《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》19★

対象 上方逸樹

「ふ~~食ったぁ...」

計1萬円分もの壽司を平らげて一息つく。日本食はここに戻って來てからはほぼコンプリートした。大トロよりも中トロの方が、中トロよりもサーモンが好きなタイプの俺はほとんど同じネタを食ってた。因みに場所は、廻らない高級壽司店。板前は俺の食いっぷりに啞然としてたが特に突っ込んではこなかった。むしろ嬉しそうにしていた。

こういう人間こそ生かしておくべきなんだ。面白がって人を傷つけて辱める奴・喫煙所外で喫煙するヤニカス・通ルールとマナーをロクに守らない奴なんかは全員死ねば良い。

まぁ...そういう線引きは、復讐完遂後しっかり行うつもりだ。

今回珍しく外食しに來たのは、々理由がある。一つはこういう壽司は現場で食うのが一番味いからだ。出前も味いのは味いのだが、なんか足りない気がする。やっぱ壽司は握りたてが一番味いね。

もう一つは......これから復讐しに行く奴が近くに住んでるってことで。そいつが帰る頃をここで待ってたってわけだ。ずっと待ちながら食ってたから1萬円以上も払うことになったが、金は無限にあるから構わない。

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(そろそろ......帰ってる頃か)

店を出てそいつの自宅へと向かう。中村と小西と一緒になって俺の未來を潰したお前にはそれ相応の罰を與えてやるぞ............

上方逸樹《かみかたいつき》...!!

「おい杉山、お前中村と小西にめられてんだって?その理由が、お前相當クズなんやってー?」

「何言ってんのお前?クズはあいつらやろうが...!こっちは理不盡にめをけてきてんねん。それなのに、誰も俺を味方する奴はいない...」

「そらそうやろ?そうやって人のことをクズって呼んでる時點でアウトやろー?まずはそういうところから治さなアカンとちゃうの?」

「いや、いやいや。違うだろ。俺を面白がって暴行するような奴らをクズと呼ばずして何て呼ぶんや、ええ?ふざけんなっ!!」

「うわぁ......ホンマにコイツ悪い奴やなぁ。いきなり怒鳴るとか。そうやって他人のこと悪く言ってるからめに遭うんやろーが、あーあ」

「お前まだ言う......(ざわざわ、ひそ...)...くっ!」

上方と口論した場所が悪かった。他の生徒がいる教室で、実際に人の悪口を言ってしまった俺が悪だと、周りはそう思ってしまうのは當然だった(それもそれでおかしいはずだが)。

そして後で気付いた......クラスで孤立させることが、上方の狙いだったってこと。

野球部の坊主頭野郎の奴は、中村たちと仲良くなりそこで俺のことを聞いて、運悪くも格がゴミクソの奴は面白がって俺のめを見してやがった。

「ははは!オモロっ!実際に人がめられてるところ見るの初めてだけど、オモロいもんやな~~wwいいぞーもっとやれー!」

上方はクズだ。最低な趣味をしてやがる。人がげられてるところをただ面白がって見するのが大好きな、最低下衆な傍観者だ。本當に反吐が出るくらいに最低だ。

高校では主にアイツが俺の醜態をネットにばら撒きやがった。代わりに自は手を汚すのを防ぐべく暴行には加わらなかったのだが、いずれにしろ奴はめに加擔したと言って良い。

高校でのめの主犯格にお前もってる......絶対に赦さない、ぶち殺す...!!

「清水や井村らと同じように、自分もめの被害に遭ってみようかここで~!なぁ上方くーん?」

ドガッ「ごぇ...!?」

上方の自宅に侵するなり、重力を作して奴を床に叩きつけた。そのまま床に這いつくばらせた縛り付ける。訳が分からない様子のままでいる上方に、自分が今何故こういう目に遭ってるのかを分からせるべく頭にれてあの時の出來事を思い出させてやる。

「あ.........まさか、杉山、友聖...!?本當に杉山がここに...!?」

「ああ。高校振りだなぁ。今ので分かってると思うが、お前に復讐しにきた。今度はお前が、あの時の俺の立場になる番だ...!」

そして數分間、あの時俺がけた暴行と同じように上方を甚振り続けた。顔面・腹・背中・指先・腕・腳・頭に拳と蹴りをれて、全痣だらけにしてやった。

暴行をけている間の上方は、ただ止めてといった言葉を吐くだけだった。まるでめをけている弱者であるその様を、俺は面白がって見下していた。

「どうだ?これが俺が味わってきた痛みと屈辱だ。お前が嗤って見ていた俺は、3年間ずっとその苦痛をけてきたわけ。俺もさっきのお前みたいに止めろって言ってきたのに、あいつらは止めることなく俺をげてきたっけ。そしてお前はそんな俺をずっと嘲笑ってきたんだ...!自分は安全で害が無い場所でゲラゲラ嗤ってくれたなぁ?」

「ご、ごめんなさい...!反省してます、赦して...!」

痣だらけになって歯もいくつか折れた無様な上方は、ひたすら恐怖していた。なんて小心者で、折れるのが早い貧弱野郎なんだ。こんな奴に嗤われてきたのかと思うと苛立ちが増してくる。

「あ~~~~ホンマ苛つくわっ!!お前みたいな最低クソ野郎なんかにずっっっと嗤われてげられてきたと思うとさぁ!!ホント何だったんだよお前さぁ!?俺を傷つける為に生まれてきたような人間か?だったら俺自がこうやって処分しないといけないなぁ!!」

そう言って上方の手足に五寸釘を深く、深く突き刺す。けない悲鳴を上げる上方にさらに暴力を振るう。今回はひたすら毆って蹴ってこいつを甚振ろう。こんな奴に魔使うのすら億劫だ。俺自の腕力で、コイツを地獄に落とそう!

さらに1時間以上は、上方を一人リンチし続けた。意外に良いもんだった。こうやって力一杯暴力振るうことで、あの3年間のクソッタレな思い出が浄化されていく気がする。泣きぶ上方の顔を見るとより一層実できた。

「あ”っばがっごぇえ......もう、赦してっぐだざい...!!」

「いや赦す選択肢とかねーから。お前は死ぬまで俺にげられ続けるだけだっての」

ボキィ!「ぎゃああっ!!おっ、俺だけじゃなかったはずだ!杉山がめられてたところを面白がってた奴は他にもいたはずだ!たしか......井原っ!そうだ井原和磨!!あいつも杉山のこと笑って見していた!だから......そいつへの復讐で、もう赦して......」

「ああ憶えているさ......井原っていうクソ野郎のことも。言われずともアイツも殺しに行くぜぇ?といっても、アイツはせいぜい見していただけ。めのところを撮影してんなところに報をばら撒いたお前の方がよっぽど罪は大きいから、お前はこのまま殘酷に殺すけどなぁ!」

「そ、んなあああああ...!!」

「このまま毆り殺そうかって考えてたんだが、もう飽きたわ。後は適當に燃やして殺すことにするわー。お前相手に時間使うのが馬鹿らしく思えてきたわ。もう後は勝手に死ね」

上方と上方の部屋にオイルを雑に撒いて、適當に火をつける。

「まっ、待ってくれぇ!!助けて......解いて!死にたくない!頼む、頼むううう!!」

「知るか馬鹿、早よ死ねや」

「......!!俺たちは、クラスメイトだったろぉ!?めは悪かったって思ってるけど、殺すごど、ないやろうがああああああああ!!!」

ヤケになって怒聲を上げた上方に、俺はこいつ何言ってんだ的な顔を向ける。

「お前......3年間クラス同じじゃなかったじゃん。お前が勝手にやってきて糞絡みしてきただけじゃん。つーかクラスメイトだろうが関係ねーって言ってんじゃん。復讐なんだし。じゃあさっさと燃えて消えろ」

そう吐き捨てて上方の家から出て行く。數秒後、上方の斷末魔のびが中から聞こえてきて、思わず笑った。

「さぁ......學生時代の復讐対象はあと一人。アイツには特にエグい復讐方法で殺すとしよう...!楽しみだァ!!」

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