《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》05★

王宮ろうとしたら、兵士たちに囲まれて剣や弓矢を向けられる。流石にバレていたようで、既に事を把握している様子の兵士たちは全員俺を魔王軍を見る目で睨んでいる。その中にはかつて共に戦ってきた討伐隊の兵もいた。

こいつらも......俺を見ようとしなかったただのゴミだ。かつて共闘してきた者だろうともはや何のも無い。ただそこにいるから...ぶち殺すだけだ。

「ぎゃあ...!」

「あ”あ”あ”ッ!」

「ぺぎぃ!?」

息をするように兵士どもの命を潰していく。魔王を倒した頃には、討伐隊の中で俺に敵う奴はいなかった。ギルド同様に圧倒的な力の差がある俺は、傷を負うことも無くただただ人を殺して回った。

「勇者ぁ!お前はどうして...!?」

「何で仲間を殺すんだぁ!?狂人め!!」

「君はそんな人間じゃないはずだ...!!」

「正気に戻れぇ勇者!!」

「これ以上仲間を殺すな!!止まれ!!」

同い年の兵が、おじさん兵が、し年上の副隊長が、いつも隣で戦っていた兵が、孫が生まれたとか言っていた隊長が...俺を止めようと、言葉を投げかけてくる。

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全て無視、無視無視無視無視...耳を貸す事無く、斬って燃やして毆って消し飛ばして潰して、彼らの命を奪っていった。

「仲間...?心からそう思っていないクセによく言えたね?結局は都合の良い道としか見ていなかったくせに。俺がいちばん貢獻したのにお前らばかりが褒賞たくさんもらっちゃってさぁ!家庭が裕福な坊ちゃんお嬢ちゃんオジサンたちはそうやって優遇されて俺はそうじゃない!みんなみんな俺をハブって除け者にして味いすすってさぁ!!」

や恐怖、怒りなどが混ざった目を向けるかつての同胞どもを、怒りと嫉妬と怨嗟の念がこめられた言葉をぶつけながらみんな殺していった。

しばらく経つと、俺に立ち向かってくる兵士が現れなくなった。どうやらみんな殺してしまったらしい。だったら次だ。

無理矢理討伐隊に引きれて魔王軍と戦えとか命令して、そのくせ偉そうに見下して、道扱いして、こっちは命懸けて頑張って働いているのに、労いの言葉さえかけずでいてそれどころか蔑みの言葉しかかけない。

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そんな腐った人格をした、ゴミ溜めを、処分しに行こう。

大臣、使用人、彼らのガキども...みんな殺してやった。特に大臣どもは、この期に及んで俺を口汚く罵るものだから、いちばん殘酷に殺した。

を炙ってしずつ消耗させて、口と鼻を氷で塞いで窒息させて、家族がいる奴に対しては、目の前で妻子を殺して見せて、を沸騰させてもがき苦しませて、ぐるぐる巻きに拘束させたまま上空に投げ飛ばしてコンクリートに頭をぶつけさせて...

「下賤な者が、こんなことが許され――」

「この犯罪者が――」

「やっぱりお前など勇者にふさわしくなか――」

「――俺がこうなったのは全部お前らのせいだ。死ね」

罵聲も命乞いも全てどうでもいい。ただこのどす黒いのままに、俺が今いちばんしたいことを葉える為にく。

そして―――

「な......んて、ことを...!!」

次は......俺をいちばん最悪な形でどん底に突き落としてくれた王、リリナ様だ。

「友聖、自分が何をしたのか――」

「もちろん自覚してるし理解もしてる。でもさぁ、俺をこんな風に変えてしまったのは、リリナ様たちじゃないか。お前たちが選んだことじゃないか。

優しくしておいて......結局はお前もあいつら汚い豚どもと同じ、俺のことはただの道としか見ていなくて、魔王を倒して平和が確立したと知った途端に用済みだって冷たく突き放してさよならかよ」

「な、何を...!?」

「まだ惚けるんだ、さすがだな!?數年間、表面は優しい顔を向けてきて、役目が終わった瞬間あんな風に冷たくしてくれて!まんまと騙されたよ!お前も、心の中では俺のこと平民だからと蔑んで、幸薄い貧相な男だと見下していたんだろ!?」

「そんなこと思ってない!私は――「もうお前の噓しか無い言葉なんて聞きたくねー」

――ぁ......!!」

風魔で空気をり、リリナ様の周囲の酸素を無くして呼吸を奪ってやる。もう彼の耳障りな聲を聞かないで済む。あとは、その命を奪うだけだ...。

「異世界でお利口さんでいたのが間違いだったんだ。こんな世界でそういう格をしていても結局は損をする。初めからこうしていれば良かったんだ......お前らから學ばせてもらったよ。

じゃあな...今まで噓でも俺を勵まして労ってくれて嬉しかったよ......そうやって人を騙してどん底に突き落とすという最低な詐を教えてくれてどうもありがとうな!!!

さようなら......リリナ様」

ドシュ......「ぁ......あ」

お別れの言葉をかけ終わると同時に、リリナ様の腹に剣を突き刺して終わらせた。窒息死か失死かなんてどうでもいい。苦しんでもらえるよう心臓は外した。噓つきには當然の報いだ...!

そしてその後も俺は殺戮を行い、殘の限りを盡くして――王國を滅ぼした。

殘っていた貴族や國民どもを、老若男関係無く殺して、殺し盡くした。

俺を最初に捨ててくれた國王は、特に酷い目に遭わせた。娘であるリリナ様を殺したと言ってさらに目の前で王妃と殘りの子どもを殺して見せて、「こうなったのはお前のせいだ」と塩を塗り込むように何度も聞かせて心を壊してやった後、イエスキリストのように十字架で磔にして手足を杭で刺して固定させてからそのまま國中引きずり回しを行って、最後は火炙り刑に処して殺した。

國王の苦悶に満ちた聲は、俺のこの怒りをしは鎮靜させてくれた。

「まだだ。俺に優しくしてくれないこんな世界は要らない......全部、滅ぼしてやる...!」

王國だけでは飽き足らなかった俺は、さらに三日三晩、世界中を躙して回って......全ての國と町、村の人間をぶち殺して、このクソッタレな異世界を滅亡させた...!

「は、はははははは...。へはははははははははははぁ!!!そうだ、俺以外の人間なんて要らない!どうせ見ようともしない優しい世界にならないのなら、全部滅ぼしてしまえば良い!!みんな死ねば良かったんだぁ!!

ひゃあははははははははは...!!」

俺以外の人間を絶滅させてからしばらく、聲が枯れるまで嗤い続けた。こんなに心の底から笑ったのは、前世から含めて何十年振りだっただろうか。

他人を不幸と絶のどん底に突き落とすことが、こんなにも愉しくて快だなんて初めて知った。

「そうだ......《《あいつら》》も、ここにいた奴らと同じ目に遭わせたら、いったいどれだけ愉しめるのだろうか...」

どうでもいい赤の他人でもこれだけ笑えたんだ、もしあいつら――前世で俺をめてハブって鬱になるまで追い込んでくれた、憎くて殺したくてしかたないあのクズどもをもああやって甚振って殘の限りを盡くせるなら、復讐できるなら。

俺はどれだけ救われるのだろう...。前世では果たせなかったあいつらへの復讐が、この力があれば簡単にできるはずだ!

しかし、ここは異世界。前世のあの現実とはそもそも世界が...次元が全く異なっている。果たして元のあの現実世界に干渉など――

「......いや。やるんだ。俺は今や何でも出來るようになった萬能チート人間。普通の人間だったらできないことでも、俺ならできるはずだ。

別の世界へ干渉する魔を、俺が創るんだ!!」

それは言わば次元魔。ワープホールか何かを、こことあの世界とで繋げる。誰も実現したことが無いであろう幻の魔を、俺が創り出してやる...!

全ては 俺の復讐の為に!!!

転生してから初めて、明確な目標ができた俺は、王國へ連行される前...冒険者を始めたばかりの時振りに、生き生きと行した。誰かに強制されてやるのと自分の意思でやることがこんなにも違うなんて!忘れていた、この久しい覚。

何年経っても、俺は飽きることなく研究と開発の毎日を過ごした。

その間も、前世でつけられた傷は癒えることはなく、その傷をつけたあいつらへの復讐心も消えないままでいた...!

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