《クラス転移キターっと思ったらクラス転生だったし転生を繰り返していたのでステータスがチートだった》第43話「夏休み間近の準備」

學院生活が始まって早2ヶ月が経った。

毎週、休日になる度に學院をぶらついて、誰かを見つけると話しかけたりしていた。

そのおかげか、最初の頃みたいに避けられ事はなくなった。多距離がある生徒もいるが大が普通に話したり、話しかけられたりする。

「お前ら席に著けー。來週の予定を伝えるからな。

まず、來週の週末はクラス替えだ。今朝伝えたから分かると思うが、今回のクラス替えは一対一のれ替え戦だ」

れ替え戦だと完全な実力主義となる。

自分より上のクラスと當たった場合、勝てばそいつとクラスがれ替わる。その場合は負けたらそのクラスのままだが、相手が下のクラスだった場合は負けるとそいつとれ替わる。

相手は選で決まるが、どんな相手だろうと勝てばいい。

「連絡はこれぐらいだな。週末だからってはしゃぎすぎない様に。それじゃあ、全員帰っていいぞ」

リベル先生の臺詞とほぼ同時にクラスの大半が立ち上がり廊下に向かう。

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毎回こんなじで終わるのだから、最早見慣れた景でもある。

その集団に俺も混じって教室を出て寮に向かう。目的は家に帰る為の軽い荷纏めだ。

纏めと言っても、溜まっているプリントなどの家に置いておくものだ。馬車なら2時間もかかるが、走れば1時間ぐらいなので、そこまで荷は要らないだろう。

家に帰るのは、クラス替えのある週の週末は夏休みにり、帝國と王國の王を差し置いた貴族達の対レビュートの戦爭計畫が始まる。夏休みにる頃には親父は帝國にいるだろうし、転生人は夏休み一日目に呼ばれる事になっているらしい。

というのも、転生人である俺は呼ばれていないし招待もされていない。

ライ曰く、「転生人だから強いではなく、レビュート家だから強いっていう考えらしい。だから、転生人だって判明するまでに時間がかかって、招待するに至らなかった」らしい。

まぁ、呼ばれていても行かなかったが

寮で軽い荷纏めをしていると、ライとリアがやってきた。

「今週は家に帰るのか?」

「まぁな、來週には夏休みだからな。母さんたちに説明しなきゃいけないからな」

「すまんな、かなり面倒だろうけど頼んだ」

「説明?何を?」

「リア、この間説明しただろ。貴族共が戦爭を仕掛けにくるって」

「そういえば、言われた、様な気がする」

「まぁいいや。俺は帰るけどリアはどうする?」

「帰るけど、シアちゃんに、用事がある、から、ししたら」

「わかった、母さんたちにそう伝えておくよ」

を持って寮の部屋から出ると、ライに聲をかけられて止まる。

「そういえば、來週ぐらいにでもディルから説明があるだろうけど、奴隷化の首裏に王國に集められている。數的にはクラスに居た人達からルルの分を抜いた39個だ」

「待て、クラスメイトって俺をれて39じゃないか?」

「クラスに居た人だから、先生も含まれているからな」

「なるほど、了解」

もうないだろうと寮を出ると、學院の前に馬車が止まっており、生徒たちが乗っているのが見える。

俺はその橫を通り抜け山道にっていく。ある程度は整備されているが、登り下りが激しく為馬車がなんかは使わない道だ。

その道を現在、大時速40〜50kmで駆けている。

馬単や騎手の乗った競走馬だと約時速80kmぐらいらしいが、馬車はあまり走らさないのと乗客が乗っているからか時速20〜30kmまでしか速度は出さない。

まぁ、人間の最大速度は時速30kmぐらいらしいから速いのは確かだ。

1時間ぐらい走っていると數ヶ月前まで毎日見ていた景が広がっていた。

街があり、し離れたところに貴族たちの別荘がかなりの數がありもう1つの街と化している。

そして、し高めの丘の上にある家と、その隣にそびえ立つマンション。

この世界は異世界からの転生や転移というのは珍しくない。その中には職人や特殊な職の人がいる。さらにその中の、建築士や設計士といった人が親父に協力してハルマとそのクラスメイトが住むマンションを建てた。

途中人手が足りなくなったかと思ったが、街のかなり人が手伝いにきてくれて、1週間で6階建て54フロアのマンションが完した。前世ではこの規模のマンションを建てるのに1週間以上かかっていた気がするから、かなり速いと思う。

兄さんは何やら必死に建築士の人に話しを聞いていたし、相手は相手で凄い語っていた。最終的に飲みに行くレベルまで親を深めていた。

とりあえず、丘を登り家の前までやってくる。

玄関の扉に手かけ、扉を開き

「ただいま」

予想されていたのか、扉を開けた先に立っていた母さんに言うと

「おっかえり〜」

し軽いテンションで帰ってきた。

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