《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》25-1

帰宅後、引越センターへの復讐達を祝して酒盛りをしながら、復讐対象としている會社連中のリストを確認。主に殺したい奴は...二つ目の會社で4人、三つ目ので4人ってじだ。リスト以外にも殺したい奴は何人かいるから実質あと十數人ってところか。さっきの引越センターでも5人は殺したしな。

「...二つ目の會社――佐〇急便東大阪営業所は、主に年下の奴らを殺したいんだったよなー。あとは上司一人ってところか...。俺を理不盡にクビにした罪は死で償ってもらわなきゃな」

...それ以上に、あの3人にはさらに地獄を験させなきゃ気が済まねーのだが...。

「三つ目のとこは...俺が死んだ地域にある清掃會社だったな。次の復讐が終わったら、最初のアパート部屋に戻るとするか...」

酒を飲み終わった頃には、殘りの復讐プランを全て組んで、あいつらの殺し方をシミュレートしながら格ゲーして夜を過ごした...。

アー〇引越センターを辭めてから約1か月後、無気力のままんなとこで面接をけては落とされて落とされ続け、俺の生活は日を追うごとに荒んでいった。この頃から家族との仲の険悪さもさらに増していった気がする。同居しているのに會話は月に1回程度しかしなかったくらいだった。

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で、そんな荒んだ生活の中で次に見つけた勤め先が、日本で有名な宅急便會社でのアルバイトだ。そこでの面接なんだが...なんか面接というよりただの説明會だった。まるでることを前提としたようなじだった。前の引越センターと同じだ。面接らしいことをせず、仕事の大まかな容をビデオで説明して、後日仕事先に來いみたいなことを言って終わりだった。

だからこの時點で俺はここもアカンやつやと見切りをつけて退くべきだったのだが、収源を早く確保しておきたいという焦りがあって、結局社してしまった。

「杉山君やね?僕は営業所のバイト責任者の渡邊です。早速やけど今日ってもらうところは――」

最初の數か月はまぁ害はなかった。暑い中エアコンも無い作業場で荷を仕分けしてトラックに積む仕事は辛いものだったが、黙々と作業する系の仕事は、人と関わることが厭になった俺にとっては悪くはなかった。

が、どんな職種であろうと、こうして外に出て仕事する以上はどうしても人と関わることは避けられない。んな奴がいるんだ。無害な奴がいれば當然その逆もいるわけで......

「なぁ、えーと杉山さんだっけ?俺ら休憩るから俺の擔當場所での仕分けもよろしくー。......でさー」

「いやおい待てよ、里山...だったな。お前さっきも休憩行ってたやろ?作業中の途中休憩は2回まで。お前もう2回行ったやろ。つーか俺がこれから休憩行くからお前がここ殘れよ」

「は?何言ってんの。さっきのは渡邊さんからちょっと手伝ってしいからって呼ばれて離れただけで、休憩なんかまだしてへんから。というわけで頼みますわー」

「.........(ピキィ...)」

噓だ。ここからでも全の作業の様子が見えるようになっている。あいつが仕事してるとこなど一切目にしなかった。明らかに不正してやがる...。

俺がってから半年くらい経った頃、新しいアルバイトが4人ってきた。全員俺より年下の男だった。

その中でも俺が不快に思った奴が...里山浩基《さとやまこうき》だ。あいつは上手いこと仕事をサボる。しかも渡邊を始めとする正社員どもに取りって仲良くしてもいる。休憩中とかよく談笑しているのを目にする。

それだけで...アイツら正社員どもは、里山らを贔屓するのだ。俺がいくらあいつらの怠慢を報告しても聞く耳持たずで、仕事に戻れだのと言ってあしらわれてしまうばかりだった。

(またや......また俺に味方してくれないパターンだよ。仲が良いからといってサボりを大目に見るのはおかしいだろうが。あいつらのやってることは給料泥棒なんだぞ?ふざけんな...!)

やはりこの世界はおかしい。俺に対して都合の悪いことが起こり過ぎている。どうしてこうも俺に対して悪意が降りかかってくるのか。

「おはようございます」

「よう、坂本。今日はどこ擔當?」

「俺はな―――。ところで田原ー。今日上がった後どっか食いに行かね?」

「ええでー行こかー」

「.........(挨拶されたら返せよ。つーか俺にだけ挨拶してねーよなコイツら)」

完全に俺を舐めきっていて、タメ口利くし、禮儀も最悪だ......俺に対してだけ、だ。どうせ休憩のこととか、仕事態度を指摘したとかで逆恨みしてのそのクソ態度なのだろう。

どう考えてもあいつらに問題があるはずだが、気付けば何故か俺が問題ある奴として職場では認知されてしまっていた。誰ともロクに會話しようとせず、仕事の出來は大したことない、そのくせ文句を言ってくるとかで俺に対する嫌悪が広まっていた。

そして1年経った頃には俺はまた孤立していた。別にサボりとか無禮をしたわけじゃないのに、またしても“優しくない世界”が形されていた。

......そうなるように、里山らが仕組んだのだと、後から気付いた。

「杉山君。里山君らが言ってたけど、彼らの悪口ブツブツ言ってるそうやね?アカンよそういうの。言われた方は傷つくし、それを聞く他の社員も気分悪くするから」

「は?いや俺は作業中とかにそんなこと――」

「今後はそういうこと無いように。お互い気持ちよく仕事出來るように努めるように」

心の中では確かに悪く言ってたよ。だけど本當に口に出したりはしなかったわボケ。里山...あいつらがデタラメ言ったんだ。俺のありもしない悪評をばらまいて俺を貶めてやがるんだ。下らない逆恨みで俺を...!

學校のあいつらと同じことしてやがる。俺が気にらないからそうやって徒黨を組んで俺を排除しようとする。いちばん嫌悪して憎んでることだ。

で、それを指摘しても誰も俺の肩を持たない。それどころか俺が悪いと糾弾されて終わり。悪であるあいつらが庇われるんだ...。

ここでもそうだった。いくら言っても全員里山らの味方をしやがるんだ。どうせ...渡邊らも俺が気にらないから、里山らと一緒になってハブにして理不盡に貶めてきやがるんだ...!

そんなクソ職場に対する我慢の限界が近づいていたある冬の日......その時は來た。

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