろしくね。で、ルル達もシャワーかい」

「そうだよ」

「どっちが先にるの?」

「一緒にだよ」

「そうか、一緒にか」

「驚かないんだ」

「だって、ルルの彼だしね」

「違うわ。それじゃあ、俺達はシャワー行くから」

  ハルマと分かれて所で俺は服をいだ。リアは恥ずかしそうにしながからもいでいた。恥ずかしいなら、1人でればいいのに。

  中にりかなりの広さはあるが、蛇口が一つしかない事に気づいた。仕方がないので、リアを椅子に座らせ、蛇口にホースを繋いで俺が後ろからリアにお湯を掛け流す。俺の時は自分でやると言ったが、リアがホースを手放さなかったので仕方なく、リアに俺はお湯を掛け流された。

  しばらくして、俺達は何もなく所から出てきた。決して、椅子につまづいてこけそうになってリアに捕まろうとした俺がリアに抱きつく形になったり、リアが濡れた床でり俺にぶつかり、2人共倒れて俺の上にリアが乗ったりなんて事は無かった。

  風呂から上がり、服を著替え所から出ると、ちょうど母さんと出會った。

「2人でってたのね。ルルやるじゃない」

「母さん、勘違いしてるから。何もしてないから」

「そうなのね〜。あっそうだ。レナが晝ご飯に使う調味料と材が無いから買って來てしいって頼まれたの。ルルとリアちゃん、一緒に行かない?」

「リアどうする?」

「エミーさんと、ルルと、お出掛け?」

「そうそう、3人でお出掛け。リアちゃん親を深めたいからね」

「親、、、?」

「家族なんだから、もっと仲良くなりたいって事よ」

「仲良く、なりたい。お出掛け、したい」

 

  リアは目を輝かせ、母さんに頼むように言った。

「それじゃあ、決まりね。ルルはリアちゃんに聞いたぐらいだから、行くんでしょ」

「そうだね」

「それと、、、」

「それと?」

「リアちゃん、可い〜〜!」

  そういうと、母さんは目で追えない速さでリアの後ろに回り込んで、脇の下から腕を回すようにして抱きつき、持ち上げた。リアは何がなんだか分からなくて、呆然としている。そして、狀況の理解が追いついたのか、リアは後ろを振り返り母さんを見たが、前に向き直り、し橫向きにして尾を橫にする。抱きつかれる事は満更でもないようだ。

  しばらくすると、母さんはリアを解放してでながら優しく、小さな聲でリアに話し掛けている。俺に聞かせない為なのかは知らないが、聞こえてしまう。

「リアちゃん、これは覚えておきなさい。

  前の家族がどんな家族だったかは私は知らない。リアちゃんがその家族をどういう風に思い、どういう風に暮らしたかなんて私は知らないし、前の家族を忘れなさいって言うつもりもない。でもね、今の家族は私達なの。リアちゃんが出來なかった事、やりたかった事をやらしてあげるのは、家族の務めだと思うの。抱きついて甘えたりしたいなら、甘えればいいの。それをけ止めるのが家族なんだから」

  何時もの母さんとは別人のようだった。いつものお気楽でレナさんとセラさんに比べると神的に1番子供に近かった母さんが、この時だけは母が溢れていた。

  その言葉を聞いたリアは半泣きで、母さんに近づいて行った。調べたところ、ソルテット家は実力主義だった様で無能と切り捨てられていたリアは、甘えたり出來なかったのだろう。空気の読める俺はその場を離れる事にしたので、自分の部屋に戻った。

  しばらくして、俺の部屋にノックが響いた。扉を開くとそこには、目がまだし赤くなっているリアとリアを抱きしめている母さんがいた。

「ルル、買い行くから用意出來てる?」

「出來てるよ。リアと母さんは?」

「私達は出來てるわよ。それじゃあ、行きましょうか」

  俺達は階段から降りると、そのまま玄関の方に向かい、外に出た。

  商店街の方に行くと、昨日の時と同じ様な景だった。買い客はが多く、店の人は店主であろう人が店番をしている。

  母さんは、野菜、醤油や味噌などの買いをしていた。

  この世界は、転移者や転生者が多いようで貨幣は紙幣で出來ているし、紙が貴重だとかそんなものはない。異世界人の知識によってそこらへんの問題はない様だ。

  母さんがレビュート家だと知っていても驚いたりしている人がいなかったので、母さんたちとし距離を置いて、店の人に聞いたら、

「何もしてないのに怖がる必要は無い。まして、絶対に安全だと言ってもいい」

と言われた。

  しばらく買いに付き合っていると母さんが、服を見るから広場で遊んできなさいって言われたので、今は中央の広場に來ている。

  広場に行くと同じ歳ぐらいの子が集まって來た。

「なぁなぁ、昨日ジルバに勝ったのって君だよね」

「凄かったね〜」

「ジルバの魔法をどうやって防いだの?」

「めちゃくちゃかっこよかったよ」

「ジルバって神なんだろ。って事は君も神なの?」

  とまぁ、質問責めにされている。

まぁ、友達が増えて喜ばしいんだけどね。

「待って待って、とりあえず自己紹介をするね。僕はルルシア5歳です、ルルって呼んでね。それで、こっちが、、、」

「アーリア、、、5歳です、リア、、って呼んで、」

  リアさん張してますな〜、そこがまた可い。

「そうだな、まずは俺から。俺は、ナイカ・ヒリョク、ルルと一緒の5歳だ。俺は、皆んなより力がないが、暮らせる程度にはあるから気にしないでくれ」

「次は僕だね。僕はヘイレッド・テトリア。世間的には、[転生人]って言われてる。皆んなと一緒の5歳だよ」

  俺は[転生人]という単語を聞いて驚いた。年齢が同じって事は俺と一緒に転生したクラスメイトの誰かなのだろう。とりあえず、元クラスメイトには俺の正は明かさない様にする。前世では、友達がなかったからか、千凪さんと聡介以外には良い視線は無かったからな。

  その後、何人かに名前を言われたがテトリアの事があったのでほぼ名前を覚えていない。

  俺達はその広場で皆んなとし遊んでいると、母さんが來たのが見えたので先に帰ることにした

  家に帰るとレナさんに買ったを屆けそのまま、椅子に座って晝食が出來るのを待った。

  こんな日常がしばらく続いたのだった。

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