《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》13-1
対象 中村一輝
「やれぇ!手足を潰してけなくなるくらいまで痛めつけろ!止めは俺らがやる!!」
前原がそう命令すると同時に、鉄パイプやナイフと手にしたチンピラどもがまず勢いよく突進してきた。
「あーあ~~。大人數でそんな武持って突っ込んでくるのはダメだろぉ~~。そんなことしたら、さぁ!」
チンピラどもがぶつかってくる直前、俺は地面を強く蹴って、瞬時に真上へ跳んだ。突然の回避にチンピラどもはもちろん対応出來るはずがなく、勢いそのままお互い武を構えたまま......
「「「ぎゃああああああああああああ!!!」」」
囲んで突っ込んできたチンピラどもは、互いの武...鉄パイプやナイフ、木刀なんかをモロにくらう羽目に遭い、自した。
「集団で一人をボコる時は、ただ囲んで突っ込めば良いってものじゃない......まずは敵のきを封じるべく押さえ込みに行かなければならない。中學や高校の頃はよくそうやって俺をけなくしてたよなぁ前原くーん?」
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「ぐ...!馬鹿かお前ら!!考え無しに突っ込むな!まずは杉山のきを止めろ!!」
「でもな。俺に限っては、どんな作戦も意味無ねーんだわ」
“筋力作” 筋力を本來の強さに回帰。
ブンッ!!「「「「「ぐぎゃああああああああああ!!!」」」」」
久しぶりに、自分のフルパワーを解除して、鋭い蹴りを放った。その風圧だけでチンピラどもは宙に舞って戦闘不能。蹴りをモロにくらった奴は、首が吹っ飛んで、腹に風が空いて、上が分斷されたりと、即死した。こいつらは復讐対象でも何でもないただの蟲けらだし、さっさと殺しちゃおう。
「な...!?え.........」
「そんな、噓...やろ...?」
中村と前原は俺の異常な力を目にして狼狽する。無理もない、こんなの漫畫や特撮か何かでしか見たことない...実際こんなことが出來る人間なんて存在しない、それが常識だって確信しているのだろうから。
「でも殘念!これは現実だ!ほらこうやってお仲間どもが無慘に殺されてるだろ!?」
ゴウッ!ベシャァ!!
ブォン!グチャァ!!
ズドドドドドドドド!!!ブチャベチャゴチャァ...!!
腰をしっかり回転させての剛腕ストレートパンチ、全の筋を使った回転蹴り、一撃一撃に全力と殺意を込めたラッシュ。俺を囲んでいた敵どもはたちまちと化して斃れていく。と片が飛び散っていく慘狀を目にした生き殘りのチンピラと黒服どもはすっかり戦意を失くして、恐怖に震えて俺から離れていく。
しかし一度敵意を以て俺の前に立った以上、戦意を失っていようがそれらを逃がしてあげる程、俺は甘くはない。
「こらこら。ちゃんと最後まで戦いなさい...っと!」
ズパン!ドゴォ...ン!!
「「「「「あぎやああああ”あ”あ”あ”あ”あ”...!!」」」」」
どデカい風の刃を飛ばして連中の首やを切斷したり、大規模の火炎弾を投下して消滅したりと、あとは広範囲の殺人魔を適當に撃って殺した。これで前原が寄越した刺客は全滅したみたいだな。久々の全力運が出來て楽しかったぜ!
「ば、化けだ...!殺される......う、うわああああああああああ!!!」
中村がさっきまでの態度から一変して、俺を恐怖して悲鳴を上げてここから逃げ出そうとする。が、すぐにその進行は妨げられる。見えない壁にぶつかった中村は、鼻を出してやや吹き飛んだ。
いつもの結界を張って、さらには前原と小西の全を鎖で簀巻き狀に拘束した。今回は3人いるからな......順番に復讐して回らなければならないから、殘りはこうやって邪魔されないよう拘束しておかなければな...!
「というわけで、まずはお前からだ......中村一輝君」
「ひっ!あぁあ......來るな!!來るんじゃねぇ!!」
追い詰められてヤケを起こした中村は、俺に毆りかかってくる。ハッwwあの時と同じだ。一人だとこいつは本當にただの雑魚だ。何の脅威も無い、ゴミクズ野郎だ。
とんできた拳をしっぺの要領で叩き落とす。それだけで奴の手首が砕ける音がした。
「ひぎぇあああああああああ!!?」
たかが手首が壊れたくらいでいい年こいた男がけなく絶する様は小そのもの。俺はあの6年間、こんな小で雑魚で卑劣野郎にげられていたのかと思うと、激に駆られてしまう。こいつには思いつく限りの拷問で苦痛を與えなければダメだ。
「分かってても......ああダメだ。お前を前にすると、今すぐ死に変えたくて堪らなくなるっ!!」
ズバァン×5、ザクザクゥ!!
「い”や”あああ”あ”あ”!!腕がぁ腳がぁ!!腹を斬られたぁ!おぇっ、し、死ぬ、ぅ...!!」
気が付くと中村の全をやや深めに斬ってしまっていて、をたくさん流させてしまっていた。慌てて治療して出を止める。
ダメだダメだ......もっと冷靜に怒《いか》るべきだ。コイツを如何に地獄を見せて殘酷に殺すのかを考えながら怒るんだ。頭の中までに染めてはいけない......よし、もう行ける。
「あっ、えああ......!ご、ごめんなさい。ごめんなさい...!」
「......何への、ごめんなさいだ?」
「ひっ!?その...舐めた態度取って、口きいてすみませんでしたっ!もうしません、ごめんなさい...!」
ガタガタ震えるこのキモいおっさんを冷徹な目で見下しながら、俺はため息を吐く。
「お前さぁ、俺がどうしてこういうことしてるか分かってる?前原、そして小西もだ。俺さっき言ったよね?復讐するって。つまりそういうこと。お前らには強い恨みがあって、殺したいくらいの憎悪を抱いているわけ。だから謝罪とか、そーいうクソみたいな言葉は求めてねーんだよ」
「う、恨み?憎悪?復讐?.........あ、ああ...!」
「そうだ、お前らが俺にしてきたこと、思い出したよな?6年に亙ってお前ら3人中心に俺を理不盡にげてきた。そのせいで俺はロクな人生を送れなかった。進學できず、ロクな雇い先しか見つからず、心とが潰れてしまった!お前らからけた傷は!とても深く深く、人生を狂わせる程だった!!」
「ひぃいいいいい!!」
「う...ぐ!」
「う、あああ...!」
俺の怒りのシャウトに、中村はビビりまくり、前原はに覚え有りといった様子で閉口し、小西も同様に思い出して顔を蒼褪めさせている。
「お喋りは以上だ.........“苦しめ”」
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