《クラス転移キターっと思ったらクラス転生だったし転生を繰り返していたのでステータスがチートだった》第67話「夕食とその後」
2階にあるシャルルにあてがわれた部屋へとやってきた。場所は俺の部屋の隣で、階段の近くにある。
扉の隙間からがれていない事から、燈りは點いていない事が分かる。
扉をノックし、中からの返事を待つ。レナさんは寢ていると言っていたが、起きているかもしれない。
中から返事はなく、恐らく寢ているのだろう。シャルルの1日の運量は、俺やリアの訓練時の運量とは比べものにならない筈だ。まぁ、姉さんの時は知らないからなんとも言えないが。
扉を開き、中にると、規則的な呼吸が聴こえてくる。呼吸音の発生源、シャルルはベッドにの右側を下にして、ぐらいまでし薄い布団をかけて眠っている。
「シャルル、晩飯だよ。ほら、起きて」
「.......ん、ぁ、はい..」
寢起き狀態だからか、作は遅く、目は開ききっていない。
「後はシャルルと俺だけだから、早く行くよ」
「....はい」
數秒ほどシャルルは固まっていたが、目が覚めたのかき始めた。先に部屋を出ていたが、階段を下りる頃には並んでいた。
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リビングにると機の上には料理が並んでおり、後は俺たちが座るだけになっていた。
俺たちが席に座ると、皆が食べ始めた。
「そうだ、ルル。戦ってどうだった」
シャルルの訓練の容から會話が始まり、會話が終わると親父がスザキアとの戦いについて聞いてくる。
「強かったよ。勝てる気がしない訳じゃないけど、今のままじゃ無理だと思う」
「そうか、まだ自分が弱い事が分かったか。長の余地ありだな」
「まだって、父さんは俺をそんな強くしてどうするつもりなの?」
「どうするって、ルルには跡を継いでもらう」
「........父さん、死にそうにないけど」
「ルルが最強になるんだ」
「......父さんを超えるって事だよね。俺には無理難題に聞こえるんだけど」
「ルルなら大丈夫だ。それと、まぁ、いくら強くても年を重ねていくと、それなりにはなるからな。後數年もすればレビュート家の當主はルルが引き継ぐから」
「父さんはあの固有スキルがある限り、俺が父さんを超えるのは無理だと思うけど」
発すれば親父が絶対になるという、無茶苦茶なスキル。あれがある限り勝負にすらならない筈だ。
「あの固有スキルか。ルル、どの固有スキルであっても、必ず何らかの仕組みやシステム、法則がある」
親父の固有スキルにもあるというのだろうか、そのシステムが。
「魔法が魔力を使うように、必ず元を辿れば無くしたり働かなくさせたら、発しなくなるものが存在する」
この世界のだいたいのモノは魔力が元になっているし、魔力で発させたりしている。俺の固有スキルだって魔力が必要だ。
必要なものが魔力でなくても、姉さんの固有スキルは魔力が必要って事もあるが、大切なのはだと言っていた事がある。自分の中のがなくなれば、固有スキルは発しなくなるらしい。
「この2つの事、分かったか」
「まぁ、分かったというより、分かっているの方が近いかな」
「そうか。それならばルル、もうあのスキルの対策は分かったんじゃないか」
「.....わからない。けど、ヒントなのは分かった」
「それでいい。まだ時間はあるからな」
親父と俺が話し終わると、靜かだった空間が賑やかになる。始めに話し出したのは姉さんだった。リアがシャルルに話し掛け、シャルルがリアに応える。真剣な話のムードは何処かへ行き、騒がしく楽しいムードがやってくる。
「そういえば、近々レビンがこっちに來るらしい」
夕食が終わり、食後の片付けが終わって一息ついたレナさんが話し出した。
「ルル、レビンさんというのは?」
「シャルルは會った事なかったっけ。俺の兄で、數年前に結婚して家を出たんだよ」
「そうなんですか。レビンさんは何故來るのですか」
「それなんだがな、何やら相談したい事があるらしい」
基本、兄さんは1人で解決出來るから、相談したい事があるとは珍しい。
「珍しいね、レビンからの相談事なんて」
俺と同じ想を抱いたのか、姉さんが話にざってくる。
「セリア姉さんなら解決出來るかもしれない、みたいな事が書いてあったな」
「手紙か何かで連絡が來てたんだ」
「そう、私に何が出來るかわからないけど、弟の頼みを斷る訳ないよ。まぁ、出來るかはわからないよ」
姉さんなら出來る限りの事はやるだろうけど、解決が出來るからはわからない。だから、解決するとはきっぱりと言えないのだろう。
「そういう事だ。レビンが來たらセリア、話を聞いてやってくれ」
「分かったよレナさん」
話が終わると、姉さんが何かを思い出したかのようにこちらを向く。
「ルル、お父さんからステータスの確認が出來たら、報告しに來いって。ダンジョンでの貰ったものの確認だって」
「分かった、父さんは?」
「書斎にいるんじゃないかな」
姉さんに居場所を聞き、おそらくいるであろう書斎へと向かう。
書斎へとやってくると、扉を開ける前に中から聲がかかる。
「思ったより早いな。開けるかられ」
親父の聲がかかると扉が獨りでに開く。
書斎で親父が固有スキルを発させているのだ。
「ステータスはどうだった」
「まだ見ていない。し話があるから、その話と纏めて、ここでステータスを開こうかなと」
「そうか。で、話というのは?」
ディルから聞いた話をそのまま話した。話し終わると、何か心當たりがないかと探るように、親父は目を左右にかす。
そして、何か心當たりがあったのか左右にいていた目が止まり、何かを言いかけた様に見えた。
「父さん、何か心當たりでも」
「まぁ、ないと言えば噓になるが、可能としては0に近い」
「そう。でも0じゃないんだよね」
「そうだな。この可能は調べておくがし時間がかかるかもしれない」
「そう、分かったよ。0に近いって」
「神殺しの稱號を貰った時の事だ。
『存在作』
これがその神の、ルル達でいう固有スキルみたいな能力だった。もっとも、固有スキルとは圧倒的に違って神の能力というのは理不盡だらけだがな」
理不盡な能力というが、親父の能力もたいがいだと思う。
「実際に確認はしたし、稱號もその時貰ったから殺しはした筈だ。それから復活していたなら調べれば分かる筈だが」
「調べるってどうやって」
「神界に行ってくる。復活してたなら、何かしら痕跡があるだろうからな」
「分かったよ。一応、こっちでも調べておくよ」
調べておくと言ってもあてなんてない。しかし、被害者であるとしても『転生人』が関わっている以上、無関係とは言いがたい。
「そうか。とりあえずはこれぐらいにしておこう。考えても分からないものは分からない」
「まぁ、そうだね」
「次はルルのステータスだな」
「そうだね。それじゃ、開くよ。『ステータスオープン』」
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