決闘が終わり、闘技場から出ると姉さんとリアがいた。

「「お疲れ様、ルル」」

「どうも。どうだった？」

「「かっこよかった」」

「そうか。でも、1撃は貰ったんだよな」

「仕方、ない。スキル無しでは、防げない」

「そうなんだけど、近づかなければよかった」

「離れても、近づいてくる。意味が、無い」

「そうか」

戦爭に備え、転生人のスキルは知っておきたかったしな。

2人と話していると、その後ろから聲が聞こえる。

「やっぱり、1撃は貰ったな。ルル」

「知ってたなら、教えてくれたっていいだろ」

「俺が1撃をうけたっていうのに、ルルは無傷で完勝って嫌だし」

「嫌だ、って」

「とりあえず、疲れただろうから寮に戻ろうぜ」

「いや、ライは疲れてないだろ」

俺たちは他もない事を話しながら、寮に戻って行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

side・ニーナ

「ついでに、ルルも賭けてく？」

私は何気なく聞いてみた。出る本人は、賭けてはいけないなんてルールは『會』にはなく、むしろ推奨しているぐらいだ。

私はったのは最近の為、集金は初めてなのだが人を乗せるたりするのは得意な方にる。集団で登校して來る人達に話し掛けるのはし恥ずかしいけど、どの集団にもリーダー？みたいな人が居るのと、そのリーダー？がやけに私の意思を汲み取って、話しを集団でしてくれる。なので、上手いこと出來ている。

朝早くに來る集団が過ぎて行った後、彼が來た。同じクラスではあるが、恐らく覚えてないだろうと思いながら話し掛ける。

案の定、覚えていなかった。

長は低めで、も筋がハッキリと見える訳では無い。家名を知らなければ、とても弱いだろうと見えてしまう。

家名を名乗れば、大抵の人は戦おうとは思わない。しかし、強いのは彼の父であり彼自の実力ではないと、私はそう思う。まして、今回の相手はかなり強力なスキルを持つと言われる、転生人だ。圧勝になるなんて、私は思えない。

私の問いかけに彼から返ってきた返事は、勝つからいいって返事だった。

時間になり、決闘が始まった。

開始と同時にカマって人がいたのだろう。速すぎて私には姿が見えなかった。そして、姿が見えた時にはルルシア君が攻撃を避けているであろうところだった。攻撃は見えている訳もなく、ルルシア君の行もギリギリ目で追えているのレベルである。

ルルシア君が攻撃を腕で防ごうとしたが、何故か1〜2mよろける。どうやら、右肩辺りに攻撃が當たったらしい。

私は何がどうなっているのか分からず、只々混する。そして、魔法がぶつかり合って発音の様な轟音が鳴る。そして、混から戻る時には決著がつき、ルルシア君が勝っていた。

私が周りを確認すると、々な人がいた。その大半が賭けの結果で、殘る數は會場を眺めて思考がストップしている者達だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

side？

「カマが4組にやられたか」

「この様子じゃ、クラス替えは確実に1組は何人かれ替わるわね」

「カマの相手は調べといた方がいいよね」

「で、カマはどうすんだ」

「転生人だし、命令通りに始末するだろ」

「転生人の選別。そして、転生人へのり替わり。だったね」

「あのな〜、一応誰も居ないのは確実だか、そんなペラペラ喋るなよ」

「わかってるって、確認しただけだよ」

ルル達の知らぬ所で大きな計畫がいていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー