《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》7-1
対象 青山祐輝
殺した瀬藤やⅯバーガー店で絡まれた男二人に言われたことなんだが、俺の顔年齢は、結構若く見えるらしい。転生してからの今の年齢は24~25才なのだが、中年層やちょっと年上の人間たちからみると、俺は大學生あるいは高3くらいに見えるらしい。
これは生前の頃もそうだったようで、仕事してた頃も新しくってきた年下の奴からタメ語使われて苛ついたことが何回かあった。異世界でもガキガキと言われてクソ冒険者どもから舐められてたな。全部この顔質のせいだ全く...!
(――でも、私は友聖のその整った顔、可くてカッコいいって思ってるよ!目がし怖いけど、イケメンの部類にってると思うなぁ)
......ついでに余計なことまで思い出しちまった。もうこの話は終わりにしよう。
昨日は清水博樹への復讐を遂げ......まぁゴミ2を処理して、Ⅿバーガーを堪能したってところか。
―――今日はガンガン復讐するぜ!!
Advertisement
時刻は午前8時。今日も平日なので世の社會人は出勤しているところか。復讐リストに載ってる奴らの同行は筒抜けであるので、ここからいちばん近くにいる奴を次としようか。
ノートを広げて一覧を確認する。そして......
次の標的を決めた俺は、早速家を出てソイツのところへ向かった!
*
「おいチ〇デカー。お前だよ杉山友聖。チ〇デカ!」
「......黙れよ。クソ、がぁ!」
「ほんまのことやろーがクソチ〇デカがwwこの―」
「俺を!!そんなふうに呼ぶんじゃねぇ!!!」
直後取っ組み合い、だが転がされたのは俺だった。やはり俺は多數には未だ勝てないでいるレベルだ。
「本當のこと言われて切れるとかマジ笑えるわーこのフランクフルト野郎w」
「ほんそれなww」
俺のことをあんな侮蔑で...それも子もいるところでも最初に呼ぶようになった――青山祐輝《あおやまゆうき》。野球部だった。
その青山に乗っかってし呼び名を変えて、でもそこに明確な悪意を込めて俺を侮辱しやがった――井村遼《いむらりょう》。同じく野球部。
Advertisement
野球部でもう一人俺をげた男がいたが、そいつはこの二人以上のことをしやがった主犯者だ。後のエピソードで挙げるとしよう。
とにかく青山・井村......このゴミカスどもは、俺の部位を貶して馬鹿にして、不快極まる蔑稱をつけることで俺を辱め、害してきた。きっかけは小學6年生のスキー実習行事の風呂時間だ。當時自覚が無かった俺は何の躊躇いも無く全で風呂場へ。そこに青山が俺のアレを目にした途端...
「うっっっわ!杉山のソレのサイズ何!?デカ過ぎない?キモぉww」
それを聞いた他の生徒らが俺のアレを目にして笑いやがった。そこまで反応するものなのかと他の奴らのアレを見てみると、小さい。おかしいのは俺だったみたいだ......當時は。
「デッカwキモww杉山のソレ、キモ過ぎww」
青山の侮蔑が込められた発言に他の生徒も俺をおかしなものを見るような目を向けてきた。後にめの主犯格となる川路、本山、前原なども小學校卒業するくらいまでは俺の間部のことで馬鹿にしやがった。
全部、青山祐輝のせいで...。
「チ〇デカ!チ〇デカ!チ〇デカ杉山!!」
「......!!(無視してもこれだ...殺したい)」
この頃から青山祐輝に対する殺意のボルテージは頂點に達しようかというレベルだった。男のシンボルが大きいことは、大人世代になると卻って憧れの対象になってくるものだ(偏見)が、ガキ世代にとってはソレは異混として認識される、珍妙なものと見られるようだった。
今にして思えばむしろ誇ってみせて聞き流すのが最善策だったと思うが、當時の俺にとっては堪え難い屈辱であると捉えてしまった。あの時青山やめ主犯格どもだけじゃなく、他の多くの生徒からも驚きと異を見るような目を向けられたのだ。ああやって多數の視線に曬されたことで、“おかしいのは俺なんだ”――と、思い込んでしまったのだ。
あの出來事があって以降、高校生になるまでは自分の局部の大きさをコンプレックスとして捉えてしまった。そう思うべきじゃないのにそうなってしまった。
全部、全部全部あのクソ野郎が騒いだせいで...!
中學に上がっても、青山による侮辱は止まなかった。そのせいで、中學から一緒になった...青山と同じ野球部の井村遼が、奴が俺をそう呼んで馬鹿にしているのを見て悪ノリするようになり、いつしかあのカス野郎も俺の間のことで馬鹿にするようになった。
井村遼に至っては、俺のアレを見てすらいないのに、勝手な憶測で俺のアレがデカいだのあり得ないだのとホラを吹いてるようなものだ。だが時期が悪かったせい(めの件で)か、周りの生徒どもはそんな俺のことをただ面白がって囃し立てるクズもいた。子生徒には変な奴を見る目で見られるなどマジで嫌な思いをさせられた。
「おいフランクフルト。お前のは挽きか?ジューシーか?wwなぁ―」
「黙れよクソ野郎...!」
「痛っ!?おいおい、暴力は無いんじゃないのー?みんなー!杉山が暴力ふるってきたでー!?」
めで心に余裕が無かった俺は、井村の易い挑発とクソ絡みに短気を起こして制裁という名の暴力を起こした。教師に注意される(悪口言われたこと言っても大して効果無かった)し、井村を毆った報復とかでで青山や本山から暴行をけた。
人の尊厳を傷つけて何がそんなに楽しいのか...。いや、あいつらは人を傷つけること、辱めることを悅楽と捉えているのだろう。その標的を俺に絞っただけだったのだろう。
俺が本格的にめられるようになったきっかけは、ある意味では青山祐輝だった。赦さない......絶対復讐する...!!
井村遼......お前も赦さない。お前は俺の勉強の道を妨げたという大罪がある。
中學2年から俺は塾に通った。めが原因で績が學年で下位に落ち、このままでは進學が危うくなったからだ。おで績は何とか持ち直した。
が、ここでも俺は理不盡な目に遭うことになる。
「あ...ジューシーフランク!いや挽きフランクか?なぁww」
「......いい加減にそうやって俺を貶してんじゃねーよ、このクソガァ!!!」
3年になった春に、よりにもよって井村遼が俺が通ってる塾にって來やがった。そして學校と同じように、塾生たちの前で俺を蔑稱で呼んで侮辱して笑いものにして...!!中には俺のめられ事を知っている生徒もいたので余計に腹を立たされた。
そして度重なるストレスによって、メンタルが未な中學生だった俺の堪忍袋は完全にキレて、場所と人目憚らず暴れてしまった。何も知らない奴らからにしてみれば、些細なちょっかいが原因で暴力に走った危ない年に映ったのだろうな......俺はそのせいで塾を辭めさせられた。俺を侮辱したあのクズ野郎は辭めさせられたりはしなかったくせに、俺が悪者扱いかよ...!
そして俺をさらにぶち切れさせたのは、後日あのクソ野郎に「自分が悪かったごめんなさい」的なことを言わせるべく、聲を大にして謝罪を求めさせた時のことだ。憤怒の表で、本気の言葉をぶつけた俺に対するあのクソ野郎の返事は――
「は?冗談で言ってたことを、何マジになってんの?馬鹿じゃねーの?フランクフルトwww」
「―――――殺す」
そうやって俺の心を傷つけて嗤いやがる。そのクソ面に拳をぶち込む。俺が悪者になる。で、報復だと言って主犯連中から暴行をける。俺は許されずあいつらは許される。意味が分からない世界だここは。
井村遼。お前はクズだ。軽い気持ちで他人が悪意持って言ってることを同じように真似て唱し、嫌がってるにも関わらず繰り返し、周りに面白がって拡散させネタにしてさらに面白がる。
対象が俺だから、何でも言っていいと思い込んでやがる、無責任に下らない悪意をばら撒きやがる。
で、こっちが本気でぶち切れて止めろとんだら、「冗談だから」「本気で言ったわけじゃないから」などと自分は悪くないと主張して罪逃れしようとしやがる。そしてそれを許容する有象無象ども...!
あり得ない。信じられない。どうしてこんなことが赦される?冗談で人を傷つけることが野放しにされている?
その下らない冗談に本気で傷つけられる人がいるということを本當に理解していない......そもそも理解しようとすらしていないんだな?
軽はずみな発言・その場での悪ノリ・無責任な囃し立てetc...ガキも青年も大人も中高年も、どいつもこいつもそういうことを何も考えずに平気でしやがる。その“些細”で深く、深く傷つく人間のことを知ろうともしないで。真剣に考えようとしていないのだ。部外者だから、無関係でこっちには何の危険も無いから。
だから俺が傷ついて苦しんでる姿を見ても、そうやって笑いものに仕立てて嘲笑いやがるんだ...!本気で嫌がってることに気付かずに冗談だと捉えて全員マジになってくれないんだ...!
これをめと呼ばずして何と言うのか!!?
だから絶対に赦してはいけない。その被害者だった俺が言うのだから間違いじゃない。復讐するんだ......正當な制裁を下すんだ...!!
「―――分かったか?俺がこうしてお前を正當に痛めつけて苦しめることが、理不盡でも何でもない...當然のことだってことが―――青山祐輝」
「が......ぼがっ...!」
顔面だらけになって苦しそうに呼吸する...青山祐輝の頭を鷲摑みにしながら、俺は冷淡にそう告げた。
俺たちの足元には、奴の汚い溜まりができていて、周辺はんな奴ので真っ赤になっていた―。
「魔物になったので、ダンジョンコア食ってみた!」 ~騙されて、殺されたらゾンビになりましたが、進化しまくって無雙しようと思います~【書籍化&コミカライズ】
ソロでCランク冒険者のアウンはその日、運よく発見したダンジョンで魔剣を獲得する。しかし、その夜に王都から來たAランク冒険者パーティーに瀕死の重傷を負わされ魔剣を奪われてしまった。 そのまま人生が終わるかと思われたアウンだったが、なぜかゾンビ(魔物)となり新しいスキルを獲得していた。 「誰よりも強くなって、好きに生きてやる!」 最底辺の魔物から強くなるために進化を繰り返し、ダンジョンを形成するための核である『ダンジョンコア』を食い、最強を目指して更なる進化を繰り返す。 我慢や自重は全くせず無雙するちょっと口の悪い主人公アウンが、不思議な縁で集まってきた信頼できる仲間たちと共に進化を繰り返し、ダンジョンを魔改築しながら最高、最強のクランを作ることを目指し成り上がっていきます。 ※誤字報告ありがとうございます! ※応援、暖かい感想やレビューありがとうございます! 【ランキング】 ●ハイファンタジー:日間1位、週間1位、月間1位達成 ●総合:日間2位、週間5位、月間3位達成 【書籍化&コミカライズ】 企畫進行中!
8 121【書籍化】生贄になった俺が、なぜか邪神を滅ぼしてしまった件【コミカライズ】
【書籍化決定】【コミカライズ決定】 雙葉社 モンスター文庫より 2021年6月30日 1巻発売 2021年12月27日 2巻発売 2022年6月30日 3巻発売予定←New モンスターコミックスより 2022年4月15日 1巻発売←New 漫畫アプリ がうがうモンスターより 12月29日配信開始 幼馴染が邪神の生贄に選ばれたことを知ったエルトは自分が身代わりになるため邪神の元へと向かう そこで邪神と対面をしたのだが、生まれ持った『ストック』のスキルが発動し邪神の攻撃を切り抜ける カウンター攻撃で邪神を滅ぼしたエルト。邪神が貯め込んでいたお寶と【神剣ボルムンク】を手に入れ街に帰ろうとするが、來る時に使った魔法陣は一方通行 仕方なく邪神の住み家から脫出して町へと帰ろうとするが、そこは故郷からかなりはなれた場所だった 彼は無事に町に戻って幼馴染に會う事ができるのか? ※ハイファンタジー2位・総合4位達成!(2/13 20時ランキング時) ※ハイファンタジー1位・総合2位達成!(2/14 20時ランキング時)
8 78仏舎利塔と青い手毬花
田舎ではないが、発展から取り殘された地方の街。 誰しもが口にしないキャンプ場での出來事。 同級生たちは忘れていなかった。 忘れてしまった者たちに、忘れられた者が現実に向って牙をむく。 不可解な同窓會。會場で語られる事実。そして、大量の不可解な死。 同級生だけではない。因果を紡いだ者たちが全員が思い出すまで、野に放たれた牙は止まらない。 ただ、自分を見つけてくれることを願っている。自分は”ここ”に居るのだと叫んでいる。誰に屆くでもない叫び聲。 そして、ただ1人の友人の娘に手紙を託すのだった。 手紙が全ての真実をさらけ出す時、本當の復讐が始まる。
8 124S級冒険者パーティから追放された幸運な僕、女神と出會い最強になる 〜勇者である妹より先に魔王討伐を目指す〜
ノベルバのランキング最高10位! 『ラック』というS級幸運の能力値を持った青年ネロは突如、自分のことしか考えていない最強のS級パーティ『漆黒の翼』からの戦力外通報を告げられ、叩き出されてしまう。 そんなネロは偶然にも腹を空かした赤髪の女神(幼女)と出會う。彼女を助けたことによりお禮に能力値を底上げされる。『女神の加護』と『幸運値最強』のネロは授けられた贈り物、女神とともに最強を目指す旅へとーー!! 勇者の妹より先に「魔王」の首を狙うハイファンタジー。 ※第2章辺りから急展開です。
8 177LIBERTY WORLD ONLINE
『LIBERTY WORLD ONLINE』通稱 LWO は五感をリアルに再現し、自由にゲームの世界を歩き回ることができる體感型VRMMMORPGである。雨宮麻智は、ある日、親友である神崎弘樹と水無月雫から誘われてLWOをプレイすることになる。キャラクタークリエイトを終えた後、最初のエリア飛ばされたはずの雨宮麻智はどういうわけかなぞの場所にいた。そこにいたのは真っ白な大きなドラゴンがいた。混亂して呆然としていると突然、白いドラゴンから「ん?なぜこんなところに迷い人が・・・?まあよい、迷い人よ、せっかく來たのだ、我と話をせぬか?我は封印されておる故、退屈で仕方がないのだ」と話しかけられた。雨宮麻智は最初の街-ファーロン-へ送り返される際、白いドラゴンからあるユニークスキルを與えられる。初めはスキルを與えられたことに気づきません。そんな雨宮麻智がVRの世界を旅するお話です。基本ソロプレイでいこうと思ってます。 ※基本は週末投稿 気まぐれにより週末以外でも投稿することも
8 74転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
自分が目覚めたらわけわからない空間にいた。なんか半身浴してるし、変な聲聞こえるし……更には外が囂々してる。外の様子がわかるようになると、なんと魔王と勇者が最終決戦してた。その場にいる自分ってなんなんだ? って感じだけと、変な聲の話では二人の戦闘でこの世界がヤバイ!? 止めなくちゃ――と動き出す自分。それから事態はおかしな方向に進んでいくことに!?
8 195