《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》20-3★★
*人によっては糞に思う展開あり。
「いやああああああああああっ!!」
「大志、大志いいいいい!!」
リビングには二人の絶が響く。首を刺された大志は、の泡を吹いたのち、數秒で死んだ。
「「あああああ...!!」」
谷里と瑞希は今も慟哭を上げているのに対し、明里は聲一つ上げず、ただ目を見開いて兄の死を眺めていた。ショックのあまり聲も出なくなったか。
「谷里、お前の家族は......お前が不幸と絶のどん底に落ちる為の要因に過ぎねーんだよ。こうやって、積み重ねてきたものを目の前で一気に全て潰して奪って灰にする。お前にとってこれ以上ない復讐方法が実現できそうだ!ありがとうな、こんな素敵な家族をつくっていてくれて!おでお前を今まで以上に殘酷な目に遭わせられるんやからなァ!あはははははははっ!!」
「杉、山...杉山ァ!!」
「あーーーーっはあははははぁ!!そうそう!こういうシチュエーションをずっと待ってたんだ!お前のそのキモい顔をさらにキモく歪ませることをなぁ!」
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哄笑しながら今度は大きな首切り包丁を創り出して肩に擔ぐ。瑞希と明里を近くに並べる。
「おい......おい待て。待て待て待て待て待て待て...!どうするつもりや!?止めろ、止せ...!」
「この二人には謝しなきゃなぁ、谷里、お前がそうやって今も顔を苦痛に歪ませる程に、二人を大切に想ってるんだなぁ?いやぁ.........殺し甲斐があるわマジでぇ」
「頼む...!もう止めてくれ!俺が悪かった。中學のことはマジですまねぇ!!ごめんなさいっ!!こ、殺すなら俺だけにしてくれ。俺が憎いなら俺だけを殺せば良いはずや!だから二人を解放してくれ!!」
態度を変えて谷里は俺に制止するよう懇願する。自分を代わりに二人を見逃してほしいのだと。俺は冷たい目で、馬鹿にした笑いをらす。
「聞いてなかったのか?俺はお前がいちばん絶するような復讐法を実踐するって言ったんだ。それがこいつらを殺すってんだ。というかさぁ、あれだけ理不盡に人の人生滅茶苦茶しやがった分際が、自分の都合通りに助かるとか馬鹿じゃねーの?」
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「それは......分かっとる。俺がお前にどれだけ酷いめをしてしまったのかを。俺のせいでお前の學校生活を臺無しにしてその後の人生に支障をきたしてしまったんかを...。だから、ここは俺のと大志の命で引いてくれんか...?」
「分かってねーだろ?お前の要求は通らねーって言ってんだ!つーか通させねー!俺が過ごすはずだった...過ごせたはずだった青春を、時間を楽しみを...踏みにじって灰にさせたのはお前らだ。しかもお前らはそれが悪いことと自覚したうえで面白がって罪を犯してきた。
お前らにとってはその時限りで終わって、後は無かったことにして忘れようとまでする。対して俺はどうだ?あの傷はずっと殘ったままでいる、癒えることは決してない。お前らに対する憎悪と殺意は昔以上に強くなっている。
以前殺した前原らにも使った言葉をまた言うぞ...お前らが幸せだと、俺が幸せになれねぇんだよ。前に進めない。お前らが絶に染まり殘酷に死んでくれない限り俺は幸せになれない...時間が止まったままだ。永久に俺の時間は進まなくなる...」
だから...と続けながら包丁を両手持ちに構える。
「この復讐を以て俺は前進する...!」
止めてくれと未練がましくぶ谷里を無視して、包丁を振りかぶる。その作の最中、今度は瑞希が口を開いた。
「お、お願い!私だけにして。この子は......明里だけは止めて、止めて下さい!明里だけは、見逃して下さい...!」
「お母さん...お、父さん......」
明里は未だに上手く話せないでいる。が、その目からは涙が流れていた。
「ぜ~~~~んぶ、あの男が悪いんだ。あの男が俺をげて俺をブチ切れさせて憎ませたから......お前らもこんな目に遭ってるんだぞ?」
「.........ぜ、ん、ぶ......お父さんの、せい...?」
掠れ聲で呟いたのは、そんな質問だった。谷里が絶したような顔をし始める。瑞希は嗚咽をらしてる。
「ああそうだ、全部、全部全部...谷里優人、君のお父さんが、君をこんな目に遭わせた原因をつくった。お父さんが、俺にこんなことをさせたのと同じなんよ。ほんっっっっっっっとに、ロクでもない酷いお父さんだよね~~~?」
煽るようにこの狀況を谷里のせいだと明里に教え込んでやった。明里は俺と谷里をしばらく互に見て、虛ろな目でこう呟いた。
「...............うん。全部、お父さんの、せい」
「―――――」
それを聞いた谷里の顔は......ぶふっwwダメだ面白すぎるwww人ってマジで絶した時はあんな顔するんだな?www
面白いを見て満足した俺は、包丁を橫に振るった!
「待て......杉山、待ってくれ止めてくれ!!おい頼む、止めてくれええええええええええ!!!」
「はい、乙ーー」
ザン......
笑いをらしながら、無慈悲に振りぬいて、二人の首を斬り刎ねた...!
「あ......」
ぼとりと二つの首が床に落ちるのを、谷里はしばらく呆然と眺めていた。そして――
「~~~~~~ぅあああああああああああああああああ!!あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!あああああああああああああ!!!」
遅れて醜い慟哭を上げた。
「―――あーーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!あ~~面白れぇ!マジ面白れぇ!!傑作だ!憎い奴の大切なモンをこうやって奪って消してやるのは!幸せが絶に塗り変わかった瞬間を目にするのは!ナニコレ?面白過ぎる楽し過ぎる快だわマジマジぃ!!」
対する俺は可笑しくてたまらないといった様子で大笑していた。他人が不幸になって絶する様はホントに面白い。の味なんてモンじゃない、最高級ステーキの味だね!?
「ねぇどんな気持ち?かつてめて完全に下に見てた男に家族全員の命を奪われてしまってどんな気持ちぃ?さっきまで幸せな日々だったのが、突然何もかも奪われて踏みにじられて消されてしまってどんな気持ちぃ!?プギャー、プギャーwww今のお前最高にキモーーイ!!」
絶に沈んだ谷里を嘲笑いながら重力の拘束を解いてやった。この後この男がどういったアクションを取るのかが見だからだ。しばらく慟哭していた谷里だったが、やがて立ち上がり俺を睨んで、中學のあの時のように毆りかかってきた。
「殺す!!殺してやるぅ杉山あああああ”あ”あ”あ”!!!」
そうそう...あの時もコイツは怒鳴りながらそうやって毆りかかってきて、俺は避けきれず頬にくらったんだっけ。そんで、毆り合って負けたんだ...。
が、今は――
ゴスッ「おぶぅ...!」
カウンター蹴りで簡単に返り討ちだ...!
「いいぜ、また毆り合うか...あの時みたいに俺を負かしてみろよクソが」
で......俺に一発もれられないまま、谷里は全毆られ蹴られ、汚いボロ雑巾のように倒れた。
「こっちは転生してから化けどもと戦ってきたんだ、ゴブリンにも劣るクソ雑魚のお前なんかゴミ同然、だ!」
ゴッッ 「あ”......ぐは...」
再度床に這いつくばった谷里の髪を摑んで顔面を床に何度も叩きつける。結界張ってるので誰も気付かない。
「さって......ここからはお前が俺にやってきたこと全部何倍もの苦痛にして返すとするか。お前だけは楽に死なさねーぞ」
「ず......ぎ、や.........」
「全部お前のせいだ。家族が失ったのは、お前が俺をあんな風にめたからだ。お前が俺をげなければ、あの3人は死なずに済み、今も娘の楽しい誕生日パーティーをしていたはずだ。お前が全部この狀況をつくった...!」
「あ......あ.........」
「後悔でも憎悪でも好きにしてろ。俺は気が済むまでお前を理不盡にげてやる......地獄に落ちろ、谷里優人――」
それからは、夜が明けてもずっと谷里を拷問し続けた。
飽きるまでリンチみたいに毆り蹴り続け、汚水や泥をかけるノリで硫酸をぶっかけたり、幻で神を何度も破壊したり、間をすり潰したり、熱湯がけと火炙りを互に繰り返したり、五を切り刻んだり、皮を全部剝いだり......一通りの拷問を終えるとまた最初から同じことを繰り返し、繰り返し繰り返し繰り返し...。
「ぎゃあああああ...!」
「殺してやる殺してやる――ぅあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!」
「いだい”いだい”いだい”...!!」
―――
――――
―――――
全て終わった頃には、リビングは4人...主に谷里の汚いに染まっていた。
「へ、へへへ...へあはははははははは...!ははははははははははははっ!!!」
原型を留めないくらいぐちゃぐちゃになった谷里の死を見下ろして俺は大笑した。気は晴れた。心が洗われた。今まででいちばんスカッとした復讐だった。憎い奴の大切なを目の前で奪い去る行為はホントに楽しかった。奴の絶した顔を見て幸せな気持ちになれた。
「これで......めの主犯格は全殺しにしたか。あとは、その他もろもろだな...」
結界を解除して生臭い部屋を出た俺は、殘りの學生時代の連中への復讐へ赴いた――
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