《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》12
「対戦相手やから、こうやってタックルして攻撃するっ!」
「っ、が...!何すんねんこのクソボケぇ!」
ガスッ「あ”...!?何やねんテメェ!雑魚が俺を毆りやがったなぁ!?」
「知るかクソが!いきなりど突いてきておいて、逆ギレしてんじゃねーよ害児が!!」
中村一輝に目を付けられたきっかけは、一年生の春、育の授業...サッカーの時間だった。奴は前の小學校でカースト上位に位置する不良だったようで、中學に上がってからもクラスでは逆らってはいけない系の生徒になり、完全にイキっていた。
そんな野郎がある日サッカーのゲーム中に、意味不明なことをびながら俺に悪意あるラフプレー...悪質タックルを仕掛けてきやがった。それにキレた俺は仕返しに奴の汚いケツに蹴りをれてやった。そしたら、自分から仕掛けてきた分際で、奴は逆ギレして汚い言葉をとばしながら俺に暴力を振るおうとした。その時の俺は適當に奴の足を払って転倒させて、後から來た教師によってこの爭いは終わった。
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だがこの件をきっかけに中村は俺を敵視し、本山や谷里ら、さらに仲が良い前原や小西ともグルになって俺のめの主犯者となった。
奴は一人では俺に毆りにかからないくせに、集団になると意気揚々と俺を毆り蹴ってくる...そういう卑劣野郎だ。
「へはははは!雑魚が、雑魚がぁ!雑魚のテメェがあの時生意気にも俺にたてつきやがって!!生意気なんだよテメェ!他のあいつらと変わらないキャラの分際でっ!俺にたてついて恥までかかせやがって!!オラっ!もっと痛がれやクソが!」
「ぐっ!あ...!ぐあ...!」
「えははははははは!!そうそう、テメェはそうやって俺ら勝ち組に甚振られてりゃええんじゃボケェ!」
「......一人では俺に勝てない分際が!雑魚は、お前、だ!この卑劣野郎が!!」
「あ”?黙ってろやクソがああああああ!!」
ボゴォ!「っ...!」
一対一だと俺に勝てないと心の底では分かっているからこそ、こうして仲間を集めて多數で攻撃しにかかる。こいつはそういう弱くて下衆な野郎だ...!
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「ははははははは!!オモロっ、おもろいわコイツ!一輝に毆られたその顔オモロすぎww」
そしてもう一人、俺をげるクズ...小西介。
當時のコイツは長150㎝臺のチビだった。だが奴のクソ我が儘思考とバックに中村や前原がいることがあって、好き勝手に振舞う害児となっている。中村と同じ不良グループとして毎日調子に乗っていた。
「ははは!そう言えば青山から聞いたけど、コイツ、チ〇デカ野郎なんだって?サイズがモンスターレベルだって?うわ~~キモぉww」
そして小西は、格が理由で中村よりも非力だ。だが悪口が隨分達者のクズ野郎だ。毎回教室で俺の悪口・デタラメな悪評を大聲で言いふらしていた。そのせいで、俺は學年では肩が狹い思いをして、嫌な視線を浴びることになった。
さらにはめられている俺に関わりたくないと、誰もが小西のクソみたいなノリを止めることはしなかった。むしろ井村や清水のように奴らに同調するクソ野郎どもが増えたくらいだ。
そして俺の悪運の酷さには底が無かった。3年生に上がるとその小西介と同じクラスになってしまった。當然奴の俺を貶して侮辱する活はエスカレートした。
清水の“鼻くそ騒”に反応しない奴じゃないあのクズは、清水以上に騒いで俺をさらに貶しまくりやがった。
ある時俺はブチ切れて小西を思い切り毆った。その後俺を待っていたのは、奴と仲が良い中村と前原、そして本山らによる報復という名の理不盡な集団暴行だった。
ガスッッ!
「鼻くそがぁ!クズが雑魚が!!殺すぞゴラァ!!」
ベキッ!
「キャラが俺らにまだたてつくんか!?ええ、杉山ぁ!!いい加減キモいんじゃオラぁ!!」
ドスッ!
「テメェは自分の鼻くそでも食って生活してろゴミが!!死ねボケ!!」
「づ......あ...!」
この一件があっても、あいつらは、何のお咎めもなかった。俺は全治1週間の怪我まで負わされたのに...意味が分からなかった。
後に、あいつらが罪に問われなかった理由が、前原優のコネによってのことだと知ったのは、高校へ進學して......そこでもあの3人と遭遇した時だった。
そう、この3人からのめは、中學では終わりにならなかった。績不振のせいで偏差値が低い高校しか進學できなかった俺を待ってたのは......また理不盡なめだった。
その主犯者は2名。中村一輝と小西介だ。前原優は、勉強ができる奴だったらしく、別のレベル高いところへ進學した。だがあの二人がいる限り、奴からもげられるハメに遭った。
放課後になると、前原が學校の近くに現れて、二人と合流して俺をまたげてきた。暴力は當たり前、ボコボコにされた俺の無様な負け姿を撮影してネットに曬したり、私をぐちゃぐちゃにしたり、タバコをに押し當てたりなど、より酷く過激なめをけた...。
「あ、あ”あ”あ”あ”あ”あ”...!!」
「「「ぎゃはははははははははは...!!」」」
6年間俺の學生生活は...主にこの3人によって汚され踏みにじられて、思い出したくもない最低最悪なものとなった...。それが原因でロクな將來しか築けず、失敗して壊れて...死んだんだ。
俺の人生を潰しやがったこいつらだけは、絶対に赦さない、復讐する!
*
「ぐはっ!おえ...!」
「あぢぃ!!あんだこれはぁ!?」
「おい水だ!火がついてる!!」
発の火をくらってパニックを起こすクズ3人を暫く眺めてから、俺はゆっくりと奴らに近づき......
「水ならここにある...ぜっ!」
「「「ごばぁ...!?」」」
3人全員を囲むサイズの大きな水の牢獄を瞬時に発生させて水中に閉じ込めてやった。水の無い所でこの規模の水を発生させた俺は、火で騒いでいたこいつらが今度は水で溺れて藻掻いている様子を10秒くらい笑って観察した後、魔を解いて3人を解放する。ここで殺すわけがない。これはほんの前座だ。
「ったく、喫煙所外でタバコ吸いやがってヤニカスどもが。俺が消火活してやったぞ。謝しろ」
數秒間水で咽た3人のうち、前原優が最初に俺に怒聲を浴びせる。
「お前...誰や?いきなりこんな......意味分からないことしやがって!何なんだお前はぁ...!?」
そう怒鳴りながら前原が片手を後ろにして端末で何か作しているのを、俺は見逃さなかった。アレは攜帯電話とかスマホとかじゃない...警察に通報したわけじゃないみたいだ。奴の格から考えられるのは......お仲間を呼んだってところか。
「俺だよ俺。杉山友聖だよ。六年間お前らに理不盡にげられた...おそらくお前ら三人のいちばんの被害者だよ」
「何...杉山だと?...............杉山、友聖か!?」
「そうだよ前原......お前とは小學の頃から一緒だったよなぁ?九年間同じ場所で勉學をけた者同士、だ」
俺のことを思い出したことで驚いて聞き直す前原に、俺は鷹揚に頷く。
「はぁ...?優、このクソガキと知り合いなんか?」
「.........信じられないが、あいつだ。杉山だ。ほら、中學・高校一緒だった...」
「あ?............あ!あいつか!?俺らが潰したあの――
ドゴン!――づあ”!?」
「はい小西君正解。隨分背がびたな?検索してなかったら誰だか分からなかったぞ」
俺がどんな奴だったかまで口に出して答えた小西に褒に拳の一撃を腹にくれてやった。5m程吹っ飛んだ。
「「な...!?」」
小西のやられように殘りの二人は呆気に取られる。それを気にすることなく俺は一人でに語り出す。
「いや~~~あの頃とちっとも変わらず、お前らはずっと悪どいことをしては巧妙に警察から逃れてのうのうと暮らしている。あの頃のお前らを害児と呼ぶなら......今のお前らは老害だな?人を陥れて辱めてげて、奪っていく。そんな最低蛆下衆糞ゴミクズ、生きる価値無し、この國には要らない汚が、お前らだよ」
「あ...?何言ってくれてんだテメェ、おいゴラ」
俺の罵詈雑言に中村が額に青筋浮かべてガンをとばしてくる。それに対して俺は鼻で笑ってやった。
「聞こえなかったか?お前らは歩く害悪だって言ったんだよ?他人を害することしか出來ないお前らクズ3人は、この俺に今から復讐されるんだよ。學生時代にけために対する復讐だ...!」
「さっきから意味不明なことをベラベラと...!これだけは分かるぞ?テメェは俺らを馬鹿にしてるってなぁ!殺す......」
「待て一輝。さっきの見ただろ?介を吹っ飛ばす腕力がこいつにはある」
俺の挑発にキレた中村だが、前原が冷靜に待ったをかける。
「じゃあどうすんだよ!?こいつを見逃すとかあり得へんぞおい!」
「こいつを甚振るのは俺らじゃない......ほら、來たぞ」
「......おお!いつの間に!」
前原が後方に視線を向けたと同時に、何やら黒い車やバイクがいくつも向かってきて、數十人の黒服やチンピラが出てきて俺を囲んだ。
「へぇ~~~高校でお前が言ってたボディーガードや暴力団の連中か。こんな奴らをたくさん雇ってるとか、本當に金持ちなんだ?」
「余裕かましてんじゃねーぞ杉山ぁ。俺らにたてついて......しかもあんな目に遭わせて...!ここは學校じゃねーんだ。今度は、生きて帰さねーからな...!!」
ヘラヘラ笑う俺に対し前原は怒りの形相で連中を示して脅してきた。......そうだなぁ。まずは俺とこいつらとの明確な力の差ってやつを思い知らせてあげようか...!
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